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2004.12.10

災害で人を救うために

水害などの際、避難警報をどうやって出すかが今問題になっています。新潟地震の際に天然ダムがあちこちで出来ましたが、この避難警報を出すための方法が緊急無線くらいしかなく、しかも放送搭の数が足らなかったり、屋内では聞こえなかったりとうまく伝わらないという問題が挙げられています。(参考記事はこちら

さて、最近全固定電話のIP化を2010年までに進める方針である、との報道がありました。そして、IP電話システムは「一斉同報」が可能なシステムが組めます。(例はこちら

うまくすれば、「地域ごとにきめ細かい避難勧告」が出せる可能性があります。河川の水位によって自動発行も出来る可能性も持っています。固定電話はその設置位置が決まっていますので、(プライバシーの関係上事前登録となるでしょうが)、水害であれば河川の水位、決壊位置がわかれば流域、など色々可能になります。

IP化されたときの端末がどのような形になるかはわかりません。ただ、今から全部IP化するならば、最低でもリーチDSLレベルの通信速度が出せる形にして、色々な情報を取り出せる形の端末にしておけるようにしたほうが良いと思っています。

個人に地域ごとにきめ細かい情報を確実に、迅速に、低コストで届ける、ということ、そしてデジタルデバイドを感じない方法として、となるとある程度手段は限られてきます。そして、伝達者となるとコスト負担ができるのは行政しかないでしょう。特に生死を分けるかもしれない、という緊急レベルの判断は現状では行政しか担い手が無いと思います。そして、コストをかけずに確実に、という部分を考えるとITを使っていく、そしてIP電話というのは電話の普及率を考えるとかなり有望な手段では無いかと思えます。(既に導入している地域もあるようです)。

防災情報伝達は色々と検討されているようですが、避難情報をうまく伝えるという観点は少し抜けているようです。今すぐは出来ないことが多いですが、もう少ししたら出来るというのであれば、今から検討して準備をしておくのは間違いではないのかな、と感じています。

2004 12 10 [報道] | 固定リンク

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