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2006.01.30

音楽のファーストアプローチ

CDの販売枚数は99年を境に減少を続け、いまやピークの6割にまで落ち込んでいます。ナップスターなどのP2Pが悪い、という話もありましたが、どうも「音楽を買ってまで聞こう」という意欲自体が社会から無くなりつつあるのではないか、という気もするのです。

ネットはその敷居を下げる効果はあるでしょう。曲を調べて、店で探して、金を出して、という事は曲に対してよっぽど愛着が無いと出来ない行為かもしれません。

この状況への危機感は送り手側にもあるようで、ベテランミュージシャンがインディーズで出してiTMSで売る試みもしているようです。そして、この記事を読んでいて思ったのは、ではネットを主力の売り場とした場合、その楽曲はユーザーの認知度をどうやってあげるのだろうか、という疑問です。

テレビドラマやCMなどのタイアップ曲であれば、まだマスメディアに乗る分多少は知られる可能性が上がります。ただ、マスメディアの価値が下がっている今、かけただけのコストに見合うだけの売り上げがあるか。ロングテールとしてニッチを狙うならばそれこそマスメディアには乗りません。

では、ネットで、となりますが、今のWebで一番相性が悪いのが音声系のメディアでしょう。iPodによるポッドキャストにCMを仕込んで、と言う手も考えられますがやはりそれほど広がるとは思えないのです。Webページへのバナー広告も出来ないわけではないでしょうが、文字系から発達してきたWebで、いきなり音楽が流れるというのはあまり想定していませんし、音楽は複数を同時に流すことも出来ませんからプライマリーブラウザで、というのも判定が難しくなります。

Blogなどでのアフィリエイトくらいが可能性としてはありえますが(まだ無いけどAmazonやiTMSのアフィリエイトで試聴ページに飛ぶとか)、それでも売り方としては難しいでしょうね。よっぽどマニア受けするような所でないと。

ビートルズに始まったとも言われるポップスとその周辺産業も、よっぽどうまくやらないと緩慢な死を迎えてしまうような状況にあるように思えます。



2006 01 30 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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