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2004.11.06

旅館サービスのソフト

先週の土日、会社の社員旅行(私が勤めているところはまだこういうシステムが生きています)で、山形・宮城方面に行ってきました。宿泊したのは、かみのやま温泉の「古窯」というところでした。

この旅館は、先代の女将が一代で築いたところで決して老舗旅館とは言えません。設備的にも、大型旅館のように、お風呂が10もあるとか、巨大なロビーに噴水が、というところもありません。ただ、サービス、という点については相当行き届いているな、という感想を持ちました。お土産店の店員の対応(果物をお土産に頼んで、翌朝にはバスに積めるように手配。数が多ければ荷造りもしてもらえる。また、ガラス瓶入りのジャムを買ったのですがバラを1本ずつ紙包みにし、さらに割れ防止にクッションを巻く、しかもこの手が早い)、宴会時の仲居(若い女性が多い。ただ、微笑んでコンロに火をつけたり、飲み物を持ってきてくれる)など、社員教育が徹底されていることに感心しました。これは、日本旅館というよりも高級ホテルのサービス、というイメージなのです。

 設備的には特段どう、というところは無い旅館ですが、心地よい、という点では多くの気配りを感じることが出来ました。朝は廊下に香を炊いていたり、朝食もバイキングスタイルとはいえきちんと新鮮なものを出しています(漬物がおいしいのですよね。ヨーグルトも自社ブランドでしたが実に濃厚なものでした)。さらに、自販機で売る飲み物も一般市価と同じ値段です。
 もちろん、宿泊料金は高い(二人1部屋だと二食付きで一人2万5千円以上)ですので、当たり前といえば当たり前かもしれませんが、とかくハードにコストをかけがちな現状、人材教育や細かいソフト(エレベータに腰掛を入れておくとか、個人用の歯ブラシを色違いにして見分けやすくするとか)に金をかけることによって、気持ちよく出立できるような仕掛けが随所に感じられました。「サービス」ということをわかっているプロの仕事、ということだと思います。

サービス業のあり方について非常に参考になりました。

2004 11 06 [旅行・地域] | 固定リンク

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