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2004.11.11

I・リーグになるのか?

合併して球団が減り、1リーグとなるかといわれていたプロ野球ですが、ライブドアの乱入により球団減少が果たせず、新規参入とともにホークス、ライオンズのオーナー企業も変わろう、というところになりつつあります。で、鉄道系が2社去り、新たに入ってくるのが2社はネット企業、もう1社は今のところ不明ですが巷間噂に上がっているのは有線ブロードとか、ライブドアとかテレビ朝日とかのメディア/ネット企業ですね。もしこうなると、パシフィックリーグは食品企業2、ネット企業3、金融企業1という従来とはまるで違う形になろうとしています。

実は、セリーグも現状をみると新聞社2、テレビ局1、鉄道1、食品1、独立1(マツダは大株主ではあるが、オーナー企業とは言えない(金も口も出していない)のでカット)と、メディア企業が半数という状況となっています。

さらに、Jリーグと比べると、Jリーグの方がいわゆる大企業が多いことがわかります。トヨタ、日産、マツダ、三菱自動車、ヤマハという自動車会社、住友金属、古川電工、東京ガスという重厚長大型、松下電器、京セラというハイテク型と今の日本の企業活動に近いのはサッカーの方だな、というのが良くわかる構造になっています(ハード型、とも言えます)

で、野球に戻ると「クラブ活動」がそのまま興行になっているのかな、というのが今までの印象でした。しかし、両リーグあわせると半数がメディア・ネット企業とオリックスを合わせると過半数がソフト産業なわけです。鉄道も入れれば、サービス業がほとんど、ということですね。それなのに今まではサービスのサの字も無かったの今までのプロ野球でしょう。そこへ、新規産業を立ち上げて顧客を勝ち取ってきたネット企業が多く入ることで、「サービス業」として変わってくることを期待したいと思います。

2004 11 11 [スポーツ] | 固定リンク

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