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2005.05.18

HD-TV時代のコンソール

今開催されているE3(Electronic Entertainment Expo)において、マイクロソフト、ソニー、任天堂のゲーム機3強がそれぞれ次世代機を発表しています(任天堂は正確には自社カンファレンスですね)。(特集記事はこちらなどご参照ください)。
 それぞれHD-TVを目標として開発されています。また、それだけでなく、「世界の再現」という究極の目標に向かいつつもあるようです。

さて、コンピュータと同時に生まれたといわれるゲームですが、家庭用として最初にメジャーになったのは任天堂の「ファミリーコンピュータ」からでしょう。ソフトカートリッジを交換することでいろいろ遊べる、最初から2名での人間同士の対戦・共同プレイが出来る、声による押しボタン以外のインターフェースも使えるなど、意欲的な仕様が盛り込まれていました。今の汎用ゲーム機はすべてこの仕様の子孫といってもそうは間違っていないでしょう。

 また、別にほぼ同時期にPC用のゲームも進化してきました。こちらは家庭用テレビ(NTSC)の呪縛にとらわれることなく、最初から高解像度、大容量で作られてきました。ただ、「ゲーム性」(遊んでいて楽しい)というのは解像度や色数や動きなどのスペックだけではないこともずっと言われてきました。

 そして、いよいよ家庭用ゲーム機にもNTSCから離れる日がやってきたのが今回の各機の発表といえるでしょう。HDTVは1080P(1440×1080ドット)であり、今のPCの標準スペックであるXGA(1024×768ドット)を超えています。つまり、画面処理的にはPCと同等に使えるスペックがあるわけですね。さらには、ネットワーク、高速レスポンスを実現する各種インターフェースなど、ビジネス機能と拡張性以外はすべて並みのPCを超えているのが今回の各機というわけです。
 特にGUIなどのインターフェースは子供でも使えるユニバーサルデザインとなりえるでしょう。これは、PS2をベースに作られたPSXという録画機が実験機と考えれば、PS3をベースにしたPSX2(仮称)については相当な使いやすさが得られるのではないか、と思えるのです。

マイクロソフトにしても、PCにおける覇権はとったにしろ、このままいくと家庭でのネット、ビデオ、メールなどのホームユースはコンピュータに取って代わりかねられません。そのためのXBOXとも考えられるのです。家庭でもビジネスユースに近い作業(家計簿、住所録、資産管理)もあるでしょうが、これだけのパワーのあるマシンですと小型カメラをつけて画像認識機能をつければ(テレビ電話が普及すればカメラは標準になります)、ほとんどの文字入力はなくなるでしょう。RFIDタグが普及した場合、リーダがあれば買い物を置くだけで入力OK、というのも可能ですね。
最後はメールの文章くらいですが、ケータイ世代のメール普及を考えると、フルキーボードも必需品とは言えなくなってしまう可能性があります。

そして、コマンドも言語認識、動作認識のソフトを走らせるくらいのパワーがこれらのマシンにはあるでしょう。つまり、「ホームロボット」のさきがけとなりえるようにも思えるのです。

ゲーム機、という皮をかぶって家庭に入ってくる高性能コンピュータ、これが強力な共通インフラとなったときに現れてくるサービス、これこそが21世紀前半を代表するような進化になるのかもしれません。



2005 05 18 [パソコン・インターネット] | 固定リンク

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