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2004.10.01

ローカルな選挙と世界への影響

核燃サイクル事業に19兆円、実際にはもっとかかると言われています。ただ、これらの事業については「地元が受け入れた」という理由で逆にブレーキをかける手段がなくなってしまっているのが実情です。そして、原子力については地元にとっては仕事、金、暮らしに貢献度が高いため、反対票を投じることも出来なくなってしまっていると思います。

 もちろん国家事業ですから、国政に対して反対意見を持つ議員を多数送り込めれば無くなるのが民主主義ですが、実質的にダイナミックな変化を起こすことは難しくなっています。

 さて、アメリカ大統領選挙も大詰めを迎え、二人の候補者がTV討論を行いました。これを見て、1国の首長選挙が世界情勢に大きな影響を与える、という点で上記の六ヶ所村の選挙とも状況が似ているように思ったのです。私のような非アメリカ国民(非六ヶ所村村民)が影響を与えることが出来ないが、その結果が自分に返ってくるという点でも同様に。

 民主主義は複数の人間の意見をまとめて全体の福祉に結びつける現実的な方法ですが、グローバル、という面では限界もあるな、と二つの選挙について思いました。

(戦前責任は誰にでもあり、「こうなる前に選挙権もあっただろうに」と叫ばれないためにも、色々と考えなければならないのですけどね)

2004 10 01 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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