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2005.10.30

今週のニュース(10/23~10/29)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.中小企業向け融資で個人保証なし商品が発売へ
 かつて、銀行が中小企業へ融資する際は不動産担保と個人保証がセットになっていることが通例でした。このため、経営が傾いた際に経営者個人に対するダメージが大きく立ち直りがほとんど不可能になり、その結果起業へのハードルが高くなったことも事実だと思います。もちろん、これはいい加減なビジネスに対するリスク対策ともいえますが、同時に銀行側にとっては成長力を見抜く目を鍛える機会を奪っていた、とも考えられます。
 ただ、不動産が安定した担保とはなりえなくなったこと、成長力のある新興企業を顧客として捉えられないことも銀行にとっては方向転換のきっかけとなったと思います(育って株式公開、何て時期になった状態の企業に対しても付き合えてなかったため指をくわえてみているしかない)。
 客観的な税務、会計が条件のため、中小企業と言っても企業統制を意識しておく必要がある、という意味もあると思っています。


 

2.政府インターネットテレビ、11月開始へ
 政府は、メールマガジンの拡大版として動画で首相動静などを配信する「政府インターネットテレビ」を11月10日より開始する、と発表しました。内容は見てからですが、出来うるならば過去のバックナンバーは「永久保存」と削除無しを原則にしてもらいたいと思っています。サーバーの容量が大変なのはわかりますが、今の国会TV,過去分がすぐなくなってしまうんですよね。あまり取っておきたくないような心理も理解できますが、責任という面ではきちんとしておいて欲しいと思っています。
(国会で折鶴作るとかね


3.ゾンビPC、迷惑メール発信の踏み台に

いわゆるコンピュータウィルスやスパイウェアといわれるもの、これらは以前はそのマシンを破壊したり、情報を奪ったりするものが多く見られました。今でも多いのですが、ある意味、これらによる被害は「そのマシン」だけです。しかし。中には制御を乗っ取られて他のマシンへの攻撃の踏み台にされることが多くあるようです。
 特に迷惑メールなどの発信用として使われることで、業者が逃げられるようになっているということは、それぞれのPCのユーザーに取っては被害者ではなく加害者の片棒を担がされている、という事になってしまいます。
 常時接続、24時間稼動のホームサーバなどが増えてくるとこういう悪事に手を貸すことになってしまうマシンになりかねません。セキュリティの確保は大事だということですね。

4.

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2005.10.24

土日でソウルに行って来ました

この土日で羽田からソウルに旅行に行って来ました。1泊2日とやや強行軍でしたが、天気もよく楽しめました。
韓国訪問はこれで2回目ですが、前回の経験もあり、下調べをより入念にしたつもりでしたがトラブルはつきもの、いくつか失敗をしてしまいました。しかし、人も優しく良い旅行になったと思っています。

さて、今回はDMZ(非武装地帯)を訪ねるツアーを組み込んでみました。ご承知の通り、韓国と北朝鮮は停戦状態であり、国自体は準戦時体制にあります。ソウルの街中を歩いている分には大都会で楽しい、というだけで終わりますが一歩北へ向かうと、河には鉄条網が切れ目無く張られ、一定間隔で武装兵のいる監視小屋がある、という光景は日本ではありえない厳しい光景と感じました。まあ、観光ルートにもなっているので今すぐ危険、というわけではないのですが緊張感はあります。

羽田から2時間で行ける「外国」、似ているところもあり、違うところも沢山あります。これらも体験してこそ言える部分もあるでしょう。少なくとも、頭の中でどうこういうよりも、実物を見て欲しいということはあるな、と思っています。

(先週の小泉首相による靖国参拝、という事に関しては市民レベルでは別にどう、ということは無いようで。ロッテデパートで関西から来た獅子舞などの演舞のイベントが予定通り行われていましたしね)。


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2005 10 24 [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.10.23

今週のニュース(10/16~10/21)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.ライブドア、通販大手のセシール買収

