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2005.09.28

目に見えないものとの競争

日経ビズテックの最新号を読みました。「日本病」と称して日本企業が陥る問題点の分析がされています。その中で「隣との競争が好き」という評がありました。この記事ではエレクトロニクス分野でのDRAM競争を指していますが、この事は「わかりやすい競争は得意だが目に見えない部分の戦略的な想定による競争は苦手」という事につながるように思えるのです。

この、「隣との競争」は、「遅れたくない」という心理による競争には繋がりますが、遠く離れたところで起きることには関心が生じません。また、自分で何かを先にしよう、ということも抑制してしまいます。何かを始めると途端に隣から競争を吹っかけられますから。これが「ブルーオーシャン戦略」(競争が起きる前の新しい市場を作っていく戦略)を取りにくくしてしまう結果にもなってしまうとも思えます。
 
さらに言えば、「戦略」という考え方自体が目に見えないものとの戦いでしょう。具体的な敵(問題)が目の前にあって何とかするのではなく、自分で問題を設定し、対抗策を考え、時間をかけて解決していく。当たり前のようですが苦手とする日本人は多いのではないでしょうか。

逆に言えば、日本市場においてはこの「戦略」を普通に出来る人を持つ企業であればより有利に市場を展開できる可能性があるともいえます。事前に設定した行動に沿っているため、競争が起きても想定内であれば先手が打てるからです。先手必勝、少なくとも負け越しはしない、といえますからね。

この秋番組が終了した「プロジェクトX」、いい番組でしたが、後半は各テーマが戦略の無さを露呈するような状況になっていた、とも見えます。「プロジェクト」というタイトルに負けてしまっているようにも見えるのですよね。その場しのぎというと言い過ぎでしょうが、戦略、商品開発で言えば設計思想と言っても良いでしょう。この思想部分に強いものを感じなくなるとどうしてもその場だけ、という事に陥ってしまうと思うのです。

小泉改革は自分で考えるという形に日本社会を変えていく大リストラクチャリング(再構築)だと理解しています。競争の度合いは強くなりますが、よりチャンスが増えることとも感じています。新しい成長ステージに勝ち残ることができるかどうか、今を逃さないようにしていくことが必要だと自分の行動にも言い聞かせていこうと思っています。


(本エントリは「週刊!木村剛」への投稿でもあります)


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2005.09.26

今年も東フィルコンサート

昨年の記事でも書きましたが、今年も東フィルが銚子に来て、コンサートがありオーケストラを楽しんできました。

今回は金 聖響指揮でスメタナのモルダウ、ハイドンのトランペット協奏曲、チャイコフスキーの交響曲5番でした。ライブ演奏はやはり違います。CDでそれらしい体験はできますが、生を知っていてその上でCD、というのとCDだけで体験したような感じになるというでは違うな、というのが改めて感じます。


まあ、私もご大層なことが言えるほど生の体験をしているわけではありません。逆に、体験を新鮮に感じているところではあります。バーチャルとリアルの差は縮まってはいるが決して埋まらないのかもしれないな、と思っています。


金聖響/ベートーヴェン:交響曲第2番&第7番

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2005.09.25

今週のニュース(9/18~9/24)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.政府系金融機関の融資残、半減まで期限を明記

21日の特別国会で首相に指名された小泉首相は、郵政改革の次として政府系金融機関の改革に手をつける、と発言しました。政府系金融に関してはこちらを参照してください。

これらの政府系金融機関の融資業務は、公的サイト故に「儲からなくて良い」というように理解され、直接融資が行われています。所管省庁の天下り先としても重要なのでしょう。ただ、融資が予算化された場合は残高自体が目的となって融資が必要か否かという点よりも重要視されてしまうのではないでしょうか(本末転倒ということで)。ま、これはバブル時代の銀行でも起きていたので官民関係ないのかもしれません。民間がこれで経営をおかしくするのは自業自得(だからこその民間)なのですが、公的サイトは税金である(強制力のある徴収が行える)分、いっそうの節制が求められると思うのですが。
 中小企業にとって辛くなるでしょうが、実質的に一般銀行への迂回融資という面もあった政府系金融機関の融資が減ることは、経営への条件設定が明確になる分、全体を鍛えることにもなるのだと理解しています。

