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2005.07.21

デジタルで観客もレベルアップ

ネットは新聞を殺すのか」Blogを書かれてる湯山氏のサイトですばらしいサイトを紹介されていました。"JAPAN-GEOGRAPHIC.TV"です。日本各地の美しい風景をハイビジョンカメラで残していく、というサイトです。見に行きましたが、随分な数となっています。

さて、こういったプロジェクトは技術的には以前から可能でしたが、実質的にコストなどから不可能でした。しかし、昨年からコンシューマー向けのハイビジョンカメラが発売され、今年はソニーからついに普及型のHDハンディカムが発売されています。一昔前のハイエンドDVカメラと同程度の価格で売られており、手が届かない、という感じではなくなりました。

SONY デジタルハイビジョンハンディカム HDR-HC1(シルバー)
画像は上記を見てください。


また、圧縮としてもWindows MedeiaがVersion9からHDに対応しており、インターネットで流すにも現実的な容量まで圧縮できます(プレイヤーも無料で配られていますしね)。

そして、サーバ側も光ファイバーであれば上りも高速で送れるため時間がかからずに供給できます。

これらを組み合わせていけば、機材的にはかなり低価格で高品質の映像を作ることも出来ると思うのです。

もちろ、作成技術と経験はまた別でしょう。しかし、少なくともやる気や夢を阻む壁は事実上なくなったと言って良いのではないかと思います。DLPプロジェクタを組み合わせれば、機動的に上映会を行うことも可能なのです。

今上映されているスターウォーズ エピソード3のパンフレットで、プロデューサーのリック・マッカラムのコメントとして次の文がありました。

「映画製作のプロセスや映像関係のビジネスは、個人のものになっていくと確信している」

放送局というのは、技術的な必然性がかつてはありました。今でも資本力が必要な場合の「枠組み」としては有用でしょう。ただ、製作そのもので考えていけば少なくともアイディアは配信に関しては必然性が減少しつつあると思います。この前のエントリに書いたように、高校の放送部が自校の応援放送を流す事もクラブ活動の予算レベルでも十分可能なのです。

映画は映像の総合芸術ですが、これすら個人のものになるとすると、ビジネスの枠組みとして次に何が来るのか。放送局なのか、配信会社なのか。映画配給会社ならぬ番組配信会社になっていくのか。マーケティング上放送という手段は有用でしょうが、コンテンツそのものとしてみると難しい状況になっていくように感じます。また、やる気のある人にとっては今のうちに先行投資をしておかないと後で泣きを見ることになるようにも思っています。

2005 07 21 [映画・テレビ] | 固定リンク

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