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2004.10.05

民間宇宙機、実用化へ一歩前進

以前にも紹介しましたが、民間機による宇宙到達へのX-Prizeについに受賞者が出ました。個人的には、今回の機体はまだ「宇宙船」というよりは「宇宙機」というほうがあっているように思っています(軌道周回はしていないし)。

ただ、従来のスペースシャトルなどでは出来なかった親子飛行機による空中発射方式が実用化に近づいた、ということでは、宇宙ビジネスへの民間参入がまた近づいた、と言えるでしょう。今回の機体を発展させれば、3段目として空中発射による小型の衛星打ち上げも可能になるかもしれません。

そして、今回のような飛行機型の空中発射機に関しては、日本も実は地理的には有利といえるでしょう。なぜなら、太平洋に向かって飛んで行く分には領空侵犯の心配をする必要が無いからです。軌道に乗せるためには、東側へ飛ばすのが有利(地球の自転速度も使える)のですが、日本はまさに極東ですので他国の心配をすることなく宇宙機を飛ばせる地理的環境にあります。

もっとも、アメリカ空軍が「作戦のためなら民間衛星だろうが打ち落とすかもしれない」というレポートを出している状況ですので、民間が宇宙に入っていくということは以前のような牧歌的な特別な場所ではなくなることも意味しています。今後、ビジネスや国家戦略の面で宇宙軌道という限られた資源を争っていく必要もあるかと思います。


2004 10 05 [科学、学問] | 固定リンク

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