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2006.05.31

愛国心は理解できるが

教育基本法の改正論議の中で、「愛国心」をどうするかが大きな話題になっています。戦時中の「非国民」という言葉と扱いが未だにトラウマに近い状態になっているからでしょう。実のところ、これらはメディアが作り上げた言葉という気もしないでもないのですが。

さて、愛国心という場合、私は基本的には賛成です。自分の国を大事にしよう、というのは社会秩序上必要でしょうし、同時に他国が存在し、他国民が自分達の国を大事にしていることを尊重することにもつながるでしょうから。ただ、問題はこれが組織維持の道具に堕してしまうことでしょう。

組織と言う場合、余裕がなくなってくると、愛されることを手段として使ってしまうことが過去の経験上ありえます。別にこれは国家に限った話ではなく、企業でも似たようなことはよくある話ですね。

で、さらに言えば、「愛される」のは国であり、国民であるというのが前提でないといけないと思っています。つまりは、「愛国心」及び、国を構成する国民を愛する義務を持つのが政府である、と言えると思っています。

国民が国を愛する意識を持つことも確かに重要ですし、教育の中に組み込むことも重要ですが、政府内の要因教育の中にも国民を愛し大切にする、という意識を同時に持たせて欲しいものです。

2006 05 31 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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