 今、ネット業界では「通販」という分野が注目されています。コンテンツうんぬんと言いますが、ヤフーの利益のかなりの部分がオークション部門によるところを考えると「物販」というところで利益を上げていくのはネットと相性が良い、とも取れます。そもそも、通販はメディアの歴史そのものとも取れますね。かつてはカタログという紙メディアしかなく、注文も郵送でした。そしてそこに電話が加わり、テレビショッピングという形態になっているわけです。そして、まさに双方向の相対ができるネットはより通販向きともいえるのですよね。
 楽天によるTBS「買収」はまだ落ち着かなさそうですが、これは電波メディアによる「テレビショッピング」の強化が目的ともいえます。何せ、ネットでカードを使って買い物をするという点ではまだまだ不安感を持つ人が多いのは事実でしょう。しかし、テレビですとその不安感は減少することが予想できます。チャンネルもデジタル化すれば増えますし、BS/CSとの一体経営も可能になりつつある今、楽天チャンネルを持つことは物販には有利だろう、とといえるのですよね。ライブドアも、物販で利益を上げていく場合「セシール」に社名を変えるくらいの可能性もあります。
 セシールブランドとネット(モバイル)の融合の方が短期的には有効かもしれません。

2.新聞協会、事件被害者の警察発表に実名求める。
 昨今の個人情報保護の流れに沿って、事件被害者の発表も匿名が増えつつあり、匿名の方向に向かいつつあります。新聞協会の意見としては、実名で発表されないと裏づけ取材もできず、確実な記事として発表できないから反対、プライバシー侵害のある恐れがある場合は当然匿名で記事にする、とあります。ただ、この論旨の欠陥は、「匿名で報道する」という事の担保です。特定記者クラブにのみ実名発表を行う、というのはギルド化、特権化となり権力との癒着にもなります。どの社にも平等に、というのではプライバシー侵害の恐れが拡大するだけです。
 「プライバシー」といいますが、日本的な考えで言えば「注目されない権利」とでも取れるかもしれません。しかし、メディア企業はこの権利を尊重している様子はなく、また尊重することによるインセンティブも働きにくいのです。
 さらに、たとえば10社に対して実名を開示して、それぞれが取材を開始すると被害者一人で10回対応する、となるメディアスクラムが起きてしまいます。どちらにしても静かでいられる権利はメディア自身によって侵害されてしまっています。自ら選んだ記者会見ならともかく、突然起きた事件被害者に対しては、取材したいのならば自分達で弁護士を差し向けてその指示に従うくらいのことをしないと信用はされないのではないか、と思っています。 

3.広島カープ次期監督ブラウン氏来日

低迷を続けるカープですが、来年は新しい血が入ってきます。以前カープにいたブラウン氏が監督として帰ってきました。3Aのチームを優勝に導くなど、実績もあります。
 今年もカープは年初は結構いい位置にいたのですが、交流戦の辺りから失速、結局最下位と終わってしまいました。ただ、芽はあると思っています。気持ちの持ち方一つで大きく野球は化けることがありますので、ブラウン次期監督の手腕に期待したいと思っています。

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2005 10 23 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.10.17

株式会社の持ち主は株主である。がしかし

阪神電鉄の株式の4割近くをいわゆる「村上ファンド」が入手し、経営に対して色々と注文をつけつつあります。その中で、子会社の阪神タイガースについて株式上場を考えたらどうか、という提案がありました。今のところファンの反発を買っており実現性は困難な状況です。

さて、通常企業経営において問題となるのが「ステークホルダー」ですね。通常は株主だったり、従業員だったり、取引先だったりします。ただ、ここで「ファン」という存在が出てきました。ファンの意見を聞いて上場するかどうか決めたらいい、という発言が村上氏からありましたが、これは「消費者の意見を聞く」という言葉と置き換えても良いと思うのです。株価を引き上げる経営方針と考えるにしろ、最終的に考えなければならないのは「ユーザーに受け入れられる」ということが前提ですから。

もちろん、具体的な方策の中にはユーザーの反発を招くものが存在することはありうるでしょう。一部のユーザーにだけ人気のある特定の商品を販売終了にするとかですね。ただ、ユーザーの大多数にそっぽを向かれる、ということは企業の運営を立ち行かなくさせる最大の理由だと思うのです。特にスポーツなど一般ユーザー相手の企業ではなおさらです。

