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2006.02.26

今週のニュース(2/19~2/25)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.年金加入記録、ネットで閲覧可能に
 社会保険庁は、現在の年金加入記録について3月以降ネットでの確認・閲覧が可能になるサービスを始めると発表しました。現在窓口での問い合わせなどに時間がかかりすぎることへの対応と見られます。ただ、これはWebだけでは今問題になっている高齢者では対応できない人も多い可能性があるため、電話による自動応答サービスなどより使いやすい方法もあっても良いのでは、と思っています。今も1週間くらいかかるサービスはありますが、かなり面倒でした。今後は、この手の公的サービスについてe-Japan戦略に基づくネット化が進むことも想定できますが、汎用PCもさることながら、高機能電話機のような形でのある程度わかりやすい(機能を絞った)端末も必要なのかな、とも思っています(数が出ない分低価格が出来ない、という欠点をどう克服するかが問題なのですけどね)

2.日本郵政、民営化後の執行役員を発表
 来年秋からの始動を目指している日本郵政株式会社は、実務担当の執行役員を発表しました。ここで注目されているのは郵貯銀行担当の宇野氏が住友カード出身であることでしょう。今、税金や病院などかつてカードが使えなかった場所でのカード化が進むなど、電子マネーとあわせてカード化がかなり進みつつあります。この中、現金社会の象徴でもあった郵貯がカードに本格進出する、というのは既存のクレジットカード会社にとっては脅威であると思われます。銀行系といわれるカードも、DC,JCB,UFJが一体となり、実質三井住友との2種類だけになってしまいました(みずほはカードに関してはあまり独自色がありません)。あとは流通系のクレディセゾン、その他のORICO,AMEX、CITI程度となりました。ここで各社とのジョイントカードを出していた郵貯が独自発行をかけることで業界地図に変動が起きる可能性があります。与信業務という肝の部分でノウハウがあるか、という問題がああるためどこかのカード会社との大規模提携も想定できないわけではないですが、来年以降要注意と思われます。

3.高速道路建設の入札、落札率の大幅低下により低価格化進む
 高速道路の民営化と建設についてはまだまだ批判があるでしょうが、一般競争入札化の進行により落札率が5~10%の低下起きています。長野県ではさらに下がっている為、さらなる競争の激化も予想されます。
 さて、道路建設については決定にあたって純粋な交通網確保という面と、地元での雇用対策事業としての2面があったことは疑う余地はありません。ただ、露骨に仕事を出すことが目的とも言えないため、間接的に道路需要があるから、という形をとってきました。ただ、その資金もなくなって来た為本音の部分で勝負できないところが切られている、ということもあると思います。間接部門たる役所などの雇用維持のために事業を進める、というのは論外ですが地方への雇用移転という政治的な面をどう考えるか。競争力をつけた地方企業が各所で仕事を取っていく、というくらいの気構えが欲しいものです。

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2006.02.23

誰もがアスリートになれるわけではないけれど

iTMSについて、日経デジタルArenaで連載コラムが掲載されています。瀕死の音楽産業に対する疑問とiTMSが提起した新しい音楽の売り方について、実際に関わっている人が強く語っています。この中で、「ストリートに立つ」と言う事が一つのキーとなっています。


ネット時代というのは、ある意味誰もが発信できるストリートパフォーマーの群れができる状態と言ってよいでしょう。将棋の羽生氏が言うところの「高速道路」に立っていると言う事にも通じています。誰もが言葉を出せますが、同時に競争も激しくなり、かつ情報が早く届く分、宣伝などの力もかつて程は使えなくなる。「集中と選択」や、「特定スターとバーターで新人を売り込んでいく」プロダクションの力なども、セット売りが出来ない時代には通じなくなってきています。iTMSではアルバムの中の1曲だけを買うこともできる、というのはその象徴と言って良いと思います。

この中で、発信者として競争に勝っていくのは相当難しくなることが予想されます。前述のコラムでのバンドも、実力も名声もある人がストリートに立つ、と言う事の怖さもありますが、かつて鍛えた技術を生かせる分、新人よりも有利な位置に立っています。新人が育ちにくい世の中になっているのかもしれません。

今回のオリンピックも、70~80年代のヒットメドレーで入場するなどある意味過去の遺産に頼った演出をしています。これは世界的にもネタ切れを起こしている象徴のようにも感じています。そうした中、ベテランはプライドを捨てた、新人は若さだけでは通用しないという厳しい競争が待っている社会で、アスリートとして生きていけるわけでもない一般の人々がモチベーションを維持していけるか。ネット時代がもたらす厳しさはここにもあるのかも知れません。


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2006 02 23 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006.02.21

競技を素直に楽しむために

今行われているトリノオリンピック、昨夜はカーリング女子の試合が面白かったですね。BSではライブでやっているせいか、ゲームの張り詰めた空気、胃が痛くなるようなギリギリを狙ってくるストーン、スポーツ観戦の醍醐味の一つでしょう。と同時に、「オリンピック特番」というのは実は全然見ていない状況なのです。

アテネオリンピックの際も感じましたが、正直、私は競技を見るのが好きなのであってその他の物は雑音にしか取れません。民放での放送はCMを入れざるを得ないのはわかっていますが、女子モーグルの時のあまりにも観戦リズムを無視したCMの入れ方に耐え切れずNHK-BSでの放送時間になった瞬間に切り替えてしまいました。

また、実況もNHKは比較的抑揚を抑えた客観的な解説や実況が多いため、競技を楽しむ状態で観ることが出来ます。アルペンの滑降など日本選手が出ていない競技ほどそうですね。快晴の中雪原を行く超人たちの圧倒的な滑りは実に気持ちが良い物です。

もちろん、日本選手を応援する気持ちはおおいにあり、スノーボードクロスのライブを見ていたときは他の選手の転倒をついつい期待してしまいます。ただ、同時にアメリカ選手団の圧倒的な力を見せ付けられたのがスノーボードであり、スノーボードクロス女子の最後の金を逸した転倒は勝負の厳しさを見せ付ける結果ともなりました。

選手・協議への尊敬を持った放送を願いたいものです。

2006 02 21 [スポーツ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006.02.19

今週のニュース(2/12~2/18)

今週も気になったニュースを取り上げていきます。

1.偽物ブランド品の輸入、個人代行も規制対象に

現在、偽物ブランド品の持ち込みは商標法などで禁じられており、空港の税関でポスターを見た人も多くいると思います。ただ、業者が販売することには網がかけられても所有するだけでは違法にならない為、「持っているだけ」と称した個人輸入などによる持込が抜け穴となっていました。これを規制することで偽物の持込を締め出すことを目的としています。
 偽物については騙されて買うケースもあるでしょうが、わかっていて手にするケースも何度かあるでしょう。個人がわかっていて持っているのだからいいだろう、と思う人もいるでしょうが偽物を作ることを認めてしまうことで価値を高めていくという努力を否定していることはわかって欲しいと思います。


2.日本郵政社長、将来のM&Aの簡素化求める
 日本郵政社長の西川氏は、現在所轄官庁の許認可事項となっている買収などについて簡素化を求める意見を出しました。確かに、民営化するならばこれらの事業に対する自由度は上げないと意味が無いですね。そして、郵便業務が行き詰まり感があることを考えると、新しい民営化会社がたとえばコンビニチェーンを買収して新しいサービスネットワークを作っていく、と言う事も考えられます。物流会社との共同もあるかもしれません(航空会社とかね)。
 安易な買収による救済に使われてしまうことも考えられますが、健全な競争の中、サービスの向上に知恵を絞っていける方向に向かって欲しいと思っています。

3.厚労省、年金未納者は保険証の期間を短縮へ
 厚生労働省は新たな年金未納対策として年金未納者に対して国民健康保険の有効期間を短くし、未納が滞れば健康保険の更新停止をすることを打ち出しました。同時に、社労士、保険医の資格停止なども盛り込んでいます。これは実質強制徴収となっているサラリーマンなどに対し、事実上任意に近い状況だった自営業者などへの罰則強化と取れます。不公平感の解消とも思えますが、反発を招くことにもなりかねません。システムとしては確かに公的年金というのは結構良くできており民間保険では太刀打ちできない部分があります。ただ、税金に近い感覚があるため、サービス面での強化は必要でしょう。せめてきちんと納付している人たちは「お客様」扱いはして欲しいと思っています。

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2006 02 19 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006.02.17

見本市としてのオリンピック

トリノオリンピックが開幕し、色々な名勝負が繰り広げられています。日本選手が、というのはありますが、一観客の立場で見ればスーパーアスリートの超人的な動きを見ているだけでも楽しくなってしまいます。で、考えてみると、単独競技でのワールドカップというのは色々とありますが、複数の競技者が一同に集まってまとまって行う、というのはオリンピックしか無いな、と気づきました。


マイナー競技、メジャー競技と色々とありますが、国と地域別にまとまって選手団としてやってきて色々な競技をする、という運動会の原点がここにあるともいえます。同時に、各競技団体にとっては華やかな舞台であり、今後の競技のシェアを伸ばすための見本市とも言えるわけですね。

最近では、スノーボードやモーグルなどトリックを使う派手目の競技が増えてきました。時計とメジャーで競う競技から、ジャッジが点数を競う競技に力点が移っているようにも思えます。まあ、アルペン系の競技は圧倒的なスピード感があり、これはこれで楽しいのですが。

私個人としては、スキーをすることもあり、自然の風景の中で競技が行われることが多い冬のオリンピックは結構好きです。夏の競技で外の風景というのはマラソンやクロスカントリー程度ですからね。冬山の開放感とスピード感を一気に楽しめるのは冬の競技ならでは、と言えるでしょう。


(新競技のスケートのパシュート、3人そろって滑っている所は ジェットストリームアタックだな、と思った私はガンダム世代・・)


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2006 02 17 [スポーツ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006.02.13

ニートに神田川はどう響くか

南こうせつの「神田川」、70年代フォークの代表格の曲ですね。この頃は若者は一般的に貧乏で銭湯通いは当たり前、その中で恋人を待つ、という4畳半フォークと言われたものです。その後バブル経済もあり、若者は比較的金持ちになってきましたが、バブル崩壊の中ニートが増えてきた今、ニートの心にはこの神田川がどう聞こえているのだろう、と気になりました。

この点について、特別何かソースがあるわけではありません。私にとっても、学生時代はバブルの走りであって神田川は既に過去の話であり、その後就職して今に至っており、周りに特別ニートがいるわけでもありません。ただ、当時は「金は無いけど将来は何とかなる」という漠然とした希望のようなものもあり、実際今の就職活動と比べれば苦労は少なかったと思うのです。

「希望格差社会」という本が昨年話題になりました。私は未読なので内容についてはコメントできないのですが、今の現状が悪くとも、将来良くなるというイメージが持てるのとあきらめてしまうのでは全く違うのでしょう。

今年は団塊世代の大量退職と景気の上向きに伴い就職も増えつつあります。ただ、競争の厳しさ自体は変わらないわけで(後退したら負ける、という意識は企業からは抜けないでしょうから)、プレッシャーの中あきらめてしまう人が増えてしまうと社会全体の活力が下がってしまうという問題があります。

競争を維持しつつ、かつモチベーションを持たせ続けるというのは古くからある組織の問題ですが、景気が回復しつつあるからこそ、改めて考えていく必要があるように思っています。



2006 02 13 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006.02.12

今週のニュース(2/5~2/11)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.駐車禁止規制、民間監視員導入にあわせて大幅見直し
 駐車違反の取締りは6月から民間委託が始まります。ただ、この場合点数稼ぎで実質的に問題が無い場所でもすぐに通報されるなどノルマが厳しくなるでは、とか現状の規制や取り締まりの実体が交通安全に役立っていないのでは、などの指摘がありました。これらの指摘に対してか、現状の駐車規制区間の6.7%にあたる1万2千kmの区間で緩和もしくは撤廃が行われています。違法駐車が交通渋滞を招く、緊急車両の通行を妨げるなど悪い点が多々あるのは事実です。そして、本当に問題がある場所を規制してきちんと取り締まるということが上手く回っていけば民間委託への理解も広まるのではないか、と思っています。


2.ソニーピクチャーズ、BDによるソフト販売価格を発表。現状DVDの2割り増し程度か
 HDフォーマットのビデオは、家庭用としてはほぼ究極と言えるでしょう。現状の4倍の解像度を持つスーパーハイビジョンも実験されていますが、映画館などの業務用としてはともかく家庭用としては3Dなどの別の技術が出てこない限りほぼ現行のHDフォーマットでほぼ終わりのように思っています。このHDフォーマットを記録したBDソフトの価格がソニーピクチャーズから発表されました。現行DVDの2割増し程度がほとんど、ということは実質マニアにしてみれば「即買い」という事になります。BDでもリージョンコードは設定されますが、日本を含む東アジアと米国が同じリージョンに設定されたこともあり、輸入版の販売も促進されて日本でも価格競争が始まる可能性があります(USA版の日本映画とかね)。

 今年はモニタ側としてもHDが相当数普及(フルスペックでは無いにしろ)し、ソフト販売の条件も整いつつあります。こうしてHDを見慣れた結果、SDがかつての「白黒」扱いされてくるようになるのかもしれません(そこまでいかなくても、音楽のステレオとモノラル程度かな)。

3.軽自動車税、藤沢市でカード払い可能に

 各種料金の支払いにクレジットカードが使えるようになって来ましたが、ついに税金も直接カード払いが出来るようになって来ました。実は自動車税についてはコンビニ払いでedyが使えるケースもあり、実質的なカード払いは可能だったわけですが、今回は直接払うことでこの分の管理が分離できるようになります。現金社会といわれてきた日本ですが、税金もカードとなると、クレジットカードの普及に拍車がかかる可能性があります。情報がカード会社に握られることを嫌う節もあるでしょうが(大排気量車持っているとかね)、一般ではポイントやマイルが貯まることを歓迎していくケースが多いと思われます。現金を持って銀行へ行く、という時間も無いことなどを考えると、カード払いで済ませられるというのは利便性を確保出来る事でもありますし。

カードを作れない人はどうする、と言う問題はあるでしょうが、それこそ住基カードと税金払い専用カードを一体化する、という手もあるのかもしれません。


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2006 02 12 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006.02.08

「ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる」を読みました

梅田氏が今までBlogなどで書かれていたことをまとめた本「ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる」を読みました。既にR30氏山口 浩氏が書かれているように、ネットを使っている人、何だかわからんがネットがすごいらしいと思っている既存エスタブリッシュメント双方に向けて書かれている本でしょう。で、大半がグーグルについて書かれているわけです。

私なんぞは、IT業界の住人だったことはありません。一ユーザに過ぎないわけです。ただ、84年当時から一応PCを使っていて、日本でのパソ通、Win3.1時代からNetscapeを使い、ということでそれなりに見て来たつもりです。で、グーグル、アマゾンの変化を見てみると、ネットの向こう側に全部置いて、というのにまだ不安感を拭い去れないでいます。ツールとして利用するのは良いが、全幅の信頼を置くわけには行かない、と言うところに立ち位地があるためかも知れません。これは、Wikipediaに対する立場と同様ですね。Google検索自身、ユーザーの希望に完璧にマッチするわけではありませんし。このような中で、ミッションクリティカルな局面を預けられるのか、と言う点が「ネットの向こう側」に対する漠然とした不安感と利用法にかかってきます。

極小規模のユーザがAdSenseを使って小遣い稼ぎ、途上国での生計を立てる、というのには確かによいでしょうが、多くの人間の生活や命を預かっている大企業がどこまで当てにして良いのか。日本企業にWeb系で出てくるところが少ないのは、こういう愚直さが出ていることとも取れるのですよね。ユーザの自己責任と投げられない点で(家電使っていて事故っても「それはバグではなくて仕様です」と言えるところは日本企業ではないでしょう)。

また、以前にも書きましたが全員がデイトレーダーになれば社会が崩壊するのと同様、ネットでの活動が大きくなるにしても全員がAdSenseを使って生きられるわけではありませんしね。誰かがモノづくりもしなければならないわけで、その活動はネットによる援助はできても最終的には形にしなければなりません。グーグルが「メーカー」である以上、これも十分理解しているはずです。

ネットと言うカオスの海が少しずつ進化によって色々なものができ、収斂しつつある状況にあるようですが、ここで覇権を握るのがグーグルなのか、それとも単なるツールとして利用されるだけに終わるのか。「グーグルモバイル」とか、Tron構想にあるように全ての物にタグがついて出てくる情報を全て集める「グーグルユビキタス」になって得られる情報が整理されるようになったときどうなるか、という想像もでてくるのですけどね。



(追記:グーグルがSETIプログラムに参加したら面白いだろうな・・)

2006 02 08 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック

2006.02.07

コタツトップPCが良いんじゃない?

ネットとテレビの融合、と言う事が話題になって幾久しくなりますが、状況としては融合というか、ネット系がテレビのチューナの一つとなっていくような雰囲気があります。今の「デジタルテレビ」は3波チューナ(地上デジタル+BSデジタル+CSデジタル)が標準搭載な分けですが、ここにイーサネットポートとブラウザを加えるだけで見られる範囲が増えるだけ、という感じであります。双方向番組対応、ということでイーサネットポートも標準化しつつありますしね。

ユーザにとっては、映画やドラマなど「観客」になるコンテンツと、ニュースのような「ある程度意識して観る・読む」コンテンツ、さらにはBlogのような「参加する」コンテンツのように、どんなメディアでつながっているか、というよりもどんな意識で関わっているか、と言うほうが重要なのでしょう。無意識に使い分けているにしても。

で、ディスプレイの話になります。今日のITmediaに小寺信良が寄稿していますが、テレビとPC用ディスプレイには区別が無くなっていくのではないか、というものですね。ただ、ここで問題になるのが「キーボード」のありかたです。キーボードを巨大リモコンとして扱うのか(昔のNECの”CEREB"とかありましたねぇ)。

で、実のところ今便利に使っているのが「コタツトップノートPC」なわけです。今このBlogはコタツで無線LANにつながったノートPCを使ってテレビニュースを見ながら書いています。複数のメディアを使い分ける、という点ではこういうのは特に不思議な事ではないと思うのですよね。ニュースで気になったことがあればグーグルで調べるとか(ケータイで話しながらテレビを見る、というのと同じ感覚ということで)。

一つのディスプレイでマルチウィンドウでも良いでしょうが、一人ならともかくたとえば家族で一つの番組を見ながら、というのには向かないでしょう。シンクライアントで500$程度のリモコン兼用ノートPC(B5サイズ程度?)を各自で持つ(ケータイでは座って使うには小さすぎか?)、というのも高価ではありますが一つの姿としてありなのかもしれません。無線LANで家庭内サーバにつながっていて。


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2006.02.06

電気自動車時代の企業価値

2006年のアメリカ大統領一般教書演説において、ブッシュ大統領は「脱石油」とも取れる発言を行いました。本気なのか、単なるガソリン価格高騰に対する国民への言い訳なのかはなんともいえませんが、自動車産業において電気化が進むきっかけとなる可能性はあります。では、本当に進むのか。進むとした場合、企業の力関係は変わるのか考えてみました。


今の自動車会社を考えた場合、いくつかの機能があります。企画・設計については新規参入は難しいでしょう。単なる走るだけならともかく、量産車に対する安全性の要求度が上がっている今、クラッシュテストを出来る施設、コンピュータシミュレーションを行えるだけの蓄積が門外漢が始めるにはハードルがかなり高いように思えます。同様に組み立て技術もそうですね。

では、各部品はどうか。今の自動車はモジュール化が進んでおり、部品供給会社なしでは成り立たないのは事実です。そして、自動車会社が唯一内製にこだわっているのが「エンジン」という事になります。一部にヤマハエンジン搭載車があったりしますが(ボルボXC90のエンジンはヤマハ製)(参照)、大抵は自社でエンジンブロックの鋳造から行っており、特許の塊となっています。

そして、電気自動車時代になると、これがどうなるか。まず電池ですが、これは既に各企業が囲い込みを始めています。トヨタが富士重工(スバル)の株をGMから買いましたが、これはGM支援という面と、富士重工が持っていたカネボウ発の電池技術を買った、との見方が出来ます。ホンダも自社の燃料電池技術を磨いていますね。

ボディ、安全設計に関わる部分は変化なし。シート、ライト、カーナビなどのインターフェース部分も同様でしょう。操縦系のインターフェースは今更変えられないでしょうから。タイヤも同様ですね。制御精度が上がる分、多少は変わるでしょうが。

そして、モーターです。この部分で進んでいるのは日立製作所ですね。電気自動車時代に既存自動車会社にとってもっとも脅威といわれているのがここです。既に日産、マツダに対してe-4WDとしてのモーターシステムを供給していますし、電気系では技術的な強みを相当持っています。タイミング次第では、どこかの自動車会社を買って進出、と言う事もあるかもしれないし、逆に基幹部品を押さえることで利益を得ていくという考えかもしれません。

また、他に影響がありそうなところは、たとえば排ガス処理に使うプラチナ触媒が不要になるためプラチナ価格の下落が想定されるとかも想像できます(世界トータルでは分かりませんけどね)。

水素系の燃料電池になるのか、リチウムイオン系の電池自動車になるのか。水素・バッテリーハイブリッドになるのか(ロータリーが勝てるか?)。5年後の世界は結構変わっているのかもしれません。

2006 02 06 [経済・政治・国際] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006.02.04

災害に対する余裕が欲しい

首都圏鉄道が地震で4時間以上ストップする事態がありました。1日、震度3~4の地震があり、建物等に特段の被害はありませんでしたがJRなどの鉄道が点検のためストップ、大きな影響が出ました。安全第一なので点検自体は当然なのですが、これに対する影響が以前よりも大きくなっているような印象を受けています。

現代社会は色々と便利になっています。各種社会的インフラも安定度を増し、大きなトラブルなどはあまり起きません。停電なんて、30年前は年に数回あったり、テレビの「しばらくお待ち下さい」というのも以前は何度か体験しましたが、今はまず見ることはなくなっています。これ自体は関係者の努力もあり歓迎すべきことです。ただ、同時にこれをあまりにも「当然」と思いすぎると足元をすくわれる、というのが今回の地震の教訓でもあるように思えます。

便利になると引き換えにしたものは何か。鉄道であるならば「時間の余裕」と言う事でしょう。これは鉄道に限った話では無いとも言えます。

便利になり、障害が無いことが当たり前になると、障害に対する備えもなくしていくのは世の常です。ありもしない危機に備えておくのは通常の意識ではないですからね。ただ、これが「危機の確率が下がったからカットし、もしあったときはやむを得ない」と考えてカットする事に対する自己責任というのもあると思うのです。

地震、火事、台風など、予想も出来ない災害は常に起きます。これらに対応するための努力は常にしておかなければなりませんし、忘れてはならないのですが、これは対応する役所なり企業の責任ではなく、ユーザーも含めた社会システムの構成員全員の責任と思っています。非常食もグルメの時代(普段食べつけていないものは喉を通らない為結果的に食料にならない)ではありますが、それでも生きる力を身につけていくのは自分の責任であり、他に当たることのないような心積もりはできるようにしておいたほうが良いでしょう。これが心の余裕になり、パニックや二次災害を防ぐことにつながっていくことになると思っています(鍋でご飯が炊けるとかね)。


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2006 02 04 [防災情報] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

今週のニュース(1/29~2/4)

今週も気になったニュースを取り上げて行きます。

1.家計の貯蓄率低下。55年ぶりの低水準に
 内閣府の調査では、2004年の貯蓄率は2.8%と55年ぶりの最低を記録しました。2004年は景気としてはまだまだ低い状態(株価が上がってきたのは05年)ですので、貯蓄に回せる資金が無かったのは確かでしょう。ただ、では去年の統計が出たとして貯蓄率はそうは上がらない可能性になるかもしれません。
 貯蓄といいますが、銀行預金などはすべて「貸した金」です。銀行に貸して、銀行はこの借りた金を使って他の企業に貸すなり、住宅ローンで貸すなりして稼いで、利子をつけていくわけですね。まあ、決済サービスという面も強くなっているでしょうが。で、今の低金利では定期預金などの「動かせない貯金」というのはユーザーにとっては「安全性」という以外のメリットはありません。昨年来の株式市場の活況は、入ってきた金を貯蓄ではなく、「投資」という形で自己責任で運用を始めようとしている動きとも取れるのです。銀行なども貸し手側に対してはよりサービスを良くして行かないと、誰も貸してくれない、という事もありえるかもしれません。

2.

2006 02 04 [ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006.02.02

援竜、雪かき出動!

以前紹介したレスキューロボット「援竜」ですが、今回は雪国での雪かきや雪に埋もれた車の救出など、冬の災害救助に対応できるかの現地試験を行いました(紹介記事はこちら)。地震や火災を当初想定して作られていた援竜ですが、今冬の豪雪に対して耐寒・対雪と言う点でも需要がありそうです。


さて、記事にある動画などを見る限り、上手く使えば有用な可能性は高いようです。エンジン駆動のため比較的低温でも大丈夫ですし、軽自動車程度なら持ち上げるパワー、キャタピラ駆動ですから雪でも走れる、などいつ起こるかわからない火事・地震対応よりもほぼ毎年起きる除雪・雪対策用としての方が需要は高いかもしれません。

また、重機では壊してしまうかもしれない高いところや細かい作業もロボットアームならばきめ細かい作業も出来るでしょうし、今回は雪かきは苦労したハンド部分もカッターなどのアタッチメントを取り付けることで効率の良い作業も可能になるでしょう。

ロボットシステムもAIBOの撤退など行き詰まり感が少々感じられますが、実用面では需要を見つけて着実に進歩していくことが期待できると思っています。


二足歩行骨格:AGR64-1LEGS + 雷電CORE:AGR64-1CORE セットロボットの現在と未来

2006 02 02 [防災情報] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック