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2005.01.03

今週のニュース(12/26~1/1)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.スマトラ沖で大規模地震、津波による被害者史上最悪に
 12月27日、スマトラ島沖のインド洋でマグニチュード9.0の大型地震が起き、このため発生した大津波によりインド洋沿岸各国で多数の被害が発生しました。状況は既に各メディアの報道でご存知と思います。
 さて、今回はこの中で、多くの北欧などの旅行者が行方不明になっている、ということを取り上げてみたいと思います。北欧などでは冬には太陽がほとんど出ないため熱帯地方でクリスマス休暇を過ごす、という事が近年増えているようです。そして、中東や北アフリカではテロの危険性があるため、最近は東南アジアのシェアが高まっていたようです。その中で今回の被害が発生し、スウェーデンでは今のところ3500人もの行方不明者が出ている、という状況だそうです。
 スウェーデンの人口は900万人、もし1000人の方がなくなられたとすると人口の0.1%強が失われたことになり、国力そのものに対するダメージも相当なレベルに達します。特にリゾート地の被害のためいわゆる富裕層に属する(ビジネスでも強い力を持っている)人たちの被害と考えると、さらに影響が大きくなる可能性があります。
 今回の津波の状況を見る限り、津波そのものは防げない(日本近海で起きたとしても、防波堤で防げるレベルではない)と思いますが、日本では少なくとも高いレベルの警報が出るのと、国民のかなりの数に津波の恐怖が教育されているため、人的被害はある程度防げたと思います。しかし、のんびりビデオを回していたりするような状況を見ると、現地、および観光客双方に警戒態勢が抜けていたように思えます。ただ、日本でも津波警報で逃げる人が少ない、というニュースも流れていたようですので更なる警戒態勢が必要かと思います。

2.自動車リサイクル法、1月1日より施行
 自動車を廃車にしてリサイクルするためのコストを負担する自動車リサイクル法が1月1日より施行されました。今後販売される新車には、販売時に負担、今まで負担していなかった既存の車はあらかじめチケットを買うか、廃車時に負担することになります。家電やパソコンリサイクルと同じような仕組みですが、自動車の場合は中古市場がかなり大きい、ということが問題を複雑にしています。お金と情報の流れを相当きっちりしないと、誰が負担するか現場でもめることになるからです。
 まあ、まだ自動車は登録と車検制度があるためこの情報とリンクさせればまだ情報管理は可能でしょう。また、自動車という大規模な物資がリサイクルとして流れていくため、今後は再利用資源と新品資源との「資源間競争」や、日本国内に既にある資源が回りだすため、輸入資源の減少が起きていくかもしれません。

3.ロシア石油パイプライン、太平洋ルート決定
 日本の隣国という場合、普通は韓国や中国、などと出るでしょうがロシアも十分近い隣国です。そして、非OPEC以外での最大の石油産出国としても知られています。そして、中国ルートか、太平洋ルートかと言われていたシベリア石油パイプラインが日本に近い形で建設されることが決まりました。ただ、時期は中国向けの枝などが細かく決まっているわけでも無いため、まだまだ交渉のカードとしては十分振り回されそうです。日本としては、複数の供給元があったほうが良いのですが、中東軽視につながっていく、というように見られるということもあるでしょうから、中々難しいところです。しかし、近くて遠い隣人、が近くの隣人として仲良く付き合っていく(ロシアの日本海岸にコンビナートが出来るとか)ことや、これによる日本海側の都市の発達(新潟は国際港であり、ロシアは目と鼻の先)があったり、文化が混ざって色々と変化していくなど、面白いことも期待できると思います。


 

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