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2004.03.23
年金問題:本当にお得?
さて、再び年金問題である。”ゴーログ”でも盛り上がっているということでもあるので、再度改めて考えてみた。
なんにせよ、まず現状のシステム(と公式に言われているもの)をしらなければ話にならないので、社会保険庁のページをざっと見てみた。
私は30台後半(といっても来年40だが)なので、該当するページを見てみる。
あげられているメリットは5つ。
1:終身保障・・そういう生命保険はあるな
2:物価スライド・・インフレにならないとメリットはでないような(デフレor低成長では普通に複利で
投資したほうが良くないか?)
3:障害年金、遺族年金つき・・生命保険と同じ事を言っている気がする。
4:税控除対象:で、財源がたらなくて消費税上げていたらおなじだよねぇ・・
5:国が責任を持って3分の1は国が補助:その財源は税金なんだからだれが払っているのだ?
・・・・なんか、普通の生命保険の方がメリットが大きい気がするぞ・・
少なくとも、「わぁ、お得~、絶対入ろう!」とはとても思えませんなぁ。
現実問題、「国民皆年金」とかを変わらず目指すというのなら、分割民営化(と参入の自由化をセットで)をしたほうが早いような気がする。
で、各社で加入者競争をして、維持できないところはどんどんつぶれていく、と。加入者保護(これも無条件だと利用者のモラルハザードがおきるから、緊張感を持たせるため半分程度で)さえされていれば、みんなにメリット(お役人以外は)がある気がするんだけれどなぁ・・
(あ、401Kってこのことか)
無から有は生まれないのだから(あるのはツケ回しだけ)、あるものでうまくまかなう知恵をちゃんと出し合って、みんなで頑張っていきましょう、と思うのですけどね。
2004 03 23 [経済・政治・国際] | 固定リンク
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