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2004.06.14
政治家は正しい判断ができるのか
本日の週刊!木村 剛では、再び年金問題がテーマになっていました。私も含め、木村剛私案についての返答が多く挙げられています。
その中で、気になった一文があります。
木村氏は、「わが国の改革が遅延する一番の理由は、改革派同士が理想像の違いでツマラナイ争いをはじめることにあるからです」と述べられています。さらに、もう一つ問題なのは改革=権力争いになってしまい、案をぶつけ合って伸ばしていくならともかく、権力争いの部分が強くなると「引き摺り下ろす」ことが目的化してしまう可能性があるからです(よく、「政争の具」と言われていますね)。
これが、「小異を捨てて大同につく」という先人の教えに習うべき、という意見につながるのでしょうが、相手の意見を一つでも認めると、権力争いに負けてしまうような風潮はどうか、と思います。
参院は良識の府、とかつては言われていたようですが、あらためて、「議会の存在意義は何か」ということに立ち戻ってほしいものです(と、望むだけではなくてちゃんと投票行動にあらわさんといかんのだな)。
2004 06 14 [経済・政治・国際] | 固定リンク
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コメント
はじめまして。「滄海のひとりごと」さん経由でたどりつきました。ふと最近のコメントをみると、羽田さん、アクさん、キルゴア中佐も。最近やりとりした方ばかりです。
さて、政治家は正しい判断ができるか、というテーマですが、私個人は、「有権者は正しい判断ができるか」という風に自問することのほうが多いです。
それと、有権者が一定の政策立案のための基礎情報を持つにはどうしたらいいか、ということも考えるようになりました。政策立案の過程では、かなり早い段階から加わっていないと中身が変更できない現在の政府の仕組みがあるのと、役所の中の官僚的な効率絶対主義の中で、中身を見せず、判断材料を渡さないうちに一気に法案を通す、というテクニックが多用されているからです。
なんか疲れる話ですが、blogで正しく情報交換していれば、判断のための基礎情報の一部は入手できるのではないかと思うわです。
こんごともよろしく
投稿者: miyakoda (Jun 17, 2004, 5:06:29 AM)
miyakodaさん、コメントありがとうございます。確かに、投票において有権者がきちんと選べる情報、というのは限られていますね。私も、地元の立候補者の情報をそんなに詳しくもっているわけではないし、ましてや総選挙時の最高裁の国民審査にいたっては下調べすら出来ていません(これは私の手抜きですけど)。
Blogでの情報交換がうまくいって、良質な情報を共有できるように努力していきたいと思います。
投稿者: fareaster (Jun 17, 2004, 6:12:48 PM)