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2006.08.29

50年前の予測は当たらずといえども遠からじ

1960年、当時の科学技術庁が21世紀初頭には実現しているだろうという項目を135個あげました。そして約50年を経過した今年、文部科学省系の未来工学研究所がその検証を行い、おおむね実現できているのは4割程度、と発表しました。

結果は見本として一部しかWebでは見られませんが、結果についてはまあ当たっているかな、という部分と少し見方が違うのでは、というところに分かれています。

特徴的なのは、当時は原子力にかなり期待があったこと。原子ランプ、原子力船など、エネルギーにおいて原子力に大きな期待があったことが伺われます。

また、電子技術としては、電子計算機としてアナログとデジタルの両方が併記されており、まだ計算尺が現役だったことがわかります。で、家庭のオートメーション化が×として一部でも実現されていないようにありますが、これは私はせめて△(一部実現)ではないかな、と思っています。洗濯、皿洗いはどは単能機としてはかなりの完成度になっていますしね。「しゃべる印刷物」が×というのも、製品としては無いけどスキャナ、OCR,PCの音声合成で十分できていますからこれも△程度はあるように思えます。

で、見本の最後には「立法司法行政における人工頭脳の活用」が×となっています。これも、「造ろうとしてないだけ」という気がするのですよね。まあ、検索エンジンが進んでいますから、法令・規則や判例を引き出してくるということはある程度可能になっているような気がしますので、×に近い△程度はつけても良いのかな、と思っています。

こうしてみると、IT関係の組み合わせシステムに関する評価が厳しいというかそのような視点で評価をしていないな、という感想を持ちます。未来を志向するのはシミュレートが重要、と小松左京も「SF魂」で書いていますが、評価も同様ではないか、と感じています。


2006 08 29 [科学、学問] | 固定リンク

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