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2005.05.31

意見を言うのに実名はどこまで必要なのか

最近、またBlogにおける実名、匿名に関する論争がいくつか出てきています。以前から言われていることなのですが、一つだけ。「実名」ってなんでしょうか。

たとえば、私の場合はskywolfというハンドルを使ってこのBlogを書いています。ただし、このハンドルは私の場合は固定であり、skywolfというハンドルを使う人物とは1対1で結びついています。ペンネームのようなものですね。芸能人で言えば芸名です。

相撲取りも「四股名」があります。朝青龍は四股名ですが、これは本名(パスポートに書いてある名前)とは異なっていて、もし彼が朝青龍の名でBlogを出したら、これは実名で無いからおかしい、とは言わないでしょう。「匿名」とは誰も言いませんね。

ですので、特に名をつけずに書いていく掲示板と、筆名でも出所が明らかであるものとは異なる、と考えられないでしょうか。変な話、通常のマスメディアでの署名記事だってその人が本当に書いたのかどうかは読者が判断するための証拠は何も無いわけですし。

ペンネームだろうが戸籍名だろうが、連続性を持って特定できるコードを持っていれば、あとはその人物が表現する内容が問題になるというだけでしょう。無名というのは裏が取れない、という意味で信用できないと言うでしょうがマスメディアが流す記事にしたって読者から見て裏が取れないのは同じです。信用云々は、ブランディングの問題だけ、と言い切れるかもしれません。

ネット以前でも、マスメディアが流す情報は人々にとってバーチャルなものです。戦争が起こっているといわれても目の前に戦車でも来ない限り体験にはつながりません。あるのは「戦争だから」と言われて出てくる政治家だったり警察官だったりするだけです。その意味で、圧倒的にバーチャルな方が多い情報の中でどのようなことを見ていくか、そしてその中で判断できる実体験を多くしていくかが受けてとしては問題であり、発信側は自分がバーチャルな内容を発信する中で受け入れられるようなブランドを作っていくしかないのでは、とおもっています。

(自分にはあまり偉そうなことを言える戦略があるか、といわれれば無いのですけどね。誠実であれ、というだけで)

(本エントリは、週刊!木村剛へも投稿しております)


2005 05 31 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.29

デジタル時代のテレビを何で稼ぐか

ちと文章としてまとめるの気力が足らないのでアイディアだけ。

1.録画不能にする(今の著作権管理には「コピー不可」という属性も設定できる)
2.タイアップを増やす
3.録画時に放送時のCMをカットしてもデジタルデータにCMが埋め込まれており、再生時に強制的に流すような設定が入れさせられる(今のセルDVDで最初にCMが入っているようなもの)
4.有料放送が基本だが、CMを見ると(再生されると)料金が引かれるような契約になる(ネット接続前提ね)


これらは別にテレビでなくてもネット配信でも使えるアイディアかもね。

あまり有効性のあるアィディアは無いように自分でもおもいますが、用は「販促」に繋がるか、「直接物販」にならない限り広告主にしろ、最終消費者からにしろ出てこないということですね。こうなると制作費の方を下げる努力の方が重要になるように思えてなりません。


2005 05 29 [メディア] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

今週のニュース(5/22~5/28)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.公共料金など支払い方法の柔軟化進む

 税金などの支払いは、自治体などの指定金融機関に限られてきました。たとえば、今月は自動車税の納付があるのですが、今までは銀行などの窓口に行かないと納付が出来ませんでした。まあ、住んでいるところでなくても郵便局ならOKとか、多少は利便性を上げようとはしていましたが、どちらにしても窓口が開いている時間しか行けないわけです。で、今は窓口時間イコール働いている時間のため昼休みなどを利用するなり、最悪休暇を取って処理、となってしまっていました。それが今年からコンビニ払いが認められるようになり時間帯の幅が広がってきています。さらに、クレジットカード払いを認める地方自治法の改正法案が提出される見込みになりました。

 これは、払おうとする意思のある人に取っては払い忘れが無くなる、カード会社に取ってはビジネスチャンスが広がることになります。

 私自身を考えると、コンビニでのATMが普及した結果多額の現金を持ち歩くことはよっぽどでない限り無くなりました。使用している金融機関が手数料ゼロで利用できる(自社ATMを拡充するのではなく、手数料を払ってアウトソース、という考えですね)ため、利便性があがっています。さらにネットバンキングも組み合わせていますので夜間に自由に支払いなどが出来ています。こうなると、最後に残った税金がカード払いが出来るようになる、というのは当然の流れといえるでしょう。最後の砦が崩れた、ともいえるかもしれません。

