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2005.03.30

国家も捨てたものでは無い

私は、どちらかというと小さな政府を志向しています。規制は少なめに、自由度を上げていった方が活力も出ますし、その都度の状況にあわせた最適な状態に落ち着くのではないか、とも楽天的に考えています。さらに、インターネットによってより個人の活力を出せるのでは、とも思っています。ただ、最近は国家というシステムも実のところ結構有用だな、と感じるようにもなってきました。


例えば、自分が属するコミュニティを明確化する意味。これが「国家」である必然性は無いのですが、暴力を振るう人間や組織が存在する以上、これに対する組織として世界的に認知されているのは国家だけでしょう。また、コミュニティ内の規則に実効性を持たせる仕組みとしても、国家というシステムはそれなりに有効だと考えます。強制力を持たせるために認知されているからです。

また、それぞれの国家はコミュニティをあらわしているため、あるコミュニティが別のコミュニティにいる人間に対して影響力を及ぼそうとする場合に相手に代表者がいる方が交渉が楽になります。1対1の状況になりますから、1対多で見られるように収拾が付かない状況にはならないでしょうから。

こう考えていくと、これらのメリットは通貨というシステムのメリットに近いものがあるように感じます。通貨それ自体は実体があるものではありませんが、通過というメディアを通すことで価値を一般化でき物資の交換が自由にできるようになったからです。

不合理でマネージがうまくいかない部分もあるでしょうが、無秩序は避けるべき、という認識をあらためて持ちました。


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2005.03.28

奥田民生ひとり股旅@広島市民球場

昨年秋に広島市民球場で行われた奥田民生のライブの模様がCSフジで昨晩放送されました。放送自体は再放送なのですが、私は見るのがはじめて。懐かしい球場と共に広島人ならわかるネタが後夜祭などで見られて楽しめました。


今年もカープは戦力も辛く、さらに経営的にも難しいかもしれませんが、交流戦をきっかけに東北や北海道でもファンが増えてくれればと、希望的な観測をしております。

千葉での試合は・・6月の平日ですか・・・見に行けるかな・・

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2005.03.26

今週のニュース(3/20~3/26)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.ティラノサウルスの軟組織、発掘に成功
 愛・地球博で冷凍マンモスの展示が行われていますが、こちらはもっと古い6800万年前の地層から発掘されたティラノサウルスの骨から血管などの軟組織がその状態を保ったまま発掘されました。細胞核などの存在も見えるようで、DNAの抽出や遺伝子の読み取りが期待されています。こうなると「ジュラシック・パーク」のようなクローンができるかどうか俄然現実性を帯びてくるわけです。まあ、当分は無理(今生きている生物だって中々できないのに)でしょうが、将来的には楽しみが出てきました(遺伝子が読めるだけでも、どんなものが出るか楽しみですし)。

2.USEN、Biglobeなど動画配信を強化
 ネットと放送の融合など色々言われていますが、200億円以上の売り上げを目指してストリーミング事業を強化する、と相次いで発表されました。いよいよ通信メディアによる動画配信が本格化しそうな状況になりつつあります。ただ、これが進んでいくと今見られる冬のソナタのブームの陰にあった「うちはBS無いし~」というような雰囲気が一部コミュニティ(特に地方)で見られますが、別な意味の「メディアデバイド」が発生してくる可能性があるかもしれません。事業者から見て、都市部の集合住宅に集中的に売り込みをしていくのと同じ構図が、ユーザーから見ると戸建に住んでいるがゆえにサービスを受けられない、という状況を生み出していくと思うのです(私が住んでいるところも、光サービスはまだ集合住宅のみ)。BSデジタルも双方向番組でブロードバンド対応を謳うようになってきていますので、色々と変化が始まる年なのかもしれません。


3.LED光源照明、各所で普及広がる
 中村教授が開発した窒化ガリウムを基本素材とする青色LEDですが、原料や加工の問題で高コストでした。これが、より一般的な酸化亜鉛を材料とした青色LEDをロームが開発に成功しました。コストは従来の10分の1です。同時に、各所での照明に関する採用も進んでいます。
 例えば、先達であるなど、認知されつつあります。
 省電力で長寿命など、小型バッテリーと太陽電池や風力発電とセットなど、全体のエネルギー削減に役立つ可能性がついに現実化しつつあるように感じます。

4.楽天、緒戦を飾る
 新規参入で注目されていた東北楽天ゴールデンイーグルスですが、土曜日千葉ロッテマリーンズとの開幕戦を勝利で飾りました。この試合、楽天の社員1000人強が「自発的に」応援に行くとか、マリーンズ側が挑発的な広告を出すとか、話題づくりに頑張った開幕でもあります。ただ、話題やキャラクター的に今まで目立たなかった分新鮮味があるのがパリーグのチームですので、今見に行って面白いのはパリーグの試合かもしれません。

(カープも頑張れよ)

2005 03 26 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

企業価値を決めるもの

先月からのニッポン放送株の争奪戦は、企業の所属、その価値を決めるもの、経営のありかたなど色々なものを考えさせるきっかけになったと思っています。今回は、企業価値、ということについて少し考えてみました。

