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2005.11.03
変化の前髪をつかむ為に
新しい小泉内閣が発足しました。もう、派閥の順位とか、力関係というところよりも政策で誰が向いているか、という話の方が普通に出来るようになっていると思います。もちろん、人事は権力の源泉ですので対抗勢力へのあてつけ、という面はあるでしょう。ただ、それでも比較的政策が見えてくる人事であることは間違いないと思います。
また、今言われている改革はすべて「変化」です。今までは、「今置かれている状況から脱出して昔の安定した世界に戻りたい」という志向があったと思いますが、これは二度と戻ってこない世界だろうと思っています。むしろ、「変化し続けるのが当たり前」という世界にあると思ってよいでしょう。となると、必要になるのは変化を見据えて自分が先手を取っていくことだと思っています。
過去も知った上で、新しい世界を思い描き、これに対して自分が対応する動きを設定する。そして、絶えずこの動きを修正しつつ先手を取れるようにする。民間企業ならば当たり前のことですが、政治の方も同じような感覚が通用するようになって来たと思っています。残るは官僚の部分ですが、ここも若手に関しては同じような動きが見られるようになりました。
ネット時代の速度は、政府のような図体の大きなところは中々着いていけない部分があります。しかし、逆についていけるようになった時、民間の方が遅れるとこれは悲惨なことになります。より一層アンテナを研ぎ澄まして、変化の先読みが必要になった時代かな、と思っています。
2005 11 03 [経済・政治・国際] | 固定リンク
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