2.風力発電の可能性はかなり大きいことが示される

風力発電は再利用可能で環境負荷が小さいとされて各地で風車の建設がされています。私の地元でも沢山作られていることは以前紹介しました。

ただ、ではその利用がどこまで可能なのか、ということが定量的に検証されているとはいえませんでした。今回、スタンフォード大学のチームが世界中の風速地図を作成し、これらのうち風力発電に適した箇所すべてに風車を設置すれば世界中の5倍の電力がまかなえる、という研究結果が出てきました。
 まあ、これをするにはアメリカの内陸の砂漠に風車を立てまくるなど今までのアメリカの政策とは違う方向に走らざるを得ないのですが、政府以外の動きもいろいろ出来るだけに結構面白い結果が見られるかもしれません。

3.警察庁、イラクで拘束の斉藤氏の映像判定にハイテク利用

 イラクで拘束されて殺害されたと見られる斉藤氏の映像鑑定に、警察庁が顔像判定というシステムを用いていました。これは、2001年のアメリカでの同時多発テロ以降進められているテロリスト鑑定などで進められている技術ですが、日本の警察でも同様のシステムが実用レベルに達していることをあらわしていると思います。この判定が「リアルタイム」で出来るレベルかどうかはわかりません。ただ、すでに各空港などにはこのシステムが導入されていると考えるのが自然と思います。
(以下独り言。警察は国民のほぼすべての顔データを持っているんですよね。運転免許データで。で、これと先の顔像解析システムと道路に設置されているNシステムなどとの連携は闇の中、ということでしょうが・・)


2005 05 29 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.26

セントレア、大幅な節約で開港

以前から民間企業のノウハウを用いて安くあげていることで知られている中部国際空港「セントレア」ですが、このたび総事業費が当初予算よりも1730億円も削減できていたことがわかりました。7680億円の見込みが5950億円で出来た、ということだそうです。ただし、増便要請に対する設備増強のためプラス500億円の6431億円の予算はそのまま執行するそうです。ただ、大幅に節約できたということは公共事業としては異例でしょう。


これらの費用の節約は、出来るだけ安価に空港サービスを提供する、とう目的を見失わなかったということではないかと考えています。というのも、公共事業の場合ともすれば「空港を作る」「道を作る」ということが目的化されてしまい空港は移動のための単なる手段であることが忘れられてしまうのではないでしょうか。手段のためには目的を選ばず、というのがいろいろな公共事業での計画の変節に見られます。ダム事業などで、最初は農業用水、次に工業用水、人口増加に対応、などと目的が変わって行ってしまうのが典型でしょう。

また、マーケティング的な視点を持ってつくられたのがセントレアの特徴でもあると思います。最初から物販を前提として作られたターミナルビル、これはコストセンター(単なる乗客の利便性)から、プロフィットセンターに変えていくという民間企業の再構築では良く見られる手段です。ただ、官営ではなかなか単一目的の物ばかり作って複合的にして魅力を増して行くという方法はあまりありません。成田空港も民営化されて多少はこれらの魅力に気づいたようですがまだまだかな、とも思えます。

関空も成田もセントレアという強敵が現れたことにより良い意味での競争が続くでしょう。これらが利用者の利便性の向上にうまくつながって行けば、と思います。


2005 05 26 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

トークマスター2使って見ました

先日トークマスター2入手しましたと書きましたが、その後マニュアルと格闘しながら使ってみました。以下、感想です。

1:見かけ
 写真を見てもわかりますが、iPodを明らかに意識していますね。中央はホイールではなくケータイでよくある4方向スイッチですが、まあ、直感的に使えます。サイズは薄いタバコの箱くらい、という感じでしょう。ただ、3万円超えるラジオとは思ってもらえないような気はします。

2:操作性
 最初、「電源スイッチはどこ?」と探してしまいました。中央の再生・停止ボタンの長押しでONになる、なんてのはマニュアル見ないとわかりません。他にも、手動録音のスイッチはわかるのですが停止が中々わかりませんでした。他にも長押しでON,というのが結構あってケータイ文化がかなり入っているな、という実感です。

3:音質
 可もなく不可もなく、という所でしょうか。面白いのは、AMを録音するとノイズが結構減っているようにかんじるところです。32kbpsですと早口の部分が潰れる感じがしますが、まあ、元がAMと思えば頑張っているほうでしょう。ただ、何かスイッチを押すたび(ボリュームですら)プチプチノイズが耳障りですね。安物感がこんなところで出てしまっています。

