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2006.01.31

投資への流れは止められない

ライブドア前社長の堀江氏が証券取引法違反等の疑いで逮捕されており、その株価吊り上げ手法が問題とされています。当然、推定無罪の原則がありますので現段階ではこれが本当に犯罪だったのかどうかはなんともいえません。情報も検察リークのものだけですしね。ただ、これで証券取引への流れに水が差されたか、というとこれは違うと思っています。

以前からずっと言われていましたが、日本の景気回復が遅れていたのはリスクマネーへの流れが止まっていたことも原因の一つでしょう。銀行から企業への融資や国債から株式投資まで、すべて何らかの投資に関するリターンを求めていく行為ですが、あまりにも守りに入っていたためリスクを取っていくという行為が縮小していました。本来は96年の金融ビッグバンのころから活発化すべきものが10年遅れてやってきたという感じです。

低金利政策もあり、長期を考えればたとえば外貨のMMF辺りを10年やれば、多少の為替変動は無視出来る程度の利率差が出るわけですし、株式配当も業績評価をきちんとやった上でのものならば定期預金などは問題にならないレベルになるわけですしね。

株価高いは七難隠す、という状況で、かつてはPKOと称して政府自ら株価吊り上げ策をしたくらいですが、実体験として今の株高の恩恵を受けた人たちはもう戻らないでしょう。また、当時のITバブルの頃とは各企業の体質がよっぽど筋肉質になり、贅肉をそぎ落とした強い形になっています。もちろん、個々の企業では色々と問題もあるでしょうが、育ちやすい環境になったでしょう。

ライブドアショックなどといいましたが、もう日経平均は元に戻りました。これはある意味当然で、他の企業の状況は何一つ変わってないわけですから落ちるほうがおかしいのですよね(マネックスによる担保価値ゼロ査定の方がよっぽど効いたとも言えます)。

もう後戻りできないところまで来ていると思います。手を出さない人は出さないでしょうが、株式投資を含めたリスクマネーも、特別のものでは無いと考えてよいのでしょう。こういう意味では東証を含めた市場側の方がビッグバンをなめてかかっていたようにも感じています。少数のプロ相手の世界ではなく、リテールの大衆が相手だ、という前提で立ちなおしていくことが市場自体の価値を高めていき、ひいては日本経済を強くするものだと思えます。


2006 01 31 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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コメント

なんか雰囲気は天井圏なんですけど、まだ続くのかな?
割安株がなくて、買う気が起きません(^^;

投稿者: ひろ (Jan 31, 2006, 11:47:29 PM)

ひろさん、いつもコメントありがとうございます。
天井といえば天井なんですが、抜けていくような気も
しないでも無いんですよね・・難しいところです。

投稿者: skywolf (Feb 5, 2006, 6:57:41 PM)