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2007.02.09

グレートゲームで立ち回る

いわゆる北朝鮮の核問題について、決着の方向で動いているとの報道が出ています。核凍結の代わりに重油供与などを与えるとか。拉致などの問題を抱える日本では反発が起きるのでしょうが、アメリカなどから見れば落しどころになっているようにも思えます。


結局のところ、北朝鮮に暴れないでいまのままいて欲しい中国、アメリカ、ロシアの立場を読みきった北朝鮮の外交的な得点と言えるでしょう。ただ、勝利と言えるかは微妙ですが。北朝鮮当局からすれば、とりあえずの寿命が延びた、としか思っていない可能性もあります。

「平和」ではなく当座の「安全」という意味では周辺国の利害を一致させ、援助を引き出すという作戦はありなのでしょう。逆に言えば、自らの経済力・軍事力だけでは生きていけないニッチな小国の懸命な生き方とも思えます。

北朝鮮のあり方については、私は否定しますし犯罪国家としてみても許せないのは事実です。ただ、現実に軍事衝突を起こす覚悟が日本にあるのか。無くなったあとの地政学的な緊張の高まりを認められるのか、という冷徹なまでの「ゲーム」にのらざるを得ないのが今の日本の立場であるのは事実だと思います。

(中小企業でニッチな立ち回りをせざるを得ない立場だと、実務者の気持ちは理解できるのかもしれませんな)



2007 02 09 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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