2.野村ホールディングス、ネット専業子会社設立へ
 野村證券はいわずと知れた日本最大の証券会社です。実はネットへの取り組みも早く、古くはファミコントレードすら行っていました。ただ、支店網などのリアル店舗、郵貯との連動などとの引き換えに手数料が他のネット専業証券などとは大幅に高い、という事もあったわけです。ここにきて、株式市場の活発化、個人の小口投資家の増加が無視できなくなったということなのでしょう。
 ただ、株を公開している企業にとってはネット取引を通じた個人投資家の増加は経営状態のチェックがより厳しくなったとも言えるのかも知れません。毎日選挙している政治家のようなもので、ちょっとでも風向きが変われば株価の低迷となってしまうからです。特に、業務内容の認知度が低い企業は辛いかもしれません。
 まあ、そのためのネットによるIR活動が重要とも言えるでしょう。
 従来の法人、大口投資家が重要であることは間違いないでしょうが、「取引の手数料」商売に関しては、ネットが主戦場になった象徴的なことかもしれません。そして、ネット企業にとっては従量制料金が取れる最後の砦、とも言えるでしょう。

3.山陽新幹線もエクスプレス予約が可能に
 JR、NTT、電力、これらに共通することとして、比較的最近まで「カード払い」が無かった事が挙げられます。窓口業務と現金取引が主で、カード払いはあまり普及していませんでした。DoCoMoもそうですね。3年前ですか、PHS(NTTパーソナル時代の契約)を解約しにドコモショップに行って、契約がカードだったので驚かれたことがありましたし(パーソナルはなぜか最初からカード払いが出来たのです)。
 そしてJR、今でこそJR-EはVIEW、西はWEST、東海はExpressとカードシステムを持っていますが以前は現金のみだったため結構面倒だったのは事実ですね。航空会社は古くからカードシステムだったことと比べると体質の違いを感じさせます。
 ネット、クレジットカードと金融の電子化がどんどん進んでいます。このようになってくると、実体を持った通貨が徐々に減り、かつての「金本位制」と同様の「貨幣(紙幣を含む)」への変換権、というような形に変わってきているのかな、とも思えます。


この道40年のハム職人、斉藤親父の新作です!ウインナーの王様お酒のお供に「サラミ風ソーセー...

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2005.09.24

万博終わりのエコロジー

最初は集客の点でどうなるかわからなかった愛・地球博ですが、予想よりも多い2200万人の来場者を迎え、大幅な黒字となりました。また、トヨタ流「カイゼン」も活動し、当初まずかった点もいろいろと修正されているようです。万博というものの集客力がこれほどの物だったとは驚きではありました。他にも驚いた人はいるようで、こちらの記事にも理由が考察されています。

さて、当初から一部のパビリオンが終了後に売りに出されていましたが、終了にあたり備品がオークションで処分されています。カナダ館、オーストラリア館、スペイン館などですね。このうちオーストラリア館では厨房、事務用の機材の一切合財がオークションに出されているような勢いです。ポリタンク10個セット、なんてのがこの一切合財さを象徴していますね。

もちろん、今回の博覧会のポリシーがエコロジーである以上、単純に捨てるから再利用に向かうこと自体はよいことだと思います。ただ、これがお題目だけでなく実行しうるインフラ(たとえばネットオークション)が整っているということ自体が21世紀的、とも思えるのです。

もちろん、このオークションがそれなりに成立しているのは「万博」だから、というネタのプレミア分はあるでしょう。企業倒産セールではここまで話題になりませんしね。ただ、それでもこういったことでネットオークションなり、再利用のルートが商業ベースに乗ってくるという事は物を無駄にしない、という事ではよいことでしょう。経済規模という点では新品が売れなくなるのでマイナスになるかもしれません。税収では、新品だろうが中古だろうが消費税なら同じ、と考えればプラマイゼロになりうる可能性もあるでしょう。

捨てない社会、という事の実験の一つとして、最後にオークションの成功を祈りたいと思っています。


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2005.09.18

今週のニュース(9/11~9/17)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.成田空港、着陸料引き下げへ
 成田空港は国内最大の貨物空港であり、かつ東京エリアへのほとんど唯一の国際空港なのですが、高い着陸料が航空会社の悩みの種でした。しかし、昨年4月に空港運営が民営化され各種合理化が進んだ結果黒字が生じ、着陸料の値下げ余地が生じるようになりました。国家プロジェクトゆえに、各種の無駄が出ていたことが独立路線になりかつ羽田との競争も意識するようになった結果だと思います。民営化されることがすべてよい、とは言いませんが運営側が慢心することを防ぐ、という事の効果はあるでしょう。活力はこうしたところから生まれる良い例だと思っています。

