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2006.01.12

マツダの復権とがけっぷちのフォード

自動車メーカーとしてのマツダは、バブル期に手を広げすぎたのがたたり、大幅な赤字を出してフォードに救済され、社長を送り込まれることとなりました。ただ、元々の生産技術の高さと個性的なデザインを造る能力を維持したためか、ブランド戦略の一本化とともに復活を果しています。しかし、その逆にフォードは財務に走り肝心の開発能力が落ちてしまい、大幅な赤字と格付けの引き下げとなってしまいました。

まるで逆、と言うところが産業の面白いところでもあり、難しいところです。マツダの復権については既に色々な書物が出ていますので、私ごとき門外漢がどうこう言うところではありません。ただ、広島出身で以前フォードブランドのマツダの車に乗っていたものとしては、次期自家用車はまたマツダにしようかな、と思わせるものがあります。

そう、前の車を乗り換えたとき(99年)はマツダがどん底で日産もゴーン改革の途中、トヨタは(私に取っては)没個性で魅力を感じなかったため、レガシィ・ランカスターにしたという経緯があります。輸入車も検討したのですが、地方では整備などの不安があったこと、価格性能比ではやはり国産車に分がある、というのも大きかったですね。

まあ、選んだ車を見れば、マニアックな車が好き、というのはお分かりでしょうが、大多数のユーザ(特にトヨタ車)はともかく、メーカー自体が車が好き、という要素がないとつまらないな、と私は思っています。カローラなどは無個性の代表のように言われ、まさに白物家電と同様のレベルの意識でしょうが、それでも個性と言う面は重要でしょう。かつてWiLLという各社共同ブランドがあり、これはトヨタ、松下電器などが合同で作ったものです。並べてみればその業界で強いがブランド力に劣る各社が「ブランド」というものを全面に出していくことを試みたわけです。ただ、ブランディングとしては失敗と思えます。ブランドの個性が全面に出なかったのもさることながら、メーカーごとの個性(ブランド)が出てこなかったのも大きかったように思えるのです。

フォードはGMよりは個性が強いメーカーです。マツダの復権もマイナーであることを認識した上で個性をはっきりさせたことが理由の一つでしょう。1割メーカーならば、没個性の白物ではトヨタには絶対に勝てないわけですから。

で、スバルは今度トヨタ傘下となったわけですが、ここもマツダ以上の強烈な個性で売っています。トヨタに飼いならされるか、トヨタのいいとこ取りができるか。スバルはオーバースペック気味であるところがファンに支持されている面があるため(これが分かるくらいスバルユーザーはマニアが多い)、コストダウンが見透かされるようなトヨタ流設計がまかり通るようだと「ださいカルディナ」になったレガシィの未来は暗いですが、トヨタ流の緻密な生産とカイゼンで浮いたコストを性能に振り向けていければスバルも強くなり、トヨタも個性の生かせるようになるかもしれません。

レガシイをレクサスブランドで出せるくらいの根性をスバルには見せて欲しいものです(サーブ・スバルは失敗したけどね)

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2006 01 12 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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