4:録音
 予約画面は親切です。語学番組を録音することが前提だけに、週の毎日、月~金、月~土が選べるというのは番組構成をわかっている証拠でしょう。感度も私がいるところではまずまずですね。ノイズはそれなりに乗っていますがまあ我慢できる範囲ではないでしょうか。音楽番組のエアチェックというのは辛いでしょうがラジオを予約して簡単にデジタルで取り込めるというのは他には無い機能だけに、ここが簡便になっているのは魅力だと思います。

5:その他
 一緒にオプションのキャリングポーチを買ったのですが、これは失敗でした。ナイロンの安いケースで、特に純正という魅力もありません。こだわるならば市販のデジカメケースなどを使ったほうが良いように思えます。

トータルで見て、ラジオの魅力を引き出せる機械であることは間違いないでしょう。特に録音して楽しむということを思い出させてくれた点は特筆に価すると思います。あとはもう少し安くなるなり、格好良くなるなりがあればもっと売れる商品になるようにも思えるのですよね。

2005 05 26 [学問・資格] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

2005.05.24

トークマスター2を入手しました

ラジオは昔から結構好きで、時々聞いていました。ながら仕事でも聞けること、好きな小説がNHK-FMでラジオドラマになったりもしてこれを録音して聞いていたりもしていました。それで、ウォークマンもラジオ付を2代続けて買っていたのです。ただ、ウォークマンではテープ(MDでも)では持ち運べる曲数に限りがありますし、iPodのような大容量HDDを積んだにしてもリアルタイムで情報が入手できるラジオが一緒にあることによるメリットは大きいと思います。それで、ラジオ付のメモリプレイヤーのようなものを探していましたが、FMしかなくAM付が無かったため購入を躊躇していました。同じようなことを考える人は他にもいるようで、探しているうちにたどり着いたのが今回導入したトークマスターです。ちょうどこの春にモデルチェンジをして2代目になり、色々なパワーアップが図られています。


この機械、名前のとおり本来はラジオの語学講座を録音して繰り返し聞けるような機能に特化しています。そのため、シリコンメディアでラジオを予約録音できるというニッチながらあったらよいな、という機能を忠実に具現化していると言ってよいでしょう。いまどきエアチェックということも無いでしょうが語学番組に関して言えば音声のみで移動中やちょっとした空き時間で学習できるラジオ番組というのは貴重です。

また、ラジオ番組には隠れた良質な番組が多くあると思っています。NHKの18時代ではちょっとした解説番組があったり、ニュース解説などもショッキングな映像に頼れない分冷静な解説を流していたりもします。FMでも探せばかなり面白い番組があるでしょう。

ただ、今まではこれらはテープや良くてMDなどのデジタルで取り込めるような手段がほとんど無かったのが現状でした。これが今回のトークマスターではMP3録音が出来ますし、これをUSBで取り込んだりSDカードに録音して取り入れるなど、音声関係に関してはデジタル化を気軽かつ確実にできる機能を持っています。このため、4月11日の予約開始初日に申し込んだにもかかわらず初回ロットからあぶれてしまい、今日やっと2回目のロットが届いたという人気を博しています。

学習に役立てられるかどうかは私のやる気しだいですが、ラジオの番組表を調べる楽しみが出来たのかな、と思っています。


2005 05 24 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.22

今週のニュース(5/15~5/21)

1.病院再生にあおぞら銀行がファンド設立

 病院は企業体の形を取っていますが、営利企業としては認められていないため医療法人として経営をおこなっています。ただ、医師が経営者でなければならない、という面(医師が経営のプロであるケースは少ないですね)、患者とコストとベネフィットとのバランスについてなかなか社会的な合意が得られていない(ホテルコストをどうするかなど)のため、相当苦しいのが現状でしょう。特に最近は検査機器などの設備投資が多く要求されるようになり、このための融資案件を地銀が抱えていることが予想されます。これらの医療機関の債権についての再生ファンド事業について、あおぞら銀行が乗り出しました。
 いわゆる先生業は、どれも経営的に見ればその業についての専門性を必要とされてはいますが企業体としては素人が指揮をしなければならない、という点で実のところ無理が生じているように思えます。これは一般企業での技術と経営の専門化に近いところがあるでしょう。ただ、過去ずっと「先生」としての尊厳を社会的に認知されているため、経営として誰かの下にはいるような形は難しいように思えます。となると、経営(というか経理的な面で)のプロによるアウトソーシング、ということはありなのかな、とも思えます。今回のファンドがどこまで入って行くかはわかりませんが、地方ゆえに金勘定だけでない部分があることについては改革が必要なのかな、とおも感じています。