2.公立病院などでの支払い、クレジットカード払いが可能に
 病院というのは、サービス業と考えてみれば不思議なところです。料金表も無く、コストもわからない。行って見ないといくらかかるか判らないし、決して安価ではありません。しかも現金払いのため、いくら持っていけば良いのかわからない、という問題が以前からありました。私立ではカード払いも可能、という場所が少しはあるのですが、ほとんどは無かったのです。しかし、さすがに今はカードが普及しているため支払い手段としても問題がなくなってきたと思われます。あと、公立機関で、というところがミソでして今までは指定金融機関などでないと支払いが出来ない、という事がありましたが、今後はカードですぐに、という事になるわけですね。将来的にはEdyなどの電子マネーもあるのではないでしょうか。
 窓口業務の効率化なども税金の有効利用という点では重要だと思います。やっと民間並みに便利になるきっかけになれば、と思っています。

3.総選挙開票所、ホテルを使ってかつ節約に
 今回の選挙でのこぼれ話。東京都昭島市の選管は、開票所に市内のリゾートホテルを使いました。通常使う体育館が既に予約で埋まっており使えなかったためです。コストアップと思いきや、ホテルの場合会議システム、空調設備、設備運用の人員などが最初からあるため体育館を使う場合のレンタルコストが不要となり、環境アップとコストダウンが両立した、という結果になりました。発想の転換が重要という事ですね。また、大昔の民間のインフラが整っていなかった時代の名残がこんなところにも出ているのかもしれません。


4.年金施設、評価損6000億円に

 グリーンピアを代表とする年金施設ですが、これらの評価をした結果6000億円のマイナスと出ました。まあ、最近の年金資産の運用は株価の回復もあり4~6月で8591億円の利益が出たくらいですので、運用次第で取り戻せなくは無いのですが、これをもって油断せず年金としてきちんと還元できる体制を今後キッチリ作っていく必要があるのでしょう。社会保険庁の改革もきちんと見ていく必要があると思います。


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2005.09.14

自分の信念は変わっていないが

今回の総選挙では、小泉首相一人を押し出すことで自民党の勝利となりました。意見のブレが無いことで判断がしやすかった事も勝因の一つでしょう。そこで、過去の事例をネット上で探してみました。

まずは、7年前の小泉厚生大臣のインタビューです。

これって、今年言った事といっても通用するような内容ですね。

続いて、最初の総裁選の際のインタビューと解説記事です。ここで面白いのは「パフォーマンス下手で人見知り」という評。近年の批評から見たら技術論的にはまるで変わっているということですね。

同様に、総裁選の際のPHPレポート信念の部分は評価されています。

ぶれないことが良いかどうかはなんともいえません。君子豹変す、とも言いますしね。ただ、政治家については「私はこう思う。選ぶかどうかは任せる」という態度については異議を唱えにくいことは確かだと思います。演出にしても、これがあることは既に知れ渡っていることですしね(今回の衆院選、各党のCMが出ましたが本編出す前にテレビでメイキングが報道されるようでは・・各党も本編出す前は撮影シーンはナイショ、というくらいはして欲しいものである)。

今回の勢いは、クリントン氏が当選した際の”Change”というスローガンを思い出させます。クリントン氏はスキャンダルの多い大統領でしたが、なぜか受け入れられてしまったような雰囲気がありましたし、小泉首相にも同様の雰囲気を感じるのです。

まっすぐな首相が遂に念願の郵政民営化を果した後、どんな光景が待っているのか。待つだけでなく、変わっていくことを予想し、事前に対処するだけの努力も必要なのでしょう。投票者の結果なのですから。

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2005.09.13

映画版デビルマンを見ました

昨年最悪との話題作「デビルマン」、やっとレンタルで見ました。ありとあらゆる評が悪いということでどんなにひどいんだろう、と先入観ありまくりの状況で見ましたが、確かにこれはひどいです。実写ですのでアニメのように作画が悪いとかは無いのですが演出、演技、脚本、いずれをとっても頭をひねることが沢山ありました。