ここで面白いのは、かつての森監督時代のライオンズですね。ユーザーに対する「勝利」の提供はうまくいっていましたが、満足度については上がらず、結果として人気も頭打ちでした。強いけどつまらない、とよく言われたものです。
商品の提供条件を間違えた、という見方すらできると思うのです。

そして、再び株式市場においての企業売買ですが、オープンである以上誰でも買うことができる、これは大原則です。その中で、買われる方に対して仁義を切れ、という趣旨の発言が10月16日のサンデープロジェクトで三木谷氏に対して伊藤忠商事の方からありました。(楽天によるTBSとの経営統合問題)。
ただ、ここでもTBSのユーザーの立場はあまり考慮されていないように思えます。もちろん、株主価値を高めるということは利益を上げるということですから、ユーザーに理解されて金が回っていくようにする、という大前提が当たり前にあるため、言わずもがななのでしょう。それでも、M&Aにおいてユーザーが置いてきぼりになってしまうケースがあることは述べるべきだと思います。


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2005.10.16

今週のニュース(10/9~10/15)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.セブン銀行、銀行代理業も開始へ
 最初コンビニにATMが出来ると聞いたときは結構違和感がありました。市中にATMが多数あり、かつ提携で他銀行のキャッシュカードでも現金が引き出せるなどサービスもあったので何もコンビニに無くても、と感じたからです。しかし、実際稼動するとどこにでもある、提携している銀行で手数料が安かったりする、など利便性が高く、むしろ銀行のATMが減るような形になってしまいました。
 そして、コンビニの中でも自主展開の出来るセブンイレブンが圧倒的に強く、今回ノンバンクとの提携にも乗り出すことになりました。
 現金を扱うインフラ、窓口としてのATMを抱えるという点で、コンビニは最終ユーザーと触れ合う部分のインフラをあらゆる意味で押さえる「小売業」を徹底していると思えます。クレジットカードの普及が比較的低いこと、クレジットカード発行の出来ない未成年、収入の不安定な層も含めてサービスが出来るということはまた強みとなってきていると思います。

2.経団連次期会長、キヤノンの御手洗氏に
 経団連といえば、日本の「一流」企業の集まり、とされています。まあ、財界という団体にどういう意味があるかは中々難しいところですが、政治に対する意見表明の窓口、トップが顔を集めることができる「口実」としての理由が大きいのでしょう。その中でのトップは従来は重厚長大型産業が多かったわけですが、今回初めてどちらかというと「小型」の製品を扱う企業出身者がトップに着くことになりました。
 さて、「政治に対する意見表明」といいましたが、これは重厚長大型(鉄鋼なり建設なり重工業なり)は、公共企業と切っても切れない関係にあるから、という部分が大きいでしょう。官需によって業績が左右されることが大きいですからね。しかし、情報型企業にとっては、規制は重要ですが「官需」ということに関してはごく一部でしかありません。そりゃ、官庁にキヤノンのコピー機が入ればいいですが、これはまさに自由競争の世界であり、官庁一つが落ちたからと言ってだから社運をかけて、とはならないでしょう。むしろ、各種企業に入れてもらえるほうが大切になります。
 トヨタも官需も重要ですが民需の方が圧倒的に大きいわけで、経済に関する政府の役割が縮小していることの表れとも取れると思っています。

3.WTO、日本は蚊帳の外
 世界の貿易においてかつては重要視されていた日本ですが、貿易の枠組みを決めるWTO(世界貿易機関)の交渉において、日本はトップ4の枠組みから外れてしまったようです。アメリカ、EU、インド、ブラジルで連合が起き、日本は外れてしまいました。まあ、日本は農業も含めて今後は自由化の方向に行かざるを得ないでしょう。関税という点では、輸入品についてそんなにかけられる状況ではありません。輸出で行く方向でしか行けない日本だが買い手市場となるとこうなってしまうのはやむを得ないのかもしれません。ただ、FTOを作っていくににしても政治力の無さがルールで日本に不利になってしまう状況というのは問題ではないかと思います。