2.スター・ウォーズ エピソード3公開
 監督が「シリーズ最終作」と語っているスター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 が19日、全米で公開になりました。最初のスター・ウォーズから28年、思えば長い時を経たものです。
 私は最初の作品からすべて映画館で見ている年寄りですが、当時は9部作と言われていた話が6部作になる、と言われて最初は不満を感じていました。ただ、今終わりを迎えつつある状況を見ると、これはこれでよいのかな、とも思えてきます。なにせ、ジェダイの帰還以降の話はいろいろと小説としては作られており面白いものもありますが、スピンオフものとはなっても「本編」にはなりえないような気がしてきたからです。

本編としては、「ジェダイの騎士が昔いました。一人の少年がジェダイになったが、悪者になってしまいました。しかし、その息子が正義の心を取り戻してくれました」というだけで良いように思えるからです。ルーカスは世界中の神話・伝承のエッセンスを学習して、意識して取り入れていますからね。

また、30年近い時を経ることで、アメリカ人にとってはひとつの神話を得ることに成功したようにも思えます。今あるいろいろな民族の神話、伝承にしても最初に誰かが言い出したのでしょう。神話の構造を取り入れて作られた「スター・ウォーズ」も、ジェダイというよくわからないけど理想の何か、という「神話」をアメリカ人に与えた最初になるのかもしれません。

3.スーパー等のレジ袋、有料化なら法制化を

私が子供のころ買い物のお使いに行ったときは、買い物籠を下げて行きました。これが店で袋をもらえるようになったのはスーパーマーケットの普及に沿ったものと記憶しています。で、今この袋についてはゴミの象徴のようになってきました。確かに、有料ならば手持ちを持って行くという買い物客は多いでしょう。ただ、これがサービス競争の一環にもなっているため各店としては客足が減るというのも避けたいのが本音だと思います。であるから有料化なら法制化、というカルテル的な動きをせざるを得なかったのだと思います。

 ただ、スーパーだけなのか、デパートでの包装も有料なのか、包装費込みで売るようになったらどうなるのか、など問題は大きいでしょう。販売店側も、万引き防止という面がレジ袋にはあるのですよね。結構根が深い問題かと思います。


2005 05 22 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.18

HD-TV時代のコンソール

今開催されているE3(Electronic Entertainment Expo)において、マイクロソフト、ソニー、任天堂のゲーム機3強がそれぞれ次世代機を発表しています(任天堂は正確には自社カンファレンスですね)。(特集記事はこちらなどご参照ください)。
 それぞれHD-TVを目標として開発されています。また、それだけでなく、「世界の再現」という究極の目標に向かいつつもあるようです。

さて、コンピュータと同時に生まれたといわれるゲームですが、家庭用として最初にメジャーになったのは任天堂の「ファミリーコンピュータ」からでしょう。ソフトカートリッジを交換することでいろいろ遊べる、最初から2名での人間同士の対戦・共同プレイが出来る、声による押しボタン以外のインターフェースも使えるなど、意欲的な仕様が盛り込まれていました。今の汎用ゲーム機はすべてこの仕様の子孫といってもそうは間違っていないでしょう。

 また、別にほぼ同時期にPC用のゲームも進化してきました。こちらは家庭用テレビ(NTSC)の呪縛にとらわれることなく、最初から高解像度、大容量で作られてきました。ただ、「ゲーム性」(遊んでいて楽しい)というのは解像度や色数や動きなどのスペックだけではないこともずっと言われてきました。

 そして、いよいよ家庭用ゲーム機にもNTSCから離れる日がやってきたのが今回の各機の発表といえるでしょう。HDTVは1080P(1440×1080ドット)であり、今のPCの標準スペックであるXGA(1024×768ドット)を超えています。つまり、画面処理的にはPCと同等に使えるスペックがあるわけですね。さらには、ネットワーク、高速レスポンスを実現する各種インターフェースなど、ビジネス機能と拡張性以外はすべて並みのPCを超えているのが今回の各機というわけです。
 特にGUIなどのインターフェースは子供でも使えるユニバーサルデザインとなりえるでしょう。これは、PS2をベースに作られたPSXという録画機が実験機と考えれば、PS3をベースにしたPSX2(仮称)については相当な使いやすさが得られるのではないか、と思えるのです。

