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2009.11.02

巨大空港はどこまで便利?

首都圏の空港を考えた場合、羽田は国内、成田は国際と役割分担が固定されてしまっているために、海外に行く場合には飛行機を使うと羽田に来て、それから電車等で移動して乗り換え、となってしまい、非常に不便になっています。そのため、乗り継ぎを便利にしていこう、というハブ化は十分に理解できます。ただ、ではたとえば羽田をハブ化していくにしてもその規模はどの程度が適正と考えるべきなのでしょうか。


先日、羽田空港を利用する機会がありました。JALを使っので第一ターミナルです。発着が比較的端の方でしたので、結構歩きます。(10分程度?)。また、ターミナルから滑走路までも遠いため、地上を走る時間も長いです。C滑走路に降りて第一ターミナルまで行くと10分はやはり地上を走っています。

これが国際線のように5時間、6時間を飛んでくると考えるとトータル時間としてのロスは小さいと見ることができますが、日本の国内線のように新幹線と競争することを考えると、タイムテーブル+30分以上を見なければいけない羽田は結構不便、ともみられるのですね。しかも、これがD滑走路供用後はもっとひどくなることが想定されるのです。

今も混雑時間帯では、羽田の着陸待ちのために離陸を待たされることがあります。滑走路が増えて多少は緩和されるにしても、トータル時間で変わらなければあまり意味がないことになります。

となると、ひとつの空港を単純に巨大化するだけでなく、他の交通システムと一体となった戦略を考えていかなければならないでしょう。その意味ではハブ化するというのは航空だけでなく地上交通ともつなぐことを考慮しなければ意味がないことになります。

手荷物を含めて、トータルとして楽な旅行ができる交通システムとして整備してほしいと思っています。

2009 11 02 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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