4.パリーグプレーオフ、マリーンズ優勝の一歩手前で足踏み
 昨日のパリーグプレーオフ第3戦、9回まで4-0でロッテの優勝は間違いない、という雰囲気が流れていました。しかし、球場のファンはあきらめず、またプレッシャーのためか連続安打と押し出しのため4-4の同点となり、延長サヨナラでホークスが踏みとどまったわけです。千葉県民としては日本シリーズをマリンスタジアムで見たいという気分もあるわけですが、昨日の試合は見ごたえあり面白かったですね。


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2005.10.14

ネット世界化する株式市場

楽天がTBSの株式の15.46%を取得し、筆頭株主となり、共同持ち株会社を設立して経営統合をしよう、という提案をしてきました。TBS側はまだ態度を保留していますが、今後の動きはまだ不透明です。これらを思うと、株式上場という考え方が旧来の「市場」とは性質が異なってきているのでは、と思えるのです。

かつてのイメージとしては、株式市場はオープンとはいえ、そのプレーヤーは比較的限られており何か起きる前に内輪で話しがつく事が多かったと思います。しかし、ネットが広まるということは、プレイヤーの数が増え予想もしない参入がありえるということですね。

例えとしては良くないかもしれませんが、こうして公開しているBlog、ごく一部の人しか見ていないとは言え繋がっている先からはどこからでも見られることを前提としなければならない、ということは以前から言われていますし、私も記述にあたってはそれなりに気をつけているつもりです。そして、同じような心持が株式の公開企業にも言えるのですが、経営者に「全世界から見られている」という意識がどこまであったか、というと意外に弱いのかもしれません。

以前のエントリでニューストピックとしても取り上げましたが、公共工事も一般競争入札へ変わりつつあります。今回の総選挙で自民党内も事前協議型から公開討議型へ変わっていく様相を見せています。全世界に対し個人が個々で立ち向かわなければならない社会というのはかなり厳しい競争型社会でもありますが、少なくとも、「企業」という組織においては常に顧客を含めた一般社会と向き合う用意が必要なのではないか、と思っています。


(本エントリは週刊!木村剛への投稿でもあります)。

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2005.10.10

黒潮よさこい祭りを見てきました

昨日(10月9日)、銚子で第2回の黒潮よさこい祭りが開かれました。雨模様の中、開催が危ぶまれましたがなんとか時折小雨が降る程度で済み無事祭りが行われていました。

さて、今回の祭りは前回とは場所を変え、より規模が大きめとなっています。昨年は第1回ということもあり商店街の道路を止めて行っていました。道も狭いためあまり大きな連は組めない状態でした。しかし、今年は駅前の大通りを使った為に道幅を十分に取れ(片道2車線)、大旗を振るようなパフォーマンスも見られていました。

昨年、今年とまだ2回ですが、よさこいと以前から銚子にある「やっぺ踊り」を比べるとその差異はかなり大きいことに気づきます。やっぺ踊りは以前からある盆踊りの変形であり、お囃子と浴衣による踊りですね。衣装はともかく、踊りや音楽は「伝統に則ったもの」になっています。たいしてよさこいソーランは元々札幌の大学生が始めた経緯もあり極めて自由度が高いダンスパフォーマンスとなっています。

今回面白いな、と思ったのは近所の小見川町から来た連。歌舞伎に題材をとっていますが、これが合っています。法被をベースとした衣装、踊りの「止め」の方などは歌舞伎を参考にすることが多いでしょう。盆踊り系では「流れるような」踊りとなりますが、よさこいソーランの場合はスピードと止めの緩急で見せる事が多い為歌舞伎の見得とは重なることも多いように感じました。

また、地域おこしと考えてみても、自由度の高さが参加者の創意工夫に繋がる為よりに、やる気に繋がるものと思われます。子供達の連もいくつかありましたが、小学校では盆おどりをやるよりはこちらのよさこいの方が受けそうですしね。

また、銚子にはお囃子の伝統があるわけですが、今回はともかく次回以降は地元のお囃子を生かした連が出てくることを期待したいです。「跳ね太鼓」なる、太鼓を叩きながら踊る、という伝統もあるわけですから、銚子らしい踊りと音楽を作ることで外のよさこい祭りに呼ばれるくらいになって欲しいな、と思っています。大漁旗や銚子ちじみもあるわけですから。

というわけで、より盛り上がりを見せた黒潮よさこい祭りでした。やっぺ踊りの方はどうも縮小傾向らしい、という噂を聞いています。こちらは盆踊りという本来の形に戻るのかもしれません。

