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2004.04.22

日本振興銀行とベンチャーキャピタル

日本振興銀行がいよいよ開業しました。現状では、5年定期1%で100万円以上、というのは残念ながら手が出せません。かげながら応援、ということしか出来ない事はご容赦いただきたいと思います。

 さて、以前にも書きましたが、この銀行は「中小新興企業の元気を応援する」事を主目的としています。となりますと、これはベンチャーキャピタルとどこが違うのだろう?という疑問が生じます。まあ、日本ではろくなベンチャーキャピタルがないから、ということがこの銀行の設立意義があるのでしょう。

 次に、ベンチャーキャピタルは一般的にIPOによる上場益を目的としていますが、日本振興銀行は「銀行」であるがゆえに、利息を取ることで長期にわたってすこしずつ投資を回収するのかな、というように取れます。

 従来型の銀行と顧客は、どちらかというと庄屋と小作人のような関係だったと思います。すなわち、「生かさぬよう、殺さぬよう」(生かす=利益が大きくなると借り手ではなくなるし、殺す=つぶれれば回収不能になる)という立場だったのかもしれません。日本振興銀行が、「生かして伸ばすことでどちらも利益が出る」というビジネスをうまく育てられるかどうか、無担保とは言え結構高い利息にこのような価値を顧客が認めるか、営業形態を見守っていこうと思っています。


2004 04 22 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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コメント

5年・6年ほど前、政府が中小企業を対象に安定化資金を導入しましたが、当初の融資はその分野の事業登録が無い企業でも融資を受けられたりと、半ば企業に小遣いを与えているような印象を受けた。本来なら、中小企業経営者は、自社成長の為に使わなければならない資金を計画性の無い目的に使い果たしてしまった経緯がみられる。そういう中小企業の経営者が多かった為に、安定化資金の導入の無意味さが一部で言われた。一部の理念の無い経営者の為に、真剣に取り組んでいる中小企業の経営者が軽く扱われるようなことがあってはならない。日本振興銀行は、真剣に取り組んでいる中小企業の経営者が思い切って理念をぶつけられる銀行であり、救世主かもしれない。以上

投稿者: 株式会社アクティブワン代表取締役沖本馨 (Aug 27, 2004, 3:47:31 PM)

沖本様、コメントありがとうございました。理念とその場しのぎは違う、ということ、そして理念を実現するための手段としてつかってもらうために日本振興銀行は出来た、と思いたいですね。

投稿者: fareaster (Aug 27, 2004, 7:14:34 PM)