« 今週のニュース(3/26~4/1) | トップページ | 双方向性があってこそのBlog »

2006.04.03

逃げ場を求める心理市場

日本でトップのe-コマースといえば楽天です。ヤフーやライブドアも追いかけていますが、中々追いつけません。他のモールもどちらかといえば撤退傾向にあります。確かに、大前氏が言うように検索エンジンが発達すれば自己サイトに直接リーチできるのにわざわざ出店料を払ってモールに入る意味があるのか、という事になります。ただ、現実的にはそうも行かないようにも思っています。

一つは、検索エンジンの出来。現状では中々思うような商品やそのサイトにヒットしません。モール内検索の方が早い、という事実があります。普通に検索するのでは感想なのか商品サイトそのものなのかが中々判別できません。もう一つが「本当にそこから買って大丈夫なのか」という昔からの問題です。安定した運営をしている大企業という「ブランド」には、安心感があるでしょう。現実に個人情報流出などの問題点はありますが、代理人機能を果してくれるだろうという期待感があります。これは実は個人の買い物に限った話ではなく、企業間取引でもベンダーをとおしたり、ゼネコンを通したりすることの意味でもあります。

強い個ので目利きの能力がある人ならば、直接取引も可能なのでしょうが、慣れていない、その店の状況がわからないという中では、いきなり検索で出てきたからと言ってすぐに購買にまでたどり着けるか、というのは難しいと思われます。
 
グーグルは、検索エンジンの結果については「ロボットが出しただけ」というスタンスを一貫して持っています。つまり、検索結果の行動についてはグーグル社としては責任を持たない、ということなのです。これは、楽天のモール内での商品検索結果とは決定的に異なります。個々の店がきちんとしているかどうかへの責任を持つとは楽天は言っていませんが、商品の売り買いについては一定の責任があるといってよいでしょう。これはアメリカでもAmazonが行っていることと同じですね。

リスクヘッジともいえますし、「言い訳」を必要としているのかもしれません。どちらにしても、100%全部ユーザーが責任を取った直接取引だけになる、とは必ずしもいえないのではないでしょうか。

2006 04 03 [経済・政治・国際] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です: 逃げ場を求める心理市場:

コメント