(下記にあるのはよさこいソーランに関する楽天の商品です。既に市場としても確立しているようですね)

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2005 10 10 [旅行・地域] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.10.08

今週のニュース(10/2~10/8)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.ペット医療保険会社のアニコム、保険会社への組織変更めざし増資へ

 ペットを飼われたことがある方はご存知でしょうが、犬や猫も結構病気をします。犬であれば予防注射があり、また各種の病気は人間並みにあります。このために獣医、動物病院があるわけですが、保険等はほとんどなく実費を支払う必要がありました。この市場に目をつけたのがアニコムです。当初は保険に関するパンフレットを動物病院においてもらうだけでも苦労したようですがテレビ番組などでの紹介もあり徐々にユーザーも増え、今回増資にいたったわけですね。民間保険であり、ユーザが少ない分まだ半額保障なのですが、ペット医療保険という市場が認知されるにつれて競争も起き、市場が拡大することも期待できるのではないかあと思っています。

2.国土交通省からの発注工事の指名競争入札廃止へ
 公共工事において各種談合が問題になっています。そして、入札者が限られる指名競争入札が談合の温床とも言われています。ただ、今回「工事希望型指名競争型」への変更のため、希望しなくてもとりあえず出しておく、とかが出てくるとか、裏組織があるとすると事前登録自体が談合により制御される可能性があります。地域的には地元の業者を、という考え方が生じるのですが、行政組織が「地域のブロック経済を守る組織」なのか、ユーザー(住民)へのサービス組織なのかによって考え方が変わってくるのでしょう。前者であるならば地域以内のマネーは外に出さない、という発想になりますが同時に他のブロック同士の競争となり、内部での競争が制限される分むしろ地盤沈下が起きてしまう可能性があります。後者はユーザーから得たマネーをいかに良質のサービスに変えるか、という競争になるため調達先に対する制限はありません。一般的にはユーザーと調達先が多少なりとも重なっていますので、どちらの声が大きいか、ということが政治の場で影響してくるのでしょう。
 今のバランスはどちらかというとユーザー側に傾いていると思っています。そういう意味では、建設業界全体が「市場化」に対応するべく生まれ変わる必要があるのかもしれません。

3.トヨタ、富士重工と業務提携へ
 富士重工(スバル)は水平対抗エンジンなど独自の技術を持ち、市場でも一定の位置を確保しています。ただ、企業規模は小さい為常にどこかの企業との連携をしてきました。かつては日産、そしてGMでしたが、GMの経営不振、製品での連携が進まないことなどを理由に、今回GM保有株がトヨタに移ることになりました。
 で、近々としてはスバルのアメリカ工場(SIA)のラインでトヨタ車生産ができるかどうか検討し、スバルの支援という形になっていくでしょう。そして、現レガシィユーザーとしては将来のスバル車がどうなるか、という事が気になります。ただ、商品構成としてはスバルとトヨタは相互補完が結構可能なのですよね。レガシィのようなステーションワゴンはトヨタもありますがレガシィの牙城はついに崩せずにいます。フォレスターとRAV4も同様にフォレスターの圧勝、と考えますとトヨタとしても全体の構成を見直す機会とも取れるのですよね。
 逆に、レガシィの設計思想にトヨタ色が入ってくるとレガシィの支持されている部分が無くなる恐れがあることを危惧してしまいます。トヨタの車が売れている理由というのは、「運転することが楽しい」ではなく、「運転の嫌な部分が他車に比べて少ない」からでは無いか、と思うのですよね。レクサス車も「静かだから」で売れていることを見ても判ります。
 一般的にはラクチンな車がいい、ボンネットの中は見たことが無い、という人の方が多い為、このゾーンをターゲットとして開発することは開発姿勢として正しいでしょう。ただ、そうでない市場もあり、この市場に受け入れられてきたのがスバルであることを考えると、開発の舵が妙な方向へ向かないか心配ですね。


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2005 10 08 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

FMCがPHSの轍を踏まないために

最近のニュースで、携帯と固定の電話番号を一本化しよう、というのがありました。と同時に、FMC(Fixed Mobile Convergence:固定と携帯の融合)というビジネスも進みつつあります。ただ、これってかつて見た光景のようにも思えます。それは、PHSです。

