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2005.08.09

電池は家庭用こそ普及すべきか

前に、電気自動車「エリカ」の紹介をしました。そして、このプロジェクトにはスポンサーとしてダイワハウスが入っています。一見関係なさそうですが、電池技術の発展が将来の家庭用エネルギーユニットとして重要であることを示しています。

今有望視されているのは、二次電池(充電型電池)としてのリチウムイオン電池です。これが家庭用として普及することで、太陽電池の利用にもはずみがつくのでは、という考えもできるのです。

今、エコや省エネの考え方として家庭用太陽電池、風力発電機が検討されており市販もされています。ただ、たとえば災害時などの停電対策としては、今の太陽電池は発電は出来るが充電ができないために夜間は使えません。風力も不安定ですので、災害時に独立してある程度動けることを考えるとバッファーとしての電池が必要になってきます。家庭用として新築家屋に普及していけば、量産効果が効いてきて安価になっていくことも期待できます。大型充電池の用途はまだ未知数なのですが大規模災害時のエネルギーの有効利用が考えられます。

そして、これは既存の電力会社のビジネスを阻害しないことも考えられます。たとえば、東電が電池と発電ユニットをリースする、という形をとっても良いのでしょう。メンテナンス頻度にもよりますが、大規模原発を新設するコストとどちらが良いのか、検討する価値はあるように思えます。

現在の一般家庭は、50年前とは異なり一軒ずつの機能がハイテク化、電力を要する家に変わっています。ここで大規模災害で電力が供給されなくなったとき、通常の生活に戻る(経済活動が可能になる)までの時間が変わってしまうことが予想できます。さらに、助かるかどうかの情報を入手できるかどうかまで変わって言っていくと思うのです。

オール電化、という事が言われていますが、非常時を考えるとエネルギーを1系統だけにする、というのは不安感があります。しかし、自家発電・充電ユニットがある、と考えれば話は変わってきます。温暖化対策、防災対策としての分散化は有効ではないでしょうか。そして、EVの充電基地としても十分有効に使えるように変わっていくのでしょう。


ソーラーパネル(太陽電池):GT-234ハイブリッド発電システム ECO-30ZXP

2005 08 09 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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コメント

こんにちわ。
非常にわかりやすい説明をされていますね。
油の代替エネルギーとして考えるとまだまだ実用レベルには至っていないとしても、災害時などのエネルギー確保に太陽電池を利用するというのは、近い将来導入されるのだろうなというのをこの記事を見て感じました。

投稿者: くろ@雑学のブログ (Aug 9, 2005, 2:38:46 PM)

くろさん、コメントありがとうございます。私の家はいまだにプロパンガスなのですが、停電や災害時には独立している分安心感があるのですよね。この点、オール電化には一抹の不安がぬぐえないのです(3年前に当地も台風で大停電がありましたし)。

投稿者: skywolf (Aug 9, 2005, 7:13:35 PM)