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2004.05.24
日本振興銀行、預金100億突破
週刊!木村剛によれば、日本振興銀行の預金が100億を突破したそうです。中小企業向けファンドと思えば、結構よい運用ベースと言えるのではないでしょうか。
さて、ここでファンド(投資信託)を例にとったのは、実は単に事業資金を貸す、というよりは、業務内容を精査して資金を貸し付けることでリターンを取っていく、ということから実質投資信託の投資行動に近いのではないか、と思ったためです。
もちろん、株式を取得するわけではありませんから、経営権うんぬん、ということはないでしょう。ただ、コンサルティング的な業務はあるでしょうし、取引が進むほど融資先にとって日本振興銀行の重要度が上がってくるのかな、と思います。
これを進めていくと、預金者に取っては間接的に一定の範囲の非上場企業に投資している(ただし元本は保護)というのと同じになるのかな、と思います。預金保険機構によって元本が保護されているため、リスクを取っているとは行きませんが、IPOはまだ出来ないが将来有望な企業を選んで投資が出来る、という点では日本振興銀行の目利きが正しい限り面白いルートが出来たな、と思っています。
もう一つ進めていくと、日本振興銀行自体が市場となって(「日本新興市場」?)、顧客の増資を内部で、預金者に対する選択肢として出す、ということもありなのかな、とも夢想しています。実現するための種々の関門は知識がないため素人の戯言なのですが、融資先の財務状況や、技術力を把握していている銀行がバックにいるのだから、ということがよい信頼度につながれば、新しい市場が創造できるのかもしれません。
ま、まずは順調な出発を祝いたいと思っています。
2004 05 24 [経済・政治・国際] | 固定リンク
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