PHSの本来のコンセプトは、「家庭用コードレス電話が外でも使える」でした。ですので、高速移動体(車や電車など)で使うことは想定していませんし、主に都市部を前提としていたため地方での繋がりにくさもやむを得ない、と思われていました。
 ただ、ユーザーには携帯電話との違いが理解されなかったため、「繋がらないケータイ」とか、「安物」となってしまい、3社あったキャリアも1社を残すのみとなっています。この残った1社(ウィルコム、元DDIポケット)はPHSのメリットを前面に出すことで生き残りを果しました。

で、今回のFMCですが、有望視されているのは無線LANと携帯のデュアルバンドです。固定回線では無線LANなどの端末につなぎ安価もしくは構内用として無料、屋外では通常の電波で通信する、というものです。で、同じコンセプトでかつて「ドッチーモ」(PHSと携帯のデュアルバンド)がありました。企業用のソリューションとしてはそこそこ売れたようです。企業の内線電話としてPHSを導入し、そのまま外ではPHSまたは携帯という形ですね。ただ、やはり使い勝手が悪かったのか、大規模普及とは行きませんでした。

そして今回のFMCです。今回違うのは、固定電話のIP化が前提となっていることで、固定電話の方から移動体電話に歩み寄っていることが従来とは大きく違う点です。

かつて磐石の基盤と思われていた固定電話ですが、現在はIP電話に押されて通話のソリューションとしては「回線提供」のインフラとしての価値しかない、と言っても言い過ぎではないでしょう。局内装備としてのIP化は既に終わっているでしょうし、旧来の交換機に対する投資はNTTはしない、と言っていますから先細りは間違いありません。さらに、新しいサービスも出来ないことが問題でしょう。

FMCが進むことは、電話の主力が携帯に移ったことを明確に現しています。そして、いよいよ「個人に対する通信システム」として電話が変わったことも意味していると思います。ただ、こうなっていくと色々なサービスを提供するにあたっての端末接続に関しての標準化も必要になってくるかもしれません。現在の電話機はいちおうPlug and Play を実現しておりますし、FAXも同様です。もちろん、これは規格に沿っているからなのですが、IP化した後はもっとサービスの自由度が上がる為、機器が繋がるか、サービスが受けられるのか判断することがユーザーにとってより難しくなるでしょう。そう、なんでも繋がるのはPCくらいしかなく、ソフト設定という一般ユーザーには敷居が高い方法を取らざるを得なくなってしまうからです。PCは自由度が高い分、専用機のような「見れば判る」、「機能を隠す」デザインが出来ません。

最終ユーザが使うベース端末の設計(機能、デザイン、価格などすべて)がFMC導入や普及、ビジネスの成功の鍵を握っているようにも思えます。


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2005 10 08 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.10.04

LOHASに関する気持ち悪さ

ムーブメントというか、商業的な面で「LOHAS」というキーワードが取り上げられています。"Lifestyles Of Health And Sustainability"の頭文字ですね。まあ、言っていることは判ります。ただ、なんとなく印象として気持ち悪さが否めません。理由について考えてみました。

まず、「自然」であることのようですが、化学合成が本当に悪なのか。環境負荷という点では、草木染めか化学染料かなのではなく、「大量生産」か否か、という事が重要な気がします。

また、ヨガが出てきて精神を鍛えるというのですが、鍛えるというよりはゆとりを楽しんでいるようにも取れてしまいます。

なんかひがんでいるように聞こえますね・・その通りなのでしょう。ようは、これらの行動が本質的な点で「贅沢」であることと節制をイメージしていることとのギャップが違和感の原因なのかな、とも思っています。

さらには、贅沢をしていることが認知している(性能を追求しないことに財を使える)事もマーケティング的には重要なことかもしれません。今まで価値あるものとされていたもの(たとえば食品で言えば米や牛肉)が量産に苦労することでコモデティ化し、雑穀といわれていたヒエや粟が見直される、ということもそうでしょう。量産されていない分、「珍しい」という価値がつくわけですね。

