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2009.10.12

次の政権交代時にあること

民主党政権発足からまだ1カ月経っていないのですが、今回のことで政権交代がおこることが前提で政治をみることになります。やっと世界の普通の国になったわけですが、日本人としてはこれをどう見るべきなのか。今のうちに考えておいたほうが良いように思えます。

まずは、今回行われていることは、今までの自民党政権であったことの徹底的な破壊と思われます。以前の細川連立政権でも、寄せ集めの集団で準備期間もなかった分、ここまでは徹底していませんでした。国会でも、第一党は自民党でしたしね(なので、自社さ連立という組み替えが可能になったわけですが)。

で、今回の民主党政権、衆議院で308議席という絶対安定多数を握っています。以前の自民党にほぼ匹敵するわけですね。さらには、それなりにマニフェストを練る時間もあったため(内容の練り上げはともかく)、政策実行も党として一応の筋が通っています。その意味では破壊力は十分にあるわけですね。

そうなった後を考えると、民主党が国民の支持を失い、他の党(たとえば自民党)に政権が移った場合でも、ある種後戻りはできなくなっていることが考えられます。こうなった場合、政策決定システム自体が変わってしまっている中での政権選択選挙を考慮しなければなりません。政党側もより吟味したマニフェストを提示することとなり、有権者もそれが現実のものとなる前提で投票をすることになります。

となると、組み合わせで提示されたマニフェストのうち、どの部分を重視するか、またはどこが許せないか、ということを考えざるをえません。より難しい判断を求められる結果になるでしょう。となると、メディアも単なる力関係だの、政争だのをいうよりも、出てきた政策の裏まで考えてきちんと報道することが求められると思っています。

その意味では、投票が現実の政策として帰ってくるという民主主義ならではの有権者の責任にまでかえってくるという、より厳しい世界が現れた、ということでしょう。

2009 10 12 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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