前提条件ですが、私は原作をキッチリ読んでいます。また、アニメも一通り見ています。世代的にはリアルタイムでオリジナルを見ていた年代になります。

 で、今回の映画ですが、他の方の評などはこちらこちらをご覧下さい。

 悪評については私も同意見ですし、いまさらもう一つ悪評が加わったところで変化するわけではありませんので詳しくは述べません。分析もこちらのサイトが詳しいですしね。ただ、一つ言いたいのは「稼ごうとすらしていない映画の存在が許されるのか」ということです。通常、この手のマンガ発の作品の場合、タイアップが山のように出来ます。最低でも原作本が書店で復刊するとか、フィギュアが出るとか。ただ、私は公開当時も原作本を売ろうとする気配は見ませんでしたし、その他のタイアップ製品も見かけませんでした。作品の出来に恐れをなした、という事なのかもしれませんが、商売にすらならない、というのは商業作品としては最悪といえるでしょう。

と同時に、良質のコンテンツをこうも無残に捨てられる神経も理解できません。芸術性などを無視して純粋にビジネスとして考えても、もっと稼げることが出来たはずなのに、と思ってしまいます。

無理解ということの悲惨さを反面教師として学ぶ事ができる稀有な教材なのかもしれません。


2005 09 13 [映画・テレビ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.09.11

開票確認

開票結果がでました。自民単独で296、自公あわせて326と3分の2を超えました。選挙戦、という言いますが明確な争点を作り、白黒はっきりする、という戦略が功を奏したと言えるでしょうし、有権者の支持をとることが出来たと思います。

ま、自民有利とは思っていましたがここまで来るとは思いませんでした。確かに、今回の反対論者をはっきりさせ、外部に追い出すことに成功したため、自民党のヌエ的部分を減らした(ように見える)ことが政治に対して直接の利害関係者ではない無党派層に対して有利な部分を出したことが出来た、と後知恵ながら思いつきます。

私が外野で(マスコミを通じて)見ていた時の感覚では、小泉首相が郵政法案が不成立なら衆院を解散する、というのは十分ありえる、というものでした。逆に解散しないで妥協したら首相の支持率は落ちていたでしょう。もちろん、マスコミを通じてですので、こういったように感じさせること自体が首相およびその周辺の作戦、とも取れます。

選挙という「国民に信を問う」ことを権力闘争のツールとしても最大限使いこなしたと言えるでしょう。選挙の当落が直接序列に影響する、という体質を知り尽くした上での判断、とも取れます。

ともかくも、結果は出ました。と同時に、地盤、看板が関係ない「メディア型選挙」の時代に完全に切り替わったとも見られるでしょう。振れが大きくなる小選挙区の特性が出たとも言えます。

少し面白いのは、社民微増、共産維持と2大政党というよりはかつての自民党1強の時代に近い議席配分になったことです。これで民主党がどうでるのか。「野党」の性格を強めるのか、より攻撃的な与党奪取型になるのか、中途半端は許されないでしょう。

いずれにしても、今の日本の状況、すなわち「現状維持」はありえなく、変化しなければ生き残れないという事を有権者が感じている(感じさせられている?)ことを現しているのでしょう。こうなりますと、どちらへの変化が望ましいのか、また次の選挙(最低でも再来年の参院選)がありますのでここがレビューの場になると思っています。


2005 09 11 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

今週のニュース(9/4~9/10)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.NTT株の売却可能政府持分、売却完了
 財務省はNTT法で保有が義務付けられた33.7%の株以外の持分すべてのNTT株の売却を完了したと発表しました。売却額は累計で14兆5千億円です。投資(電電公社の設立、運用)に使った金に対してどれだけの回収があったかはなんともいえませんが、民営化の果実とは取れるでしょう。郵便銀行会社(仮称)、郵便保険会社(仮称)の売却時に何が起きるかは判りません。売れないかもしれないし、売ることによって国債の引き受け手が減ることをどうするか、注意深く見ていく必要があると思います。

2.小麦の黒さび病、アフリカで拡大
 小麦はいわずと知れた基幹作物です。そして、この小麦に感染する新しい種類の病気がアフリカで広がりつつあり、アジア、アメリカに伝わった場合大被害を及ぼす可能性があると指摘がありました。(小麦のさび病についてはこちらを参照

抵抗性のある品種については研究もされていますが間に合わない場合は大変なことが起こります。今の日本では食糧危機というのはあまり考慮されていませんが、病虫害のリスクは厳然と存在することは忘れてはならないと思います。

3.衆院選期日前投票、前回の1.3倍に
 いわゆる不在者投票、今は期日前投票と言いますが今回の総選挙については前回の1.3倍超の数となり関心の高さをうかがわせます。私も経験がありますが、今の期日前投票は実に簡単になっています。まあ、既に終わっていますから今回は間に合いませんが次回以降当日都合が悪い人はぜひ期日前投票も利用していただきたいと思っています。