飽食の代償としてのLOHASがあるとしたら、これは悲しいことなのかもしれません。提唱した人とは違う意味にとっていたとしても。


2005 10 04 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.10.02

今週のニュース(9/25~10/1)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.アナログテレビ放送停止シール、テレビに貼って販売
 現在の地上波テレビ放送はいわゆるアナログ方式です。そして、2011年7月にこの方式を終了し、デジタル方式に移行することが既に決まっており、今使用しているテレビは外付けチューナーなどをつながない限り見られなくなります。ただ、この点についてはまるで認知されていない為、総務省は2011年終了と書いたシールを11月から新規販売のアナログテレビに貼付するよう協力を求めることになりました。
 まあ、6年先の話ですので今すぐというわけではありませんが、通常10年程度使うテレビが使えなくなることを前提として販売することになりますので、認知をしっかりさせることは重要でしょう。また、この結果デジタル方式のテレビの台数が増えることで高止まり気味のデジタルテレビのコストダウンも期待できます。

ただ、いわゆる「超廉価品」が出せるほどの低価格化が望めない分、当分きつい状況が続くかもしれません。今後6年のうちに、液晶14型デジタルテレビ19800、となることを期待したいと思います。

2.特別国会、論戦開始
 首相、税制について競争力に関して言及しました。企業も国を選べる時代になった、ということを明言したのです。ただ、今見ていると民主党前原代表と小泉首相の意見が近すぎて、提案して受ける、というようになってしまい対決とはなりませんね。郵政法案審議の際の国民新党がどう出るかが楽しみですが。そして、医療、特別会計など今まで問題とされていた部分にどんどんとメスが入っていっています。かつては族議員の意向が強く改革とは行きませんでしたが、逆に計算上のシステム合理性の方が重要視される、という気もします。システムは明確な方がよいのですが、そこに不合理では無いようにやさしさを加えられるか、難しいところもあると思っています。

3.切っても直るマウス、発見
 従来再生しない臓器といわれている脳や心臓なども再生してしまうマウスが発見されました。しかも、この能力は移植可能ということです。哺乳類であるマウスで再生能力を持つものがあるとすれば、メカニズムさえ判ればヒトにも応用可能と思われます。そして、これは医学にとってのパラダイムシフトに繋がる可能性もあるのです。
 というのも、従来の怪我の治療というのは「再生の邪魔をしない」、「再生している間の時間を稼ぐ」ことしか実はできません。縫い合わせる、つなぐ、ということもこの後の再生があることが前提です。そして、再生治療ということがあるならば、受身ではなく能動的に「ここの再生を活発化させる」などの行動が取れるようになる可能性があるのです。
 まあ、ここまではそう簡単にはいかないでしょうが、人の体の中にはまだまだ秘められた可能性があるようです。

4.阪神タイガース、リーグ優勝決定
 野球はやっぱりピッチャーということで。3、4番がシーツ、金本なんだよなぁ・・(カープファンの嘆き)。

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2005.10.01

道路公団民営化スタート

郵政問題でかすんでしまった気配もありますが、道路公団が今日から民間会社としてスタートしました。人のやる事ですので、いきなりは変わらないでしょうが、世代が変わっていくにつれて徐々に変化と効率化が進むと思っています。

また、システム上の問題として直轄分の道路建設が止まらないのでは、とありますがこれは「族議員」の存在が前提となっていたでしょう。ただ、今回の選挙で自民党の構造がすっかり変わってしまいました。こうなると、逆に「作らせる」という圧力をかけること自体が難しくなるように思えます。

むしろ、民営化が順調に行った場合のロードサイドの色々なサービス企業への影響が大きくなることが予想されます。今まではインフラ提供するだけの殿様商売だったのが、SAのショッピングセンター化が進むとどうなるか。民間会社だと、「1万円以上お買い上げは500円以下の料金キャッシュバック」とか、そのSAの前後からの出入りは無料、とかがありえるのですね。さらに、近郊のショッピングセンターなどとの提携もありうるでしょう。ETCカードへの料金払い込み、という事もシステム上はありうるのです。

ETCとの組み合わせによる料金支払いの自由度は色々なアイディアが出てきます。これらを有効に生かしてサービス企業として育っていくことを期待していきたいと思います。


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