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2004.10.14

千里の道も一歩から

先日のニュースで、シベリアをマラソンで9000km走った女性の記事がありました。7ヶ月(210日)で9000kmですから、まさに毎日フルマラソンを続けてきたわけです。凄いことだと思います。

このニュースを聞いて思ったのは「人間って移動する生き物だな」ということと、「先がわかっていれば9000kmも走ることが出来るんだな」ということです。

ヒトという生物を考えた場合、地球上どこにでもいます。分布と生態系がまるで一致していません。熱帯性の動物とも、寒帯性の動物ともいえないわけです。もちろん、衣服や建物を作る技術などがあるため、自己生活環境を作り出す能力を持っている故の分布なわけですが、それにしても生き物としては異常といってよいでしょう。

さて、ヒトは二足直立歩行をする特殊な生き物です。これは、手が自由になることで文明を身につけることができた、という意味もありますが、同時に高い走破性も身につけたと言ってよいと思います。体の大きさに対して、足が長すぎるのです。

この長い足が、遠くへ歩いて移動するのに適しているといえるのです。同時に、サル族の仲間として、腕を使った登坂も可能になっています。

かくして、熱帯から極地まで分布する陸上大型哺乳類として稀有な存在になった、と言ってよいでしょう。

また、ヒトにとっての距離を考えた場合「物理的距離」と「心理的距離」の二つが存在します。知らない土地、この先に何があるかわからない(世界の果てには巨大な滝があり、流れ落ちていると思われているような場合)、遠くへ行くことはきわめて心理的抵抗が大きくなります。知らなければ、隣町へすら行くのを怖がるようなものです。

逆に、帰ってこれることが判れば、あとは物理的にどうするか、というだけになってしまいます。コロンブス以降の大西洋がまさにこの状態でした。そして、上記のロシア横断の女性も、快挙ではありますが「探検」では無い、というのはすでに道ができているからです。そして、道は既にあるために、あとは頑張ればできる、ということになるのでしょう。

ところで、人は普通死ぬまでにどれくらい歩くのでしょうか?1日5kmと考えると、1年で2000km弱、20年たつと地球を一周してしまいます。今の日本人の寿命を考えると、地球2週分くらいは歩いていると考えてよいのではないでしょうか。

かように、人とは「移動する生き物」であると思ってよいと思います。それも、自分が意識するよりもずっと長距離を。これが無意識であればどうということは無いのでしょうが、意識して、計画し、挑戦すれば、かなりの人がずっと大きなことを成し遂げることができるのではないかと思うのです。

イチローの年間最多安打というのは誰にでも出来ることではないでしょう。でも、メジャーリーガーを目指し、節制し、調整を続けていくことで挑戦は出来ると思うのです。

「千里の道も一歩から」ということわざ、計画性と継続性が大事である、ということを改めて上記ニュースを見て感じました。

また、今日は会社でISO14001の継続審査があり、これに担当の一人として参加したのですが、手法として継続性と計画性を要求され、実行する中であらためて大きいことを積み上げながら実現していく、ということが身についてきたのかな、と感じています。今の教育で実はここが欠けているのでは無いかと思います。特に「計画性」について。

人生設計、という言葉が保険のCMで出てきますが、実際、投資にしてもこの設計の一部として行わなければならないのだな、と感じました。

(木村氏の長期で金持ちに、というのもこういうことなのかもしれません)

2004 10 14 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク

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