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2005.05.31

意見を言うのに実名はどこまで必要なのか

最近、またBlogにおける実名、匿名に関する論争がいくつか出てきています。以前から言われていることなのですが、一つだけ。「実名」ってなんでしょうか。

たとえば、私の場合はskywolfというハンドルを使ってこのBlogを書いています。ただし、このハンドルは私の場合は固定であり、skywolfというハンドルを使う人物とは1対1で結びついています。ペンネームのようなものですね。芸能人で言えば芸名です。

相撲取りも「四股名」があります。朝青龍は四股名ですが、これは本名(パスポートに書いてある名前)とは異なっていて、もし彼が朝青龍の名でBlogを出したら、これは実名で無いからおかしい、とは言わないでしょう。「匿名」とは誰も言いませんね。

ですので、特に名をつけずに書いていく掲示板と、筆名でも出所が明らかであるものとは異なる、と考えられないでしょうか。変な話、通常のマスメディアでの署名記事だってその人が本当に書いたのかどうかは読者が判断するための証拠は何も無いわけですし。

ペンネームだろうが戸籍名だろうが、連続性を持って特定できるコードを持っていれば、あとはその人物が表現する内容が問題になるというだけでしょう。無名というのは裏が取れない、という意味で信用できないと言うでしょうがマスメディアが流す記事にしたって読者から見て裏が取れないのは同じです。信用云々は、ブランディングの問題だけ、と言い切れるかもしれません。

ネット以前でも、マスメディアが流す情報は人々にとってバーチャルなものです。戦争が起こっているといわれても目の前に戦車でも来ない限り体験にはつながりません。あるのは「戦争だから」と言われて出てくる政治家だったり警察官だったりするだけです。その意味で、圧倒的にバーチャルな方が多い情報の中でどのようなことを見ていくか、そしてその中で判断できる実体験を多くしていくかが受けてとしては問題であり、発信側は自分がバーチャルな内容を発信する中で受け入れられるようなブランドを作っていくしかないのでは、とおもっています。

(自分にはあまり偉そうなことを言える戦略があるか、といわれれば無いのですけどね。誠実であれ、というだけで)

(本エントリは、週刊!木村剛へも投稿しております)


2005 05 31 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク

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Aさんは、最も身近で最も詳しい筈の自分の歩みには触れないで社会を語ります。B評論 続きを読む

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