2005 09 11 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.09.10

明日はいよいよ投票日

明日はいよいよ総選挙の投票日です。色々ありましたが、八方美人的な公約、国から仕事を取ってくる、ということが全体では争点に出来なくなった選挙といえるでしょう(局所的にはまだまだあるでしょうけどね)。

そして、郵政解散といわれていますが「国家財政」が真の争点といえると思っています。方法論として郵政を持ってきていますが、特別会計の巨大化、融資の供給源としての郵貯、という概念が以前よりも広く伝えられるようになった、という点で従来よりも変わってきていると思っています。

YES! PROJECT

以前も紹介しましたが、文句があるならまず投票しよう、ということですね。YES!プロジェクトが動いています。確かに1票がすぐに政治に反映されるわけではないですが、入れないことが白紙委任になるということの覚悟だけはしておくべきでしょう。

現実の有権者、世間にいる人たちはそんなにネットを使って情報通な訳ではありません。ネットでの意見が投票結果にそのまま出てくるものでも無いでしょう。しかし、徐々にでも事実に向かい合うことが出来れば、と思っています。

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2005.09.06

選挙対策もマスから個の時代へ

選挙戦真っ最中、投票まであと5日となり、各党の意見も出揃ったと思います。選挙カーもそれなりに走っていますが、以前よりは減ってきたのかな、という気もしないでもありません。メディアが発達している今では、ポスターや名前の連呼による記憶付けという時代でもないという形にようやく変わってきたのでしょう。

また、今回の選挙は総花的な美味しい話だらけの「公約」が無くなったという点でも画期的と思えます。その分、より個々に対するアプローチが重要になってきた、といえなくもありません。

自民党の選挙対策資料なるものも出回っております。内容の言葉遣いはともかく、マーケティング的なアプローチとしては何てこと無い内容ですね。むしろ誰にでも、ということで的を絞れないものよりもターゲットを明確にしてその心の内に届くようにする、という点で進化が見られます。

そして、受け取る個々も自分の生活や社会がどうなるか、それぞれに考えさせる状況になっているといえるでしょう。イデオロギー的な対立ではなく、自分達の生活の方策を決める選挙、といえなくもありません。これをスケールが小さくなったと見るか、より具体的な話が出来るようになり現実論が成立するようになった、と評価するかはそれぞれ変わるでしょう。しかし、美味しい話を求めるのではなく、政策を考えることの方がよりよい社会になっていくと思っています。


郵政、年金、医療、外交、少子化、色々問題がありますが、自分はどうする、という意見を持って投票所に行きたいと思っています。


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2005.09.04

今週のニュース(8/28~9/3)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.東電、富士重工と電気自動車を共同開発へ

何度か取り上げている電気自動車の話です。富士重工は共同開発をしていたカネボウから電池、キャパシタの技術を買い取り電気自動車のプロトタイプ「R1e」を発表しました。そして、この電気自動車に使う急速充電器や東電の業務用車両などについて東電と共同開発を行う、と発表がありました(東電のニュースリリースはこちら、富士重工のニュースリリースはこちら)。
 今回は東電の自社使用の業務用車両についてですが、これでデータが取れること、数が出せることにより量産へ弾みがつくことが予想されます。また、一般への販売ですが、電気自動車の欠点として充電の長さと航続距離の短さが挙げられていますが、数が出ることにより充電インフラが整うことが想像できるのですよね。たとえば、最初は急速充電器を自動車会社のディーラーに置けば結構な数になるように思えます。スバルはマイナーとは言え、それなりに拠点の数がありますから、少なくとも出かけた先で電池切れ、という心配を減らす効果はあるでしょう。水素ステーションを置くよりもよっぽどハードルは低いですしね(爆発などの危険性が無い為、装置を置く為の規制は無い)。そして、普及して小型化すれば、たとえばコイン駐車場にオプションでコイン充電器を置くことも可能でしょう。1~2時間でも充電できればより安心、というニーズはあるように思えます。高速のPAにも比較的簡単に置くことは可能でしょうしね。
 今の性能では若干の不安はあるでしょうが、ディーラー網をそのまま充電ステーションに変えられる可能性がある、という点では水素を使うよりも実効性が高いように思っています。(レクサスでもしやると3年間ディーラーでの充電無料、とかもできそう)。



