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2004.09.15

ディスプレイ技術が混沌としてきた

「21世紀に間に合いました」のフレーズでシャープが液晶TVを大々的に売り出して、いまや薄型TV(フラットパネルディスプレイ:FPD)は大型TVの主流となり、デジタル景気を引っ張っていく象徴となっています。そして、本日キヤノンと東芝は、SEDという新技術を使ったディスプレイを来年から量産する、と発表しました
また、SEDと同様に視認性や色再現性に優れる有機ELパネルについても、SONYが新型CLIEに搭載し、販売を開始しました。

これらの新しい技術は、いずれも今の液晶やプラズマの欠点とされる「動画への追従性」や「色再現性の低さ」に勝っていることを武器に先行企業/技術を追いかけていくものということだと理解しています。

確かに、直接並べた場合いずれの技術も現状の液晶やプラズマなどのFPDよりも勝っている部分を持っています。ただ、技術だけでは勝てないのも商品設計の難しさですので、今後どうなるかはより難しいところでしょう。

ただ、今回のディスプレイ技術で言えば、最終出力製品であるため他の機械との規格の整合性を取る必要がありません(人間の目で見て綺麗ならオッケー)。その点が、規格争いにならないために独自技術による参入が簡単である、とも言えます。つまるところ、ユーザにしてみればCRTがシャドウマスクだろうとアパチャーグリルだろうと気にする必要がないのと同じでしょう。

今主流となっている液晶にしろプラズマにしろ、15年くらい前から出ており、技術を積み重ねてきました。今回のSEDや有機ELも、基礎技術はずっと前から出ています。今後、新しい技術の種があちこちにあり、これが育っていくのを楽しみにしたいと思っています。

2004 09 15 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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