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2007.10.28

今週のニュース(10/22~10/28)

今週の気になったニュースです。

1.道路特定財源のうち揮発油税の全額一般化は見直しへ

 税金の中には、特定の使途に使うという名目の物があります。道路特定財源といわれているものもそうですね。特に揮発油税(ガソリン税など)は、法律上の税率からさらに暫定として上げられている実態があります。
 さて、プロジェクトマネージメント的に見た場合、「特定財源」などは、その目的を明確にしておかないと手段の目的化が発生しがちですが、この道路財源はその典型でしょう。理想を言えば、長期計画があり、毎年見直し、ということなのでしょうが、財源に関してはあるだけ仕事をするという流儀がまかり通っている為とても望めません。いわゆる政府側も「仕事を持ってくる」、「仕事を作り出す」事が権力につながるだけに余計にコストパフォーマンスを上げる、という事に対するインセンティブが働きにくくなっていると思えます。
 ただ、これからの「縮み」の時代を考えると、政治に携わる側は「こちらはこれだけの税金でこれだけの仕事が出来ます」という競争に向かっていく必要があるのでしょう。そうしないと、経済政策においても「足らなければ増税」という安直な方向に走り、却って経済成長を止める、という事になってしまいますから。

2.モロッコに高速鉄道:TGVが建設へ
 物流を考えた場合、大量・安価と言う点では船が優れているわけですが、内陸国では当然船は使えません。ではトラック、となりますが昨今の原油高、環境問題を考えると世界中でトラックが走り回る、というのはあまり考えたくないシナリオです。そこで鉄道、と言うことになります。
 トラックが発達する以前、鉄道網イコール物流網でした。シベリア鉄道、アムトラックなど長距離大陸横断鉄道が建設されてきました。これは軍事にも密接に絡んでいたわけです。そのうち、モータリゼーションの発達により、運営の自由度が高いトラックが伸びてきたわけですが、高速・安価・大量を考えると鉄道の優位さが改めて見直されてきていますね。

世界的に見た場合、TGVのシェアが高いというのは色々あるのでしょうが、日本の新幹線システムが勝てないというのは豪華仕様のせいなのか、運用スキルを要するのか、政府が悪いのか、色々と見直しが必要かと思われます。まあ、日本国内での鉄道建設に関してTGVが入ってくるということはおそらくありえないでしょうが(システムの接続性とかね)、競争力を持ったものにしないと結局利用者が高いものを買わされる、ということになりますので。


3.全日空、プレミアムクラス導入へ

全日空はこれまでのスーパーシートプレミアムをプレミアムクラスへ格上げすることにしました。シートピッチの拡大、ラウンジ使用などより豪華になっていきます。また、年300万円で乗り放題(運賃込みかどうかはあいまいなようですが)のプレミアムパスも設定するようです。
 まあ、普通席が結構狭いためゆったりした席で移動したい、お金はある、というニーズはあるでしょう。新幹線の普通席とグリーン車よりも差は大きいですし(新幹線の普通席は結構広いです)。ただ、サービスとして有効なのは専用セキュリティゲートによる優先入場、優先退場(専用出口で出たらそこに預けた手荷物が待っているとか)などの時間を節約するようなサービスではないか、と思われます(忙しいビジネスマン相手と考えれば特にね)。


2007 10 28 [ニュース] | 固定リンク

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