まず、単純に今の「お金」だけで考えるやり方があります。株式会社でしたら株の時価総額ですね。この金額がその企業の「値段」であることは間違いありません。ただ、ここで「値段」イコール「価値」とは必ずしもいえないところが難しいところと思います。

例えば、「なんでも鑑定団」という番組があり、絵や陶器に「現在の市場価格」を判定して値段をつけていきます。ただ、ここでよくコメントがでますが「今はこの値段だが将来的に上がるかもしれない」、「顧客が少ないため値段は安いが物は良いものだ」、「かつてはバブル期で値段が上がっていたが、今はこの値段」などと言われ、価値と現状値段がイコールとは言えないことも示されています。

次に、資産価値ですね。日本企業でよく言われることですが、その企業の資産総額が株価総額を上回っているケースがあり、お買い得となっています。これは「値段」が「価値」を下回っている訳ですね。

そして、将来の収益性を考えた「価値」を考えて見ましょう。株価にはこの将来性を織り込んでいることもありますが、通常はあまり入っていないように思えます。開発力やブランド、人的資産がここに入ってきます。そして、この面に対する考え方が今回の騒動において見方が分かれているケースと思うのです。

 映画会社などでは、「過去の映画とその権利」を資産として考えることは簡単です。ただ、将来その映画会社が名作を作れるかどうか、ということは実は評価不能といってよいでしょう。映画監督がどこで何を撮るか、ということは会社では決められませんからね。あのプロデューサーがいるから、というのは引っこ抜かれれば終わりですし、今持っている有名な原作の映画化権にしたって愚作になってしまうケースはいくらでもありますから(ex:デビルマン)。

 同じことが経営者に言えるでしょう。将来の企業価値を左右するのは、この意味では「経営者」に尽きます。というか、企業価値を上げるための仕事をするのが経営者、ということでしょう。ただ、これはオーナーとイコールである必要はありません。これが株式会社の仕組みの一つであり、経営と所有の分離となっているからです。日産が復活して企業価値が上がったのはオーナーがルノーになったから、ではなくカルロス・ゴーンが良い仕事をしたから、と見るべきでしょうし。(ルノーがオーナーにならなければゴーンは来なかった、というのも事実ですが)。

実は、私が勤めている会社もここ2年程度で所有という面では大きく動きがありました。ただ、現場のプレイヤーとしての私はこの動きはそう不快ではありません。企業価値を高めようとするベクトルが一致しているように感じているからです。リストラ等に会わなかったから言える言動ではありますが。

 どちらにしても、今の「値段」はつけられても、「将来的価値」はプレイヤーが決めるものであり、いいプレイヤーを連れてくる、動きやすくする、というのがオーナーの仕事でしょう。オーナーレベルの手腕はどうか、という事が問われているように今は感じています。


 

2005 03 26 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.24

ガレの展示会を見てきました

少し前ですが、今江戸東京博物館で開催されているエミール・ガレの展示会を見てきました。ガレというとランプが有名ですが、今回は陶器やガラス器がほとんどでした。

会場が江戸東京だから、というわけではないでしょうが、当時の東洋趣味も多く取り入れられていることが紹介されています。ただ、やはり実物を見て思うのは写真やテレビでは質感が表現できないし、大きさや表面の模様、立体感はやはり実物を見てのものだ、ということです。また、スケッチも一緒に展示されていたためどのような考えで作られたのか、ということが良くわかりました。

また、ガレが植物学者だった、というのは初めて知りました。正しい知識があってこそのデフォルメと写実が出たのだな、ということですね。

その他面白かったのがガレデザインの家具(テーブルや棚)があったことです。トンボやこうもりをデザインに取り入れていること、棚のデザインが風景画のようにもなっていることは、博物館としての展示を見て理解できました。

温故知新ということも、博物館に行って展示を見ていくことで実感できることかな、と思います。

2005 03 24 [文化・芸術] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.22

ロングテールにある谷間

最近、マーケティングの世界で「ロングテール」という事が見直されているようです。従来はその他として軽視されていた要素が、ITにより効率よくリーチが出来るようになり、利益が出るユーザーとして捉えられるようになってきたからです。これは、検索エンジンにより、今までは広告などのコストが回収できないような少ないユーザでも、より低コストで直接リーチできるようになったから、ということがあると思います。最近では、東芝のRD-H1がネット専売でも予約が1時間で完売、というケースでも見られると思います。

ニッチも集まればニッチではなくなりますし、逆に日本の1万分の1のマーケットでも1億人の上であればユーザが1万人前後いる、という見方も出来ます。

物理的なカタログで言えば、1万ページあるカタログの後ろの方はアクセスすら出来なかったわけで、潜在的なユーザを逃がしていたことでしょう。ただ、ネットでの検索は物理的な位置は関係なくヒットするか否かというだけですから、ユーザにとってみればヒット件数が少なくても当たればOK,ということになります。

ただ、現状の検索エンジンを使って買うような「顧客」は、どちらかといえばアクティブなタイプで、潜在しているやや受動的なグループをどう掘り出していくか、ということが重要になるでしょう。「なんとなくこんなのが欲しい」という程度では検索が効きにくいでしょうから。