2.経産省、家庭用ロボットの安全基準などを策定へ
 ホンダが人間のように歩くロボット”P2"を公開して既に8年経ちました。ASIMOをはじめとしてロボットの存在自体は既に当たり前になりつつあります。ただ、まだ実用化には色々なハードルがありますし、安全性についてもまだあいまいな状況です。人型かどうかはともかく、色々な「動く機械」が家庭に入ることを考えるとそれなりの安全基準が必要なのは確かでしょう。ロボット工学の3原則にも、人を傷つけてはならない、とありますのでここをどういう風に作りこむのか、センサー技術などの発展にも繋がると思っています。


3.携帯電話からの110番通報、位置把握システム導入へ
 最近の緊急通報は携帯電話からが多くなっていると思います。しかし、携帯から110番へつないでも地元の警察ではなく、より広域の中核地へ繋がってから転送のため、位置把握などに時間がかかっていました。これらに対応する為、発信位置を特定して急行できるようにするシステムを導入する方向で動きが始まりました。

 本当はこれは救急の方がより効果的なんですよね・・私もたまたま事故に遭遇して救急に電話したことがありますが、事故の場所と固定電話の位置がずれているために質問に答えられないことがあり、携帯でかけなおしたことがあります。この場合は119番ではなく地元の救急の一般電話番号をかけることで素早く直接話ができ、円滑な会話に繋がりました。事故の場合は出動後も状況を見ながら質問に答えられる携帯の方がより便利だと思います。出先ならば止むを得ませんが、携帯に地元の救急の一般番号を入れておくと、もしもの時に貴重な時間を稼ぐことができる、ということは覚えて置いて損は無いと思います。


2005 09 04 [ニュース] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005.09.03

flowmap導入

R30さんのところで見つけた面白いものです。リンクを可視化して見せてくれるというもの。アクセス解析なども入れていますが、やはりグラフィカルな方が人間はわかりやすい、ということですね。私のところのような弱小ブログだとどう出るやら。

まあ、今まででもトラックバックの数やコメントの数などで人気度は推し量れたわけですが、それだけでなく誰がみてもどこから来ているか判る、というのは怖いような気もします。ネタによってはとんでもないところからリンクされていたりして。

このデータ自体も、場合によってはマーケティングの対象になってくるのかもしれません。解析しだいでは、「こういう事を言っているような人間は思想的にどんなところからリンク(つながり)が出来ているのか」という見方の研究にも使えそうですしね。


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2005 09 03 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.09.01

復旧の定義が変わってきた

今日は防災の日。大正12年の関東大震災を忘れないようにするためにこの日に定められています。そして、10年前の阪神・淡路大震災、昨年の中越地震など大きな地震から逃れることはできないのが日本という国の宿命でしょう。その中で、最近はお題目ではない、より実質的な訓練がされているように感じています。

一つは、広域搬送医療の訓練です。確かに、大災害が起きたときは当然ながらその地域の医療機関も被害を受けているわけで、被災地内の医療行為が万全にできるかといえばそれは無理、となります。地震は局地的である以上、近くの他の地域にいかに速やかに重傷者などを搬送できるか、という方がより現実的な対応でしょう。阪神・淡路の際も大阪、姫路の機能は生きていたわけですから。

また、近年の社会状況の変化を見るに、天災があるのはやむを得ない、ただ、被害をいかに減らすか、また起きた被害をいかに速やかに元に戻すか、という事に重点を置きつつあるように感じています。というのも、国の活力そのものに与える影響が関東大震災の頃とは比べ物にならないようになっているからでしょう。ビジネスという面でもIT化に伴い速度が上がっている分、復旧の遅れがビジネス、ひいては国の活力(財政も)に与える影響がより大きくなっているからです。

40年ほど前であれば、移動速度、ビジネスの速度も日単位、週単位程度でしょうから1日や2日の遅れはあっても実質的な影響は少なかったでしょう。ただ、今はより規模が大きくなっていること、ネットワーク化が進んでいる為1箇所のダメージが周囲に与える影響が大きくなっていることもその理由と考えられます。

先に挙げた広域搬送もそうですが、枠にとらわれない、謙虚かつ柔軟な思考が災害に対応するための重要なことではないかと考えています。つまり、寺田寅彦のこの言葉にこめられた意味として。

「天災は忘れた頃にやってくる」

天災を忘れず、状況に合わせて柔軟に備えをしておくことの警句として心にとどめておきたいと思います。

(最近の教訓だと、グラッと来ても火を止めるではなく逃げ道確保を重視、というように)。


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