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2004.08.06

詐欺の被害は社会全体の維持費を押し上げる

昔から言われていることですが、コンピュータセキュリティでパスワードなどを盗む場合は、人間を狙っていくのが基本だそうです。「オレオレ詐欺」も、コンピュータが介在していないだけで人間の確認プロセスの弱みを狙っていく詐欺手法ですね。

また、会社で「消火器点検詐欺に注意」という回覧が回ってきました。以前は家庭で「消防署の方からきました」と言って消火器を買わせる、という商法が問題になりましたが、今度は企業等を狙って「消火器の点検に来ました」といって消火器を回収し、法外な値段で点検、薬剤交換費用を請求する、というものです。

これらの詐欺は、いずれも「善意を食い物にした」ということと、「社会の警戒コストを押し上げる」という意味でその単独犯罪の被害額以上に社会に対して被害を与えるものだと思います。後者は経済的な面で言っていますが、たとえば警官の人数を増やして、というとそれはイコール税金の増額を意味します。

治安の維持や社会の安全は、国民生活の平安を保つ意味で重要なのはもちろんですが、経済的な意味でも低コストになり、そのコストでより有意義なことができる、という「平和の配当」がもらえるという観点でも重要であることは認識しておくことが必要でしょう。

2004 08 06 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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