一つの考え方として、「スクリーニングエンジン」という事があるのでは、と思います。サーチではなく、ある程度語彙や内容を絞って選択していく、というやり方ですね。フルオーダーと出来合いの中間のセミオーダー(ただしカスタマイズ可能)というのも、ITとの親和性は高いと思います。

対話式検索といいますか、ネットに対するよりライトユーザーが気軽に使えるようになるための工夫はあってよいように感じます。

2005 03 22 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.21

お彼岸

昨日、連れ合いとその両親と共に連れ合いの方のお墓参りに行って来ました。さらに、別のところにある親族の墓にもお参りにも行って来ました。

以前は下道で時間をかけてしかいけなかった場所が、高速を使うことで1時間程度でいけること、道が変わっていてもカーナビで円滑にいけることなど、昔とは手段は様変わりしています。ただ、墓に参り、先祖を悼むこと、これを機会として親族が顔合わせをする、ということは、以前は反発もありましたが中年になってきますと意義があることなんだな、と感じるようになりました。

大人になり、忙しくなると出会うにも言い訳が必要になってくるのかもしれません。弔問外交と言われる部分は別に国家間だけではなく個人レベルでも十分通用します。場の雰囲気もあり、多少不仲でも喧嘩をすることもできませんから。仲が良くてもなんとなく会う機会を逸していた場合も、こういう機会を通じて次の会う約束をするきっかけにも出来るでしょう。

人が群れる生き物であり、コミュニケーションの中で生活することで安心をする生き物なんだな、ということに改めて気づかされました。

2005 03 21 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.20

今週のニュース(3/13~3/19)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.ヤフーオークション、オフィシャルな使い方も広がる
 以前東京都が公売をヤフーオークションのシステムを使って行う、というニュースをお知らせしましたが、の東京都公売でついに不動産が登場しました。まだ試行段階ですが、今後も広がっていく可能性があります。

ネットの特徴は比較的安価に多数へのリーチができ、かつバックナンバーへのアクセスが安易であることでしょう。この特徴はオークションのように興味を持っている人にとって、またある一定期間行う場合にはしつこくTVや新聞で広告を打つよりも安価でわかりやすい(見たその場で入札可能)となります。ネット人口の少なさはまだ問題ですが、確実に増えていること、定着すればプロが参加するようになり、彼らが定期的に見るのは当たり前となり問題とはならなくなります。(このシステム、東京都専用というわけではなく拡張性も持たせているようですしね)

他にも日本プロ野球のスマトラ島沖地震に伴うチャリティ試合で、ユニフォーム等についてチャリティオークションが行われています(オークション期間:3月15日18:00~3月21日23:00)。これも、裾野を広げて参加者を増やすことで実効性を上げていく手法としては有効でしょう。偽物の心配はないし。
 偽物やら詐欺やらで色々言われているネットオークションですが、このような当事者が行うオークションは今後も増えていくように思っています。

2.地方税法改正、短期フリーターへの課税強化へ
 地味なニュースですが、経済活動へは影響が大きいかもしれません。以前は免除されていた給与支払い報告書について、就労期間が1年未満(30万円以上)について給与支払い報告書の義務付けられました。個人住民税の支払いを確実にするため、とされています。
 ただ、これによって今まで短期で意図的に雇うこともあった企業側が、さらに別な行動に出る可能性もあります。納税は義務ですから逃げるのはいけませんが、とにかく徴収する、というだけでなく税金を効率的に使っているから、という方向も出して欲しいと思っています。

3.千葉県知事、堂本氏僅差で再選
 6000票差という僅差で現職の堂本氏が再選された千葉県知事選挙ですが、盛り上がったというよりはつぶしあいに終始したという形であまり生産的ではなかったように思います。政党も勝ち馬に乗ろうとする動きで政策論争をするわけではなく、権力争いという面しか有権者としては感じられませんでした。
 選挙戦という場合、地上戦(どぶ板といわれる活動)と空中戦(メディアを使ったイメージ戦)があるといわれていますが、どちらも政策論争には中々つながっていかなかったようです。他の地方ではどうかわかりませんが、知事として何をどうしたいのか、よりわかりやすく伝える工夫は無いのか、考えていかなければならないように感じました。

4.いよいよ開幕がせまったトヨタ博(じゃなくて愛・地球博)、ロボット多数

 既にロボットについてはかなり前から公開されていますが、一般にはいよいよお披露目、ということになりました。私が興味があるのは中ではやはり移動体としてのロボットのi-unit とi-footです。面白いのは、両者ともパーソナルの移動手段として設計されていることで複数を前提とした自動車とはやや趣が異なります。これらが実用化されるかは社会全体との関わりがあるためなんともいえませんが(SegwayHTであれだけもめたので)、移動体としては一つの理想形だと思います。(ビジネス用ともとれますが、デザインだけ見るとアニメの戦闘ロボット風なんだよね・・特に足の方は)

2005 03 20 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.19

金がものいう経済と物理空間にいる人間と

ライブドアによるニッポン放送株買収とこれに続くフジテレビ買収の動きがあります。これは、経済活動という面では特別問題ではありません。事業を株という形で分割し、広く資本を集めることができるようにして、個人から切り離しています。

