« 投資の民主化が進んでいく | トップページ | インターフェースの地位はどうあるべきか »
2004.06.30
お金を考えることは恥ではない
さて、以前の記事でマネープランの教育が重要ではないか、と書きました。これはもちろん、大人になってからの投資教育もそうなのですが、当然のことながらこれは子供のころから行うべきことだと思っています。
たとえば、保険があります。生命保険、どうしたらよいか。あるていど筋だって教育を受けた人は皆無ではないでしょうか。もちろん、どんな保険が良いか、というのは個々人の生き方によって変わりますので一概に言えません。逆に言えば、「私はこう生きるからこういうリスクに対応する」、ということをはっきりさせることができる能力の教育が必要になってくると思います。
実は、これは日本人が一番苦手としていることだと思っています。ただ、投資先進国と言われるアメリカでも、「株式投資は元本が保証されていると思っている人が4割もいる」という調査結果が出たそうです。ちと耳を疑うような結果ですが、これが現実だとすると相当しっかりした教育システムを作っていかなければならないように思えます。
自分の目的や意識を明確化し、目標を具体化し、手段を考えて実行し、検証していく。これらはあらゆることの基本だと思います。マネーについても同じことが言えるでしょう。中学生くらいになったら、それこそ家庭科(!)の一つとして金利とは何か、借金をするときの金利をどう計算するか、いくら払っていくら帰ってくる保険がいいのか、年齢別のリスクと保険料と保証額について、具体的な例を挙げて演習していく、というくらいの授業はあってもいいのかな、と思っています。
2004 06 30 [教育] | 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
この記事へのトラックバック一覧です: お金を考えることは恥ではない:
» 老後も、子供の金銭教育も、自己責任? from 無菌室育ちの貴婦人はお堅いのがお好き
また、グサっとくる話題です。キムタケさんちの2004.06.30世の中にうまい話 続きを読む
受信: Jul 2, 2004, 7:33:15 AM
» こどもに教えるお金のしくみ from 無菌室育ちの貴婦人はお堅いのがお好き
fareasterさんが2004.06.30にお金を考えることは恥ではないという 続きを読む
受信: Jul 4, 2004, 5:51:40 PM