マイクロソフトにしても、PCにおける覇権はとったにしろ、このままいくと家庭でのネット、ビデオ、メールなどのホームユースはコンピュータに取って代わりかねられません。そのためのXBOXとも考えられるのです。家庭でもビジネスユースに近い作業(家計簿、住所録、資産管理)もあるでしょうが、これだけのパワーのあるマシンですと小型カメラをつけて画像認識機能をつければ(テレビ電話が普及すればカメラは標準になります)、ほとんどの文字入力はなくなるでしょう。RFIDタグが普及した場合、リーダがあれば買い物を置くだけで入力OK、というのも可能ですね。
最後はメールの文章くらいですが、ケータイ世代のメール普及を考えると、フルキーボードも必需品とは言えなくなってしまう可能性があります。

そして、コマンドも言語認識、動作認識のソフトを走らせるくらいのパワーがこれらのマシンにはあるでしょう。つまり、「ホームロボット」のさきがけとなりえるようにも思えるのです。

ゲーム機、という皮をかぶって家庭に入ってくる高性能コンピュータ、これが強力な共通インフラとなったときに現れてくるサービス、これこそが21世紀前半を代表するような進化になるのかもしれません。



2005 05 18 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.15

今週のニュース(5/8~5/14)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます
1.総務省郵政担当高官、更迭される
 恐怖政治とかの話も出ていますが、これはシステム論から言えば特別間違ったことはしていないと思っています。直接人事権は総務大臣にあるにせよ、その総務大臣の人事権は首相が持っている、というのが行政組織のシステムだからです。で、これについて国会議員が文句を言う、というのは三権分立から言えば変な話なんですよね。政府提出の法案を国会で審議する、というシステムなのですから、政府内部の人事に国会が文句を言うというのはどういうことなのか、という事になります(もし政府高官があの国会議員は云々というとえらいことになりますね)。
 政府・与党と一体で考えてしまう習慣、国会議員についても政府の中の役職を優先して肩書きをいう習慣、これらを中立に改めて考えて行く必要があるように思えます。

2.モスフードサービス、新規FC店募集6年ぶりに再開
 マクドナルドを筆頭にいわゆるハンバーガーチェーンはいくつかありますが、その中で最初から高品質、高価格、路地裏路線をとっていたのがモスバーガーでした。ここ10年近くのデフレ状態でもそのメニュー展開は変わらず、むしろここ数年は匠味シリーズなど、高品質路線の追求に向かっています。(1個1000円のバーガーも出ましたね)これは、マクドナルドの低価格路線に挑戦するかのような状況でした。ただ、実際に食べてみると確かに味の差は大きいのですよね。バンズがちゃんと味がするのがモス、というのは変わっていません。また、モスは最初から地代を安く済ませるため路地裏路線を採っていたため数を追求する必要が無い経営状態であった、というのも高価格を維持できた理由でもあるでしょう。

ただ、今までは我慢の時期でもあったと思います。そのモスがいよいよ拡大しても良い、と舵を切ったというのは、社会の変化を表しているようにも思えます。カフェ業態ともマッチが良さそうですしね。モスが高品質のブランドイメージを維持出来た、ということはこれから人口減少に対する食品産業の対策としてターニングポイントになっているように感じています。

3.保険診療下での自己負担サービス明確化へ
 混合診療(保険診療と自己負担の自由診療のミックス)は、現状では認められていません。この点については外国では認められているのに国内では未認可のため使えない抗がん剤などで問題になっています。ただ、こういった先進治療だけでなく入院中の各種サービスについても今までは規定が無かったためグレーゾーンとなっていました。今回、これらについてガイドラインが出されたことで、病院としては堂々と請求が出来ることになります。病院経営としては有利なことは進めて行く、という面もあるように思えます。

2005 05 15 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.13

郵便のあり方はどうなのか

今開かれている国会でもっとも首相が重要視しているのが郵政民営化法案の成立です。反対派もいろいろ意見があるようですが、大雑把には、首相は「民営化すべし。無駄を省く」、で、対する抵抗勢力は「民営化したら地方から郵便局はなくなる。これでは困る」ということを論拠にしているようです。ただ、やはり盛り上がらないのは郵政をどうすべきかが主題ではなく、郵政を変えるまたは維持することは手段であって、そうることで起こる/起こらないことが目的化しているように思えるからだと感じています。