ただ、ここで問題となるのは実際の経済活動を行っているのは物理空間に生物として存在している人間である、ということです。活動に限界があり、成長もすれば劣化もします。病気もすれば眠りもする。これらを前提としてチーム活動を行って、経済活動の主体たる企業は人間の変動を吸収するようになっています。

ただ、経営という点ではここが微妙に変わってきます。経営者、という個人に権力が集中する分、その個性が経営活動に多大な影響を及ぼします。ですから、経営者の交代が大きなニュースにもなりますし、交代が企業の存続にとって重大な課題となりますのでその方法も委員会であったり、株主総会であったり、取締役会でのクーデターであったりもします。

経営者レベルでないにしても、一般使用者としてのキャリアを考える場合、自身がビジネスユニットとして最適化すればするほど却って使い捨てにされる可能性があがってしまうようにも思えます。ただ、その個性の必要度があがる(個人への依存度が上がる)と、人間としてのリスク(病気になる、事故で業務不能になる)などがあるため、替えが無い、というリスクがあがってしまって逆にはずされてしまう、という現象もありうるのが難しいところです。

究極の形として、株主価値の最大化をはかるプログラムがあってそれにあった人材を部品としてその都度使い捨てにする、というのが古いB級SFのような発想としてありますが、現状、今の経済活動とそのルールはこのシステムが出来ても容認してしまうでしょう。今はその判定を人間がやっているというだけで。

デイトレーダーと言われる株主にとっては企業は株価の数値としてしか判定されていませんので中身がなんであろうとも関係ありません。ファンドマネージャにとっても同様でしょう。ただ、実際の人間の活動には金だけではどうしようもないわけですね。金をだしたら食料が買える、というのは食料があって始めていえるわけで、日本国民全員がデイトレーダーとなっては国が成り立たないわけですから(合成の誤謬というやつですな)。

金で置き換えられるキャリアと、現実空間で生きる人間としての価値とのバランスをとることは、今後もっと難しくなっていくように思えます。


2005 03 19 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005.03.17

プロのジャーナルメーカーとして成立するには

湯川氏の「ネットは新聞を殺すのか」というBlogにて「プロのジャーナリストでなければできないのか」というエントリが上げられています。ただ、現状のジャーナリズムを売り物にする「プロ」は個人のジャーナリストとして、そしてジャーナルを発する組織としてきちんと機能しているのでしょうか。

新潟中越地震の際発生したメディアスクラムに対しても提起しましたが、その「プロのジャーナリスト」はどのようにしてプロとして訓練され、また組織化されているのか、大いに疑問を持っています。まず、各方面の知識については当然ながらそれぞれの専門家には劣ります。次に、報道速度についてはネットが出てきている以上、必ずしもトップとは限りません。となると、チームとしての分析力、継続性、食い込み、そして企画力がプロの力でしょう。確かに、通常の紙面の質はこれらの条件を満たしていると思います。ただ、重要局面になるほど腰が引けてくることがあるようにも見えるのです。

また、専門家からきちんとした内容を引き出し、これを専門家以外に通用するように噛み砕くのもプロの仕事として重要だと思うのですが締め切りと紙面(放送時間)に縛られた状況ではなかなかうまく伝えきれていないようにも思えるのです。融通無碍なネットの方が報道のメディアとしてマッチしていると思いますし、内部の人も「伝えるだけ」ならば同意されることも多いのではないでしょうか。ただ、「ビジネスとして成り立つ方法が見つかっていない」という致命的な欠点がまだ残っていますが。

ジャーナル、という行為自体はプロだろうがアマチュアだろうができると思います。その上で、「プロなら素人に負けるんじゃない」という色々な意見を跳ね返すだけの力量が見たいと思うのはわがままでしょうか。

2005 03 17 [報道] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.15

情報と感動とのかかわり方

アルファブロガーたるR30氏のBlogは、週に10万PVだそうです。週に1000PVがやっとのこの弱小Blogとは比べ物になりません。

さて、Blogが新しいメディアとして認知されるか、ということは色々と話題になっていました。報道メディアとしての一角を占めるようになる、という見方から、素人の書くものだからたいしたこと無い、という見方まで錯綜しています。その中で、では多数の人から参照されるようになる個人Blogの書き手はどうすればよいのでしょうか。

多くの人が参照している、ということは少なくともある程度の品質を維持し、読むだけの価値を認められていると思ってよいと思います。ただ、ベストセラー小説に見られるように、ある一定の注目を集めていくと、「みんなが読んでいるから読む」という二次的な目的による読者が増えていくのではないか、と思うのです。つまり、エントリを読むことが目的ではなく、エントリを読んでいる共同体から脱落しないことが目的となり、エントリを読むこと手段に陥ってしまうのです。

そのような立場の読者にとっては内容が自身の求めることから少しでもずれがあると目的として読んでいる一時読者と比べてより拒否的な反応を示しやすいのではないかと思います。自律的な読者ではないがゆえに無駄足感を強くしてしまう作用が生じやすいのではないでしょうか。

また、読者にとっては色々な情報を求めて例えばBlogのエントリを読むことというのは判断する材料を求めているというよりも「納得感」という感情を満足させるためのものである可能性も考慮しておく必要があるでしょう。この場合は納得感が得られればよいのですからひどい場合にはとんでもない説に対して共感してしまう可能性を否定できません。

個人Blogは個人の責任により自身の思うところを記していくものであるという大前提があるはずなのですが信頼度や納得感を求めて読むような読者に対してどう手当てしていくか、Blogの存在が認知されてきつつある中、一つの壁に当たったのかな、とも思っています。


2005 03 15 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.14

アマチュアが支配する国家

先週のニュースで、新薬を審査する独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」が今年の秋ぶんから相談の予約を受け付けていないことがわかりました。人材不足が原因のようです。現行の150人体制を200人に増員する予定でしたが、製薬会社からの手数料が思ったよりも入らないこと、審査官の報酬を出せないために(医師免許を持つ研究者が審査官になったら収入が半減したとか)、人員募集に応募者がいないことが原因のようです。このことにより、新しい薬の審査が遅れて患者に届かなくなる恐れが生じています。

このことについて、 Biotechnology Japan(日経 BP社の雑誌)の宮田編集長はメールマガジンで「素人集団が国家を経営し、外部の専門家は委員会制度という諮問機関に隔離し、実際の行政にプロフェッショナルが関与することを阻んでいます。」と断じています。そして、独立行政法人という名の下に一見独立しているようでありながら外部から招いた人の処遇を決めることができない、ともあります。

これらは、予算の硬直的な使い方が原因の一つでしょう。また、人材についても安価に使い捨てたり、名誉だけで酷使するような形で見返りを与えていない、ということもあるかもしれません。現場(キャリア官僚も実務をする人は現場です)を軽視し、計画や文書上の仮想空間での秩序の方を重視しているということもあるように感じます。
霞ヶ関は不夜城だそうですが、彼らの残業手当が出ているかどうかは・(こちらも参照してください)。

私個人は、官僚にも現場(与えられた仕事を実務として行っている、ということで)でしっかり頑張っている人たちには十分な処遇が必要と思っています。これは高級だろうが現業だろうが同じです。その上で、使途については厳しくチェックし、無駄の無いようにし、また無駄を省いたことに対するインセンティブ(浮いた予算に対する自由裁量を認めるとか)によってより有効な税金の活用を図っていく方向が望ましいと思っています。しかし、現場に対する責任も取らない「アマチュア」が支配しているのであれば、これは問題と感じます。

キャッチアップして作っていくだけであるならば自分で審査して切り開いていく必要はないのでしょうが、既にフロントランナーを競う時代であるならばプロフェッショナルとしての力量を維持し、戦略を立て、予算の重要配分を考えていくことが当然と思いますが、現状これにあたる手当てや戦略を持った行動を取れているようには思えません。そして、先頭を切っていくだけの人材を確保、育成はどうしていくのでしょう。お上御用、というだけで人が動く時代では無いと思います。

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2005.03.13

最適化を阻む力

通常、人が行動を選ぶときの半田として、例えば、会社経営においては投資効率の最適化を図る、というのが指標となるでしょう。また、自身が信じる社会正義の基準に合わせることもあるかもしれません。そして、一般的にはその都度どうすることがその基準に照らし合わせて最適化を行うことが望ましいことと思います。ただ、実際には過去を否定できないことがあって最適化ができない、ということが起きています。


政治や経営において、過去や権力構造のしがらみにとらわれず最適化された判断を求める、というのが、一つの理想(夢想?)として見られていると思います。特に都市部においては公共事業に関係しない仕事についている人が多い分、しがらみもなく、「浮動票」と言われる行動になると思っています。逆に言えば、既存政党であってもその都度の条件に合わせた判断を機動的に政策として出せれば別に問題なく票が取れるはずなのですが、権力構造が市民全体に不平等と感じられるようになると「最適化されていない」という不満につながっていくのでしょう。

投票行動を起こさない限り実際の政治家への反映はできないのですが、「浮動票」といって政治家の側が批判するのは間違っているように思います。マーケティング的には、ユーザの教育と支持を求めるための宣伝活動はセットでしょうから。

君子豹変す、で首長(政治的指揮官)の判断は良いと思っています。
(千葉県知事選挙は昨日終わり、僅差で現職が選ばれましたが、都市部で現職、郡部で自民党の推す森田氏、というのもこのような構造かな、と思っています)


2005 03 13 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

今週のニュース(3/6~3/12)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.運輸多目的衛星、愛称は「ひまわり6号」に

 先日H2Aロケットで打ち上げられました運輸多目的衛星(MTSAT-1)の愛称が「ひまわり6号」に決まりました。実はMTSATになったときに「みらい」という新しい愛称が公募で決められていたのですが、打ち上げに失敗、縁起が悪いということで今回は愛称は公募せず、事前に決められてもいませんでした。また、従来の気象衛星は単機能ですが、今回の衛星は運輸多目的衛星と言われている通り航空管制などの機能も併せ持っています。そこで国土交通省航空局と気象庁とで名前について多少争いがあったようですが(こちらのBlog参照)、圧倒的なブランドネームと日常における露出度(航空管制は日々のテレビには出ませんしね)の違いで「ひまわり」を襲名することとなりました。
今後は正式運用に向けてのテストが繰り返されますが、ある意味名前の代替わりに失敗したケースと言われるかもしれません。

2.公営ギャンブルも統合か
現在公営ギャンブルは競馬、競輪、競艇、オートレースの4種があります。競馬は地方と中央の2種類ですので、団体としては5種類ですね。で、うち経済産業省が所管する3つのうち競輪とオートレースの法人を統合しようとする話が出てきました。公営ギャンブルはどれも一時のブームが去り、経営は苦しいようです。そして、合理化による経費削減のために所管法人をまとめようとする意図があるようですが、これをきっかけとして相当な競技場の統廃合が起きる可能性があると思います。
各所の苦しさは例えば組合側のこのページあたりが参考になるでしょう。また、日本自転車振興会の昨年の収支報告書でも、事業収入だけでは経費の半分も賄えていないという完全な赤字体質が良くわかります。
 遅ればせながら、政府内部でも合理化の道筋をつけようとしていると好意的に見たいものです。

3.インフルエンザ、流行拡大中

 今冬のインフルエンザの患者数の増加が止まりません。1998年の大流行に迫る勢いで患者が増加しています。今年はB型が多いこと、また遅れて患者数が増加していることが特徴のようです。今冬は昨年は暖冬と言われていましたが今年に入ってから一気に寒冷化し、まだ地域によって小雪が舞うような状況が続いています。このため、油断があったのかもしれません。季節の変わり目は体調を崩しやすいため、まだまだ用心が必要でしょう(会社でも何人も休みが出ていますし)

4.ボールドッグ登場、ファンサービスの一環として
 かつてはこの時期になるとスポーツニュースはプロ野球のオープン戦一色だったのですが、最近は陰がうすまっているようです。その中で、広島カープがテスト的に「ボールドッグ」を導入しました。これは、審判にボールを補給する係がいるのですがこれを訓練された犬にやらせよう、というものです。話題づくりに懸命な様子が伺えます。これの応用とすれば、土日の試合などでは抽選で選ばれた子供にボールを持っていってもらう、サッカーなどで見られるように、選手入場を子供と手をつないで(地元の野球チーム?)で最初入ってくる、など色々考えられます。危機ではありますがまだ持ち直せる要素があるがゆえに、今のうちに頑張ってもらいたいと思います。

2005 03 13 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.12

IT企業とメディアとのかかわり

ライブドアによるニッポン放送株買収ですが、一応は「ネットと放送の融合」による相乗効果を目的としているようです。そして、この中で産経新聞が目当てだとか、メディアへのネット企業からの本格進出が、と言われています。で、一つ気になるのはソフトバンクについて言及が少ないことなんですよね。というのも、ソフトバンクはネット以前から存在するメディア企業(出版社)だったわけですから。

最近はヤフーとか、ヤフーBB(社名は今はソフトバンクBB)による通信業界に殴りこみをかけるIT企業、というイメージがソフトバンクには強いのですが、雑誌出版の歴史が既に20年以上あるわけです。(Oh!PCとか古い人はご存知でしょう(蛇足:この場合のPCは今のPCではなくNECのPC-x8シリーズのことだったりします))。で、取材、編集のノウハウやら人材を内部に持っていますし、外部とのつながりも入れれば有形、無形の資産を多く持っているわけですね。紙のメディアに関しては製造能力を既に持っているわけです。ですので、ITmediaなどの記事内容を見ていても、雑誌のノウハウやライターの揃い方など、昔懐かしい名前を見たり、編集部としてきちんと機能していることが理解できます。

ソフトバンクは以前マードック氏と絡んでTV朝日の株を買おうとしたがつぶされた、ということもありますので今は音無しの構えなのでしょう。ただ、ブロードバンドでのBB!TVは既に始まっていますし(うちはCS110見ているのでチャンネルがかぶる分アンケートにも丁寧にお断りしましたが)、ニュース取材のノウハウはIT専門とは言え持っているわけです(少なくともメーカー系の企業には下手な経済紙よりも顔が利くかも)。

政経関連と世論形成の部分がメディアの肝と言われているようですが、現実の世界を複数のソースで見ることが浸透していったとき、初めてネットの真価が問われ今の地位に安住しているメディア企業が危機に陥る時かもしれません。(ブロードバンドにつながったセットトップボックスが自動でニュースを検索してクリップし始めたときとかね)


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2005.03.09

なぜ男の仕事着は背広なのか

今でこそ男の仕事着はスーツにネクタイ、というのが普通になっているようですが、これは明治以降、さらに一般化したのは戦後のサラリーマンが広めたものと思っています。特に役人ですか。そして、役人に付き合う形でドレスコードとして普及したものと思われます。

さて、今の現実は確かにスーツにネクタイが「ちゃんとした格好」ということでドレスコードとして認識されていると思います。では、もし和服がそのまま日本国内限定とは言え、ドレスコードとして認識されていたらどうなっていたでしょう。そんなに高いものではなく、一般的な形で和服が普及していたら、というのは思考実験としては面白いかもしれません。

1.素材にバリエーションができたかもしれない
 今は和服は伝統とセットとなってしまったため合成繊維は色物とみなされているでしょうが、一般化した場合は「糊いらずかすり」とか、色々と研究されていたでしょう。より量産化される工夫もされているかもしれません。

2.仕立ても工夫されていたかもしれない。
  和裁は平面的な裁断が基本です。着物を開いて広げることができる、ということでもわかると思います。しかし、去年のオリンピックで使われた柔道着、本来は和裁の平面裁断でしたが、動きやすくするために立体裁断をしたとのことです。となると、和服でありながら立体裁断でより運動性を上げた形の進化も見られたかもしれません。

3.デザインに国際性が出たかもしれない
  もちろん和服らしい伝統的な柄もあるでしょう。ただ、大きな市場として成立することで新しいデザインや、外国の異文化から見た挑戦も得られた可能性があります。

4.夏は楽
 洋服の最大の問題点が、「日本の夏では暑くてたまらん」ということでしょう。しかし、和服できちんと作れば少なくともネクタイ締めるよりは涼しくなった可能性があります。

5.中年がバカにされない
 日本人のオヤジ体型には和服がやはり似合うんですよね・・


他にも面白い点が色々あるかもしれません。ホリエモンも名前らしく和服だったらあそこまで言われなかったかもしれませんね(爆)


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限られた携帯機器市場の奪い合い

かつては携帯音楽機器というとウォークマンが代名詞でしたが、現在はiPodにその座を奪われてしまっています。関連する周辺機器市場も盛り上がっており、Mac自体がiPodの周辺機器、という見方すらできる状況になってしまいました。

さて、今まで携帯する機械という市場は色々な挑戦者が現れてきましたが、実質成功したといえるのは3種類しかないと言ってよいように思えます。腕時計とウォークマン(現iPod)とそしてケータイです。他の機器は、狭い市場ではなんとか生き延びていますが、メジャーにはなれていないと思います。

さて、これはやはり人間の肉体の限界と「ファッション」(とファッションが由来するコミュニケーション)に原因があるように思っています。誰でも、いくら便利でも携帯電話とPDAとコンパクトデジカメとiPodと腕時計とハンディGPSとを全部常時持ち歩け、といわれれば嫌になる人が多いでしょうそして、携帯できるものが少ないがゆえにその狭い市場を各機能が奪いあうか、現在の重装備ケータイができあがっていく方向に向かうと思います。

もう一つの問題は、「持っていて恥ずかしくないか」ということがあります。今、時計はどちらかというと機能商品ではなくファッション商品(コミュニケーションツール)になっていると思います。機能だけで言えば100円ショップのデジタルウォッチも100万円の高級時計も時間を知るだけならばほとんど変わりません。違うのはファッション性(ステータス、満足度、自慢できるなどのコミュニケーションの武器)だと思います。これは、逆に言えばマイナスのファッション性をもつ機械は携帯するに値しない機器、となってしまうのです。

こういう目でiPodをみれば、そのファッション性は群を抜いています。人に見せびらかしたくなる、というのは十分必要な機能であり、アドバンテージとしてきわめて強力な武器となるのです。もちろん、使い勝手や実際の性能に不足がないのが前提なのですけどね。

ケータイもauのデザインプロジェクトで見られるようにファッション性重視に舵を取ろうとしています。ただ、デジタル物でファッション性重視といえるのは、性能としてファッションに振っても問題ないのが前提としないと「格好だけ」になりまたコミュニケーションの際にマイナス要素となるでしょう。

人間が持ち運ぶ枠はあまり残っていないように感じます。高機能メガネでもできれば別ですが、現状ではまだまだですしね。社会に受け入れられるのも機能だけではだめなため、難しいように思っています。

2005 03 09 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.07

デジタル時代の映像表現

いや、単にCSで勇者王ガオガイガーの放送が始まりましたがブロックノイズがすごいな、ということなんですけどね。

このアニメは、いわゆる点滅表現やオーバーラップといった短時間で素早く映像が切り替わる表現を多用しています。そして、これはMPEG-1のようなビットレートの低いデジタル映像ではブロックノイズが多数発生し、まるで見られない映像になってしまいます。

これは、アナログ時代には無かったことですね。VHSの3倍モードでも、ノイズが増えたり輪郭が甘くなったりはしますが全体に何があるかわからない、という形にはなりませんでした。信号の成り立ちが違う、ということもいえるでしょう。

また、これはMPEGという圧縮技術は自然映像のようなゆっくりと画面が切り替わっていく場合にあわせて作られているために、アニメのように一瞬で画面全部が大きく変わるような場合はデータ量が不足してしまうという状況が起きてしまうことも原因でしょう。本来はアニメはわりと同一色のべた塗りが多いためデジタルとは親和性が高いはずなのですが(WebでのFlashでアニメがおおいのはこのため)、MPEGという圧縮技術とは相性が悪くなってしまいます。となると、かつてフィルムを選んだりして機材を選んだりするのと同じ次元でデジタルのビットレートやノイズの出方を計算に入れて作る、というのが普通になるでしょう。

