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2004.08.22

今週のニュース(8/15~8/21)

今週も気になったニュースについて書いていきます。

1.高速道路値下げに国費投入
 高速道路については、改革論議がどうも中途半端なところで終わってしまった感があります。で、道路公団の事業には国費の投入はしないことになっているはずですが、「並行する一般道路の渋滞対策」などを大義名分としてオッケー、というのが国交省の論理だそうで。
 呼び水としての投資があり、その分トータルとしての料金収入がアップして借金の償還が早くなれば問題は無いのですが、この辺の計算がどうなっているか興味があるところです。
 道路にしろ、空港にしろ、「国家としてのインフラ設計」が果たして本当に出来ているのでしょうかね・・

2.ネットにおけるマナー教育を国としてサポート
 先の佐世保での女児殺人事件はネット上での書き込みがきっかけではないかと言われています。そして、今の教員のネットを含めたITリテラシーの低さも同時に問題になっています。これらを受けて、文科省は悩む教員に対して相談窓口を作ることになりました。
 ネットにおけるマナーは既に10年以上前からある問題なのですが、学校での教育や使用が本格化するにつれて教員のITに関する経験不足が問題になってきたと思います。子供の心や発達に関する部分は特別昔から変わったわけではないのでしょうが、ネット上での書き込みは必要以上に感情を刺激することがある、ということの研究や教育が教員に対してはおそらくされていないことが現状ではないでしょうか。今回の文科省の試みがどこまで実効性を持つか、そして子供達に正しい(他人を傷つけない)表現方法の指導ができるように変わっていってほしいと思います。

3.自民党、広報専門職員配置へ
 先の参院選での”敗北”(減ったからかな)を受けて、自民党は専門で非議員の広報官を任命するそうです(政府職員でもないのに”官”は無いだろうと思うけど)。今の時代、わかりやすく伝えること自体は大切なので方針は理解できます。ただ、マスメディアの情報コントロールなどの小手先のテクニックに走らないことは願いたいと思います。

4.未知の素粒子発見か
 現在の物理学の「標準理論」では、12種類の素粒子とその間に働く力がある、ということを基本としています。ただ、ニュートリノ(カミオカンデで観測している粒子)には質量は無い、といわれていたのが実はある、とかの説明できない部分が発見されており、新しい理論の構築が必要とされてきました。今回発見された現象が新しい理論を作るのにどう役立っていくかはまだわかりませんが、新しい現象が見つかることで、これを応用した産業にまでつながっていくことも期待してよいと思います(何年先かはわかりませんけどね)。
 で、科学についてよく「科学では説明できない不思議な現象」なんてことが良く言われますが、これは「あって当然」なのですよね。上記のように、今の科学理論が完璧である、なんてことは科学者自身が思っていません(もし完璧だったら科学者は失業です)。理論は未完成であり、より実際の現象を見極めようとする行動自体が「科学」である、ということはもっと知られても良いと思います。


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コメント

その記事について書こうか、全国知事会の結末を書こうかと迷って、今日は全国知事会の結末のほうを書きました。
道路公団の何が改革なのかといいたくなります。官僚は人員削減を急がないと暴走しっぱなしです。

投稿者: 大西宏 (Aug 22, 2004, 3:00:24 PM)