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2010.03.26

プラズマTV購入と最近のFPD

今まで使っていたHDブラウン管TV(2001年の東芝32ZP)が回路の不調のせいか、視聴中に写らなくなるという現象が頻発するようになってしまいました。BDレコーダをつないで地デジ化、BSデジタルなどのHD画面は十分に楽しめていたのですが、写らなくなってしまっては仕方がありません。エコポイントでにぎわう家電量販店に急きょ新しいテレビを買いに行くことになりました。

薄型テレビ自体は以前から興味があり、ある程度下調べなどはしていたのですが、BDレコを入れたあとなので実質的な不自由がなくなったため購入は数年先と考えていたため、最近のエコポイントなどの状況は理解していませんでした。しかし、急きょ調べ始めたところここ数カ月でずいぶんと価格下落していることに気付きました。

当初は32~37型程度の液晶を買おうと思っていました。とはいえ、液晶はどうしても残像や黒浮きが気になっていたのも事実です。倍速駆動などの新技術でかなり良くなっていたのは事実ですが、HDブラウン管を見ていた分には違和感をぬぐえないのも実感でした。しかし、プラズマは大きくて高いため手が出ない、と思っていたのです。

そこへこの3月の決算期のバーゲンとエコポイントの切り替えによる在庫処分等が重なり、プラズマもそれに引きずられて値下がりが激しくなってきました。何せ液晶の37型が10万円を切る価格で普通に出ている状況です。ここでプラズマが20万超えとなると市場の実勢とは合わなくなって来ます。このためでしょうか、モデルチェンジ直前という事もあり日立の42型フルHD(P42-XP03)を13万8千円でノジマで購入しました。ネットでは素の価格で11万以下というのも見ていますが、設置・リサイクル引き取りの問題、長期保証が付きにくいこともありオープン記念で1万円程度のポイントと10年保証が無料で付いたことでこの価格で購入したのです。

初めて買ったプラズマですが、ブラウン管と比べての違和感のなさというのは特筆出来るでしょう。焼きつき問題のため、慣らしを兼ねて輝度を落としていますがリビングで蛍光灯直下でもやや暗いかな、とは思いますが十分見られます。液晶で感じていた白っぽくなる現象も感じず色がしっかりと乗っている印象です。また、よく言われることですが照明を落として映画を見ると諧調がきちんと乗ってよりきれいに見えてきます。

さて、液晶ですが実は2000年の小型ディスプレイTV(EIZOのGawin M-10)を持っており、ブラウン管TV故障のバックアップとして使っていました。これはIPSパネルで視野角の広さが売りです。実際、ほとんど真上や真横から見ても色が全くと言っていいほど変わりません。さすがに古い機種のため動画応答性は大したことがないのですが、動きが少ない画面では十分きれいです。パネル自体は4年前にリコールで交換したこともあり痛みもなくしっかりとした画質を出しています。これを見ると、最近のパネルの関してはコストダウンの影響が大きいのかな、とも思えてきます。

さらには、このような形で大型のFPDの実勢価格が下がってしまったため今後はさらに新しい技術をつけてくるのが難しくなってくるのではないか、と危惧すらしてしまっています。SONYも有機ELについては大型機の出番がなさそうですし、以前から言われていたSEDだの、FEDだのは出てくる気配はまるでなくなってしまいました。そういう意味では、今後は安物しかなくなってしまうのではないか、とも思えてしまうのです。

画質というのをどこまで考えるかといのはあるのですが、大型パネルであるだけに「写るだけ」というのではなく美しさを求めていける部分もあってほしいとは感じています。

2010 03 26 [経済・政治・国際] | 固定リンク

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