メディアの変化に合わせて表現方法が変わっていくのは当然でしょうが、デジタルの技術論もそろそろ視野に入れていく必要があるのかな、と思っています。


2005 03 07 [アニメ・コミック] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.06

今週のニュース(2/27~3/5)

1.堤清二氏ら、コクド株の持分について提訴
 コクドの株が先代の堤康次郎しから堤義明氏へまとめて相続された形になっていますが、兄弟らが自分達の持分について提訴しています。ただ、これは今となってみれば税金を払ってでも自分達のものに株をしたほうが却い散逸を逃れられるという考え方もできるのではないでしょうか。

インサイダー取引に関する罰則は3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰則(法人は3億円以下の罰金)のため、懲役さえなければ大丈夫、という考え方もできます。コクド株を堤家から出さない、ということを守るための提訴なのかもしれません。

2.無給油、無着陸の世界1週飛行に成功
 アメリカ人の富豪冒険家が無給油、無着陸での飛行機による世界1週を成功させました。飛行時間は67時間、単独飛行のため睡眠中は自動操縦装置に頼る形になりました。

 さて、今回の冒険は、これ自体はそうでもないように感じます。ただ、冒険という行為は今までできなかったことをできるようにするため、色々な技術開発が伴いますし、目標が明確になるために開発を進めやすいというメリットがあります。さらには、広告料という形で開発料を集めることもできるかもしれません。
 これをわかりやすくしたのがレースですね。自動車もヨットも、相当のハイテクが注ぎ込まれています。しかも他人との競争のため手が抜けません。開発を進めるための方便としても、冒険は結構有効なように思います。

3.核実験監視網、津波予報へデータ提供へ
 核実験全面禁止条約機構(CTBTO)準備委員会は、将来核実験全面禁止条約(CTBT)が発効したときに備えて監視網の構築を2007年をメドに進めています。そして、監視の方法として振動など地震計とほぼ同じシステムをつかっているためどうせあるのならば津波、地震検地のためのデータ提供が望まれていました。そして、得られたデータのうち地震波と水中音波に関するデータを日本の気象庁などに即時提供をすることになりました。

 軍事機密につながる可能性があるとはいえ、実質的にあまり稼動する可能性が低い監視網ですから、むしろ天災監視としての機能の方が役立つ頻度が高いと思います。また、天災を軍事活動と誤認する可能性も下がって全体としては良い方向に向かうのではないでしょうか(CTBTの組織としての存続を図った、という見方もありますけどね)。


2005 03 06 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.04

エントリが300件を超えました

このBlogを始めてほぼ1年がたち、300件のエントリができました。毎日とは行きませんでしたが、8割程度の更新率はできたわけです。当初は周辺の記事も少しずつ載せていくつもりでしたが、最近は評論的な記事が増えて少しまずいかな、とも思っています。

というのも、どうせ個人かつ素人が好き勝手に書いているわけですから専門家の深みにはかないません。となると、身近な事実を粛々と書いていく方がストックとしてみた場合まだ有用ではないか、とも思っていたからです。

とはいえ、現実には中々ネタが無く、ニュースウォッチやら他の方のエントリに触発された形でのコメントに近いエントリが増えてしまっています。アフィリエイトも始めましたしね。

もちろん、無駄だったというわけではありません。エントリを書くためにはそれなりに勉強もしなければなりませんし、元記事をたどったり、複数の記事を見るなど、従来よりもニュースの見方が多少は変わったかな、とは思っています。あまり企画ネタということはしていませんが、今でもアクセス解析を見ると特定の昨年書いたエントリがいまだにそれなりのアクセス数を稼いでいる点が不思議な感じすらしています。

今回、改めてまた地に足の着いたエントリを書いていこうと、初心に帰って見ようと思います。


2005 03 04 [ウェブログ・ココログ関連] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.03.02

物より思い出

なぜエアチェックをするのか、という形で麻倉怜士氏がコラムを書いています。テレビ番組の中には、二度と再放送が無いもの(スポーツ中継とか、ニュースとか)や、特定のタレントの映像を集めたい、という要素もあるでしょう。ただ、氏が述べている中には、「私はこれを見て感動した」という思い出自体を再体験したいがためにエアチェックをするのではないか、ということがあると思います。

タイトルは日産のミニバンのコピーなのですが、確かに道具の中にはその物自体を集めるというよりも、物を通して得られる体験、ひいては思い出の方が大切、ということなのでしょう。アルバムというのは最たるものだと思います。

写真は、写っているその内容自体で他人が見て感動できるものというのは数少ないでしょう。むしろ、写している人、写されている人にとってその写真を撮った時の幸せな思い出を追体験できることが写真のもっとも重要な機能、と言ってもよいかもしれません。だからこそ、人は記念写真を撮るのでしょう。旅のアルバムは記録ではなく、記憶の代替ですから。

こうして集められたエアチェックのデータも、他人にとっては単なる番組集でしかなく、録画した人ほどの思い入れはないでしょう。それゆえに、「価値」はその人個人に大きく依存することになります。これはどんなコレクションでも同じですね。たいていは同居人に白い目で見られながら集めていることになるでしょう。

すべては思い出とコミュニケーションのために、という目で見ればあたらしい商品の展開もできるかもしれません。

2005 03 02 [映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック