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2004.11.21

今週のニュース(11/14~11/20)

今週も気になったニュースを取り上げて生きます。

1.水素ロータリーエンジン車、公道テストへ
 マツダは、水素を直接燃焼するロータリーエンジンを搭載した自動車の公道テストを開始、2年後の官庁などへのリース販売を目指すそうです。
 現在の車種は、スポーツカーのRX-8ですが、これはロータリーエンジン搭載車がこれしかないからでしょうが、実際に販売の際はもう少し別のタイプになると思います。水素使用自動車に関しては、燃料電池車が本命として言われていますが、低温に弱い、航続距離が短い、インフラが整っていない現状、走れる範囲が少ないという問題があります。マツダの水素ロータリーは燃焼型ですので低温は問題ありません。ガソリンと共用ですので水素が補給できない場所では従来のガソリンで走れます。水素単独での航続距離はまだ100km行かない状態ですのでここはタンクの高圧化など、解決が必要です。現状では、ほとんどガソリンたまに水素、となりかねませんが、インフラが変わるまでは当分こういうタイプのハイブリッドタイプのエンジンが必要なのでしょう。エタノールを使うこともCO2減少のために検討されており、ブラジルではすでに相当数のバイオマス燃料を使った自動車が走っています。これは間接的に太陽エネルギーを使った燃料と言えますので、こちらの普及の方が早いかもしれません。

2.麦芽ゼロの発泡型酒、増税か
 以前発泡酒が増税されたのに続いて、麦芽使用率がゼロで発泡酒にも分類されず「雑酒」扱いされている「第3のビール」についても増税が検討されているそうです。似たようなものは似たような税を、という理屈だそうですが、
アルコール濃度に沿って全部減税、という方が筋なんでしょうね。ただ、これをやると焼酎が増税、ビールが減税となり中小企業が多い焼酎業界が打撃を受け、大企業がほとんどのビール業界が潤う、ということとなると世論(と騒ぎをみつけるのが得意なマスコミと族議員)が騒ぎ出すので手がつけられない、さらには税収減少が避けられない財務省もやりたくない、となりどうやっても理屈が通った形にはできません。
 「ぜいたく品」と「庶民のもの」という概念と「アルコール濃度」という客観的な理屈が相反している例ですが、これは他にも同様の減少があると思います。消費税は、「サービスにあまねく課税する」ということで理屈としてはきわめてシンプルであり公平です。しかし、生活に与える切迫度という点では低所得者ほど打撃を受けるという逆累進性があります。生活おけるコストを考えると、絶対下限ライン(これも「常識」に左右されるあやふやなものですが)と、それ以上に関する相対的な面があり、皆が納得するうまい方法はなかなか難しいと思います(企業への外形標準課税も同様なんだよな・・)

3.iTunes music store、日本でのサービス開始か
 アップルが運営する音楽をネットでダウンロードし、iPodで聞くために販売する iTunes Music storeが日本でもサービスを開始するように検討しているそうです。iPodをはじめとするポータブルプレイヤーの普及は、コピーコントロールCDが事実上無くなる状況を作り出しました。
 作者の立場で言えば、究極は「1回聞くたびにいくら」というビジネスでしょう。これがもし可能ならば不正コピーうんぬんということは一切なくなります。もちろん現実には不可能ですからパッケージとして販売、ということになります。
 翻ってユーザーの立場で言えば、通常は「音楽に対してかけられるコストはいくら」ということで上限が大体決まっています。CDを買って、中古屋に売って、その金でまた買う、というサイクルはトータルのコストを下げて聞ける曲数を増やすためのユーザー側の工夫ですね。これをもって「何曲聴いているからこれだけ損害が」と権利者がいうのは、実市場としては成り立たないでしょう。(中古ゲームも同じですね)。
 1曲100円が日本でもできれば、音楽市場が爆発的に広がる可能性があるのですが、今のCD販売ルートに遠慮している状況ではどうなるか、見て行きたいと思います。

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