では、郵政をどうする、ということを目的として考えるとどうでしょう。たとえば利用度。郵便局が近くにあるべき、ということを理想として掲げるならば、人口比で何人の中で1箇所以上とか、時間距離はどうか、ということが検討されてしかるべきでしょう。市町村単位でもよいかもしれません。

さらに、郵政の提供するサービスはどこまでか、誰が行うべきかということもいえるかもしれません。極論すれば、全国の市町村に必要ならば全国の市町村役場に委託する、ということも手段としてはありではないかとも思うのです。どうせ同じ総務省なんですしね(内部の縄張りは私は知りません)。

民営化されても同じことが言えます。郵政会社の出張所を誘致したって良いでしょう。宅配便の旗が地方にだって立っているのだからゆうぱっくの旗が立っていても良いわけです。それこそ、地方公務員に委託するための手段を法的に検討したって良いわけですね。郵政のサービスを維持する、ということが目的であるならば、その手段はいろいろと考えられますから。

出自をたどれば、郵便サービスが日本全国どこででも受けられるということは、国家としての一体性を維持するための手段としては有効であり、どこの国でも整備が行われてきました。そして、この目的に対する手段として、コストが見合うか、コストがかかりすぎていないか、という見地での議論もあってよいと思います。しかし、今の議論はどれも手段を目的化して行われているがゆえにかみ合わない、盛り上がらないとなってしまっています。ただ、こうなってしまうと一般市民としては自分達の国家の行く末ではなく、国家というシステムの動きを予想しながら勝手に自分に利益が及ぶように、被害が及ばないように動く、という昔ながらのお上と庶民という形になってしまうと思うのです。これは世界中どこでも起きていることでしょうが国家戦略としては不幸なことになるでしょう。エネルギーが分散してしまいますしね。

誰にも干渉されないようにうまく通してしまうのが政治、ということではなく、正面から堂々と突破できるような形での議論、受け止めて判断できるだけの成熟した社会を目指すのが、長い目で見て国家の競争力をつけていくことだと感じています。
(これは企業でも同じですね)

(本エントリは週刊!木村剛へも投稿しています)



2005 05 13 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.10

メディアが取材に臨む服装

ゴールデンウィーク中に東京湾に紛れ込んできたクジラ、マスコミにとっては格好のつぶしネタになったらしく、生中継やらヘリで取材やら大騒ぎだったようです。ただ、その取材ヘリの中には航空法違反かもしれない低空飛行を行ってクジラの撮影をした機体もあったようです。

さて、私も会社にいて、社内であったイベントの取材に来たメディアの人を見ることもなんどか経験がありました。テレビクルーあり、地元の小さな新聞社ありいろいろです。で、感じたのは、

「どうしてメディアの方の身なりはあんなに見苦しいのか?」

ということです。

別にスーツで来いとは言いませんが、周りがみんな制服着ている中では目立って仕方がないんですよね・・もう少し清潔感のある格好は出来ないものでしょうか。それとも、来ている服装がどうでもいいから、JR西日本の記者会見の際にあんな暴言が平気で吐けるようになってしまうのでしょうか。

メディアの取材結果では取材している風景そのものは映し出されません。カメラのこちら側にいるわけですからね。ただ、取材現場ではメディアのクルーはものすごく目立っている、ということは自覚してほしいと感じています。黒子が舞台で目立ってはその舞台はぶち壊しですから。


2005 05 10 [報道] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.08

今週のニュース(5/1~5/7)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.非営利法人、活動内容により税金の追徴課税も

 ボランティア団体などに明確な法人格を与えるためのいわゆるNPO法が設立されてすでに7年近くたちました。問題もいくつかありますが、おおむね有効に機能しているようです(解説記事はこちら)。
 そして、さらに現在ある社団法人や財団法人をなくして行く、という公益法人改革が進んでいます。現在財団法人内部に勤める方の危惧もあるようですが、これは最終的には公務員改革(「公務」とは何か)につながって行くように思えます。
 今ある財団法人の中には隠れ公務員(国などからの委託事業のみで運営している場合、経費がすべて税金となるめ、金の動きだけからみれば公務員と同じになる)がいくつかあるようです。企業でこのような運営をすることは自由(特定取引先の比率が高すぎるのはリスクが大きいですが)、税金の使い方とすれば問題があるかもしれません。

2.質量の定義、いよいよ見直しか
 私達の社会活動においても、物理的な基本定数は重要な意味を持っています。たとえば時間。きちんとした精度を持って測れないと、みんなが持っている時計が合いませんね。クロック周波数があがっているコンピュータの世界ではもっと深刻になります。長さもそうですね。そして、これらの定数を定義しているのがSI単位系です。この単位系には7つの量があるのですが、唯一、質量だけは「原器の質量に等しい」という、他から検証の出来ない決め方でした。つまり、もし原器に傷がついたり埃がついたりして質量が変わると、キログラム自体の定義が変わってしまうからです。

 かつては長さ(メートル)もメートル原器などがあり、この長さに従う、という定義でしたが今は真空中を一定時間に光が進む長さ、と変わっています。最後に残った質量がどうなるか、興味深いところと思っています。

3.プロ野球交流戦始まる
 パシフィックリーグ側からの悲願ともいえるセパ交流戦がついに始まりました。興行的には、今のところまずまずのようです。ゲームも今まで見られなかった組み合わせがあるというのは新鮮味があり興味がもてます。やはり、希少性があるというのは良いことなのでしょう。来年以降のネタとしてどうするか、というのがありますが野球というスポーツ自体の魅力を高める方向に向かって行ってくれれば、と思います。

2005 05 08 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.07

ブランドvs本物

先日、大洗水族館に行ったとのエントリをあげました。また、テレビで今大人気の旭山動物園について紹介がされていました。この旭山動物園、以前は閉園の危機にまでいったそうですが、動物の魅力を引き出す展示方法にしたところ、人気を吹き返したそうです。

確かに、特別「珍獣」がいるわけではありません。ペンギン、オランウータン、ゴマフアザラシ、ホッキョクグマなどいるだけならほかの動物園にもいる種類です。しかし、生態や活動をきちんと見せるということに関してはこの旭山動物園は一工夫違った、というところが大人気の理由となりました。

実物を見ていない段階で論評はできないのですが、このアプローチは正攻法であると思います。実は、これはスポーツにも同じ事がいえるのではないか、と思うのです。

オリンピック放送の際にも言いましたが、オリンピックは超人たちが世界中から集まってきて運動会をするというすごい大会です。しかし、テレビ放送となるといわゆるタレントを引っ張り出してその名前で売るような見せ方をして、肝心の選手の影が薄くなってしまっていることがよくあります(特に民放ね)。

スポーツは何を見て楽しいのか。タレントがガイドとなり、その魅力を引き出す「薬味」として番組を構成するならば言いと思うのですが、時折これが逆になってしまうことがあると思うのです。

キャッチコピーのような「ブランド」だけでなく、魅力的な中身をいかに引き出していくか。本物の持つパワーを伝えて行くことが大切ではないか、と思っています。


2005 05 07 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.05

キャラクタービジネスとブランディング

ゴールデンウィーク中で経済状態が静かな中、バンダイとナムコが経営統合をする、というニュースが入ってきました。バンダイの持つキャラクター(端的にはガンダム)と、ナムコの持つ開発力でシナジー効果を出して行くというのが主な趣旨のようです。(分析記事はこちらが参考になるとおもいます)


で、持ち株会社の下につく事業会社のうち、バンダイ側の社長の今の肩書きは「CGO」。何かといえば、"Chief GUNDAM Officer"という、まさに名は体をあらわす役職となっています(連邦軍だと閑職かも)。このCGOたる上野氏がご自分で役職に対する意気込みをあらわしたコラムはこちらをご覧下さい。

今日の日経産業の記事では、人気キャラクターを持っていたとしてもバランスシートの資産の部には載らないため、時価総額に反映しない、とあり株価的には割安感があるのでは、とあります。これは映画会社などで見ても同様ですね。ソフトの価値をどう見るかは難しいでしょう。

キャラクターの価値というと、先駆者はディズニーです。ミッキーマウスの著作権については、期限が来るたびに著作権法が改正されて権利期間が延びてきました。対して、ガンダムはどうか。原作者の富野氏は存命ですし、矢立肇なる原作者はサンライズの会社そのものですので事実上不死身です。当分は期限については気にしなくてよさそうです。また、「ガンダム」というのはマシンであり、イメージであるため単独のキャラクターではないところが従来のキャラクターとは違うところでしょう。最初のRX-78ガンダムと今のフリーダムガンダムは、ガンダムという概念でデザインされた事以外に共通点はありません。ターンエーガンダムにいたっては、名前がガンダムでなければ同じとは誰も認知しないでしょうし。これらをガンダムという概念の元にすべてをコントロールしていく、というのは中々難しいと思います(バービーのシステムに近いかも)。

どちらかというと低年齢向きの子供向けキャラクターが多かったこの世界で、ミドルティーンレベルを中心にしたキャラクタービジネスがこれからどうなるか。注意してみて行こうと思います。


2005 05 05 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.03

大洗水族館に行ってきました

先週の日曜、茨城県にある大洗水族館に行ってきました。ここは3年前にリニューアルし、すっかりきれいになっています。周囲の評判もよかったため興味がありました。

場所は大洗市外から少し外れた海岸にあり、鹿島灘が目の前にあります。周囲の砂浜ではサーファーが多くいて海の気分を楽しめました。


展示も新しい水族館らしく中々凝っています。ここはシンボルとしてサメを中心にしており、サメやマンボウのような大型の魚の水槽もあり中々迫力があります。メインの大水槽ではダイバーがカメラを持ってもぐり、水中でフルフェイスマスクを使って解説しながら細かいところをプロジェクターで写す、ということをやり子供達にも受けていました。ほかにも、ペンギンやラッコへのお食事タイムとして解説や質疑応答をする時間を取っており、インタラクティブ性を持たせています。

さすがにGW中だけあって混んでおり、駐車場がいっぱいで少しはなれた海岸の駐車場から10分ほど歩くような状態でしたが、内部はそれなりに魚を見らるくらいの広さがあります。内部も再入場が出来たりしますので、海岸に出て水遊びをしながら水族館に行く、などのことをすれば家族連れで1日遊んでいても飽きないと思います(内部にキッズパークのような遊び場もありますしね)

GW中は18時まで開いていますので、ゆっくり見たい方は午後過ぎに行けば細かく見られると思います。中々侮れない場所で、楽しめました。


2005 05 03 [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.01

今週のニュース(4/24~4/30)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.羽田空港で管制官全員が閉鎖滑走路を忘れて着陸指示
 労働災害において、ハインリッヒの法則といわれる現象が経験則として知られています。重大事故1の裏には29の中規模の事故、その裏には300の軽度の事故がある、というものです。これは逆に言えば軽度の事故が起こるたびにその原因を追究してつぶして行く、さらに軽度の事故でも予測できるものは取り除いておかないと積み重なることで重大事故になりうる、というものです。そして一昨日、羽田空港で整備のため閉鎖中の滑走路に、パイロットが疑問を持って確認したにもかかわらず管制官が失念して誘導してしまう、という事故が発生してしまいました。

JAL関係のトラブルについてはこの記事にうまくまとめられていると思います。本業に専念できない企業は内部から崩壊する危険がある、という意味かもしれません。


2.ソフトバンク、1.7GHz帯でのW-CDMA実験局免許取得

 携帯通信ネットワーク市場への参入をソフトバンクが常々狙っていたのは良く知られていたと思います。800MHz帯では行政訴訟まで起こす構えで帯域確保を狙っていましたが、これは失敗におわりました。
 さて、携帯電話については各社機能拡大や市場参入を狙っていますが、これは「持っていることが社会的に認知されている唯一の情報機器」であることも大きいでしょう。そして、コミュニケーションの手段としても。
人間はつながっていたい生き物であるとすると、コミュニケーションの中に動きが生まれ、動きの中に市場が発生するということであるため、コミュニケーションがないところでは市場は頭打ちになってしまう、ということがPDAの失敗にいえるのかもしれません。


3.広島サヨナラ勝ちで2位に
 今年は開幕3連勝でよいスタートを切った広島ですが、その後負け越しなどがあって5割維持がやっとの状態でした。しかし、ここでなんとか踏みとどまっているようです。けが人も相変わらずのようですがなんとかこのまま状態を維持してほしいものです。

 で、TVの中継が終わってもRCCのインターネットラジオで最後まで聞けるんですよね。まあ、ジャイアンツ戦なのでTBSラジオなども中継はしていましたが、個人的にはRCCの方が(カープファンですし)。いろいろな問題でCMが入っていませんが、CMつきでネットラジオ中継が出来れば、たとえば海外のカープファンの聴取者に対しても意味が出てくるのかもしれません。ネット配信については、海外在住の日本人向け放送というのを積極的に市場として捉える時期のように思うのですがどうなんでしょう?ネット通販企業が日本製品を海外の日本人向けに売る、というのもあってそのCMがあっても良いようにも思えますが・・

2005 05 01 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック