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2006.04.16
今週のニュース(4/9~4/15)
今週も気になったニュースを取り上げて行きます。
1.阪神電鉄株、阪急HDが取得か
現在阪神電鉄の筆頭株主は45.73%を所有する村上ファンドです。ただ、ファンドゆえに直接経営するわけではなく、どうやって転売なり企業分割をするなりしてリターンを得るのかが注目されてきました。ここで、売却先として浮上したのが平行して鉄道を走らせる阪急です。かつては阪神と同じくプロ野球チーム(阪急ブレーブス)を保有していましたが、いまは撤退している為こちらの面では問題ありません。平行して走らせている分、競争関係でも補完関係でもある分、すみわけは何とか可能でしょう。JRを含めた過当競争ともいえる阪神地区の私鉄に調整が始まった、と考えるべきかもしれません。
関東では私鉄間の競合というのは比較的少ないのですが、ネットワークの再編、という意味では今後は同様の事が起きる可能性は十分にある、と思われます。
2.地域ブランド、申請失敗も相次ぐ
各地の地域特産品を保護する目的で、「地域名+品名」をつけた商標登録が農協など地域を代表するといわれる団体からは申請が可能になりました。地域団体商標制度です。制度の概要はこちら。
特許庁によれば4月10日までに申請されたのは324件です。地域のブランド化への期待が伺えます。ただ、ここでは、ではどこまで適格団体となるのか、ということがその地域で整備されているかどうかが問題になります。古すぎて既に便乗商法が定着しているような場合には一本化は到底不可能でしょう。排除される側がOKするはずがありません。地域の中でも主導権争いなどがあると申請も出来ない状況になってしまいますし。ブランドは差別化ですから、集中と排除は当然ですが、特定企業では無いだけにブランド化への道は難しいところがあると思います。
3.Windows9xシリーズのサポート、今夏打ち切りへ
セキュリティホールなどへのパッチあてなどのサポートについて、マイクロソフトはWindows98/98SE/Meへのサポートを7月末で打ち切り、新しいパッチは出さないと発表しました。ただ、現実的にはまだ多数の9xマシンが稼動している今、ボット等の踏み台が増えていく可能性があります。まあ、9xマシンはマシンパワーも低いことやXPでは既に欠陥がふさがれているなど今後の新規のマシンでは対処されているケースが多いでしょうが、Vista発表後しばらくは続く混乱を考えると9xマシン打ち切りの影響は大きいかもしれません(学校あたりは古いマシンありそう・・)。
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Windows 98/98 SE/Meのサポートが今夏で打ち切りとなるらしい。
2006年7月11日をもってマイクロソフトからのテクニカルサポート、
セキュリティ更新プログラムの提供が打ち切られる。
セキュリティ更新プログラムの提供を打ち切るのはマイクロソフトにしては
カラスの勝手かもしれないが現実はまだまだWindows 98/98 SE/Meの
コンシューマユーザーは大勢いるわけで川上発想で打ち切り対象OSの
ユーザ�... 続きを読む
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