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2004.08.12

一般紙の報道はどのレベルが適当か

さて、UFJの東京三菱による救済合併(あえてこういいます)は、東京高裁の判断により進展しそうです。この件に関しては、報道は「UFJの不良債権の行方」、「巨大銀行ができる」、「三井住友はどう対抗するか」といった視点の記事が多いですね。

UFJについては、不良債権処理の遅れによる自己資本比率の低下があり、金融機関としての機能維持が難しくなってきたことが今回の統合の原因でしょう。そして、ガバナンスがどうこう、というのは「株主」、「投資家」、「関係会社」には関心のあることだと思いますが、口座もなく融資も受けていない人たち(一般紙の多くの読者)には関心が薄いことだと思うのです。

よく、新聞は「高校生が普通に読んで理解できる程度」に書かれているといわれます。とすれば、一般紙の報道が表層的になってしまうのはある程度仕方が無い部分があります。

ただ、逆に今の一般紙レベルの記事を望んでいる人たちの層がどのくらいなのか、という問題が生じてきます。ある意味、中途半端なのですよね。専門誌レベルの深みもなく、スポーツ紙のようなわかりやすさも無い。「とりあえず安心」というレベルでは今後は地方紙に勝てない部分が生じてくると感じています。

さらに時が過ぎると、ネット世代が社会の主流になっていくでしょう。その時にどう一般紙が生き残っていけるか。まだ方策は打ち出されていないように感じます。

2004 08 12 [報道] | 固定リンク

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コメント

マスコミの取材能力、また分析能力が、このままだとマスコミ危機は早晩やってきます。
仕事に関係することは、ブログで書けないのですが、関連記事や報道を見ると、間違ってるよといいたいことがよくありますね。
高校生でもわかるというkとですが、内容が深いということと、わかりやすく書くことは別次元の問題だと思うんですよ。

投稿者: 大西宏 (Aug 12, 2004, 9:08:09 PM)