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2005.02.15
無関心なビッグブラザー
近年、凶悪な事件が連続して起こっており何か悲しい状態になっています。そして、もし国民総背番号制と登録制度があったら、犯罪に対して抑止効果があるのでは、と思わざるを得ません。
以前、在日外国人に対して指紋押捺義務があり、これに対して反対運動がありました。しかし、国民総背番号と、偽造防止として生体認証情報を入れたらどうなるか。パスポートに対してこの情報を入れていこうとする動きがテロ対策としてあるため、逆にこの手の情報を拒むこと自体が反社会的行為、ということになると思うのです。
そして、本来は役所をネットで使い、そこでの本人認証を簡単にするための住基ネットであるはずなのですがこれもうまくリンクしていません。この場合は政府への不信感というよりも「役所」、「現場」への不信感という方が大きいように思えます。
理想的な民主主義においては自治体においても市民の監視が行き届いているのが前提ですが、お上とその下部機関としての役所、という形でしか役所自体も住民も認識していないため役所内部である意味好き放題ではないか、という不信感になってしまうと思うのです。
国民にとって信頼できるサービス機関であり、そのコストとしての税金をきちんと払おうとさせるようなマーケティング、カード払いとか口座振替とかコンビニ払いとかの支払うための利便性を上げるための合理化、間違った使い方をした際の厳正な処分(身内に甘い、ではだめ)、などの方策が必要なのでしょう。
奪い取るために国民総背番号制を導入、と思われるようでは国民の防御反応としての拒否感を招いてしまうと思うのです。「義務だから」ではなく、「払えばお得」と思わせるだけの努力、「日本国民でよかったね」と思われるようなサービス競争が、国際競争力を身につけていくことだろうと感じています。
(本エントリは週刊!木村剛への投稿でもあります)
2005 02 15 [経済・政